ホンダ、CRF1000Lアフリカツインのカラー、グラフィック担当の女性デザイナー「伝統と未来を、つなぐデザイン」対談企画を公開

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ホンダ公式サイト内”Honda Design”では、先日国内販売が発表され話題を呼んでいる「CRF1000Lアフリカツイン」のカラー&グラフィックを担当した女性デザイナー、桂川碧さんの対談が公開された。

今回桂川さんが対話するのは、広告宣伝、販売促進の企画等を行う株式会社ドラフトのアートディレクター川上恵莉子さん。ともに手掛ける媒体は違えども、二人は同じ「デザイナー」。デザインの力で、どのように伝統を継承し、新しい価値観を提示できるのか。
これまで二人が仕事を通じて感じた想いとともに語られている。

アフリカツインと言うと、ワイルドなイメージのアドベンチャーモデルであるが、桂川さんは往年のXRV750の生まれた生い立ちから、CRF450RALLYなど、現代に活躍するラリーモデルのイメージを理解しながら、カラーとグラフィックのデザインを固めていったことを語っている。
これまでVFR1200X、VFR800F/X、初代NCシリーズなどのカラーリングを担当し、今回自らも憧れのバイクであった「アフリカツイン」を担当した想いも、対談を通して語られている。

 

往年の人気車種・アフリカツインの復活

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川上:バイクのカラーリングだと、どんなことが考えられるのですか?

桂川:例えばスポーティーなタイプだったら力強いソリッドレッドが似合うかなとか。もちろんデザイナーの好みではなくコンセプトを表現する色というものを考えます。工業製品としての耐候性、耐久性などの物性を満足させられるものでなければならないので、けっこう制約も多いんです。

川上:でもバイクというしっかりしたカタチになるのは楽しそうです。なんというか、立体物として出来上がると、質感や物の実感があるじゃないですか。

桂川:そうですね。2015年10月にホンダモーターヨーロッパ・リミテッドから発表された「CRF1000L Africa Twin」の車体色は4種類あるのですが、中でも「CRF RALLY カラー」と「トリコロール」はアフリカツインブランド再興の象徴でもあるんです。

川上:ブランドの再興というと?

桂川:アフリカツインは、パリ・ダカールラリーで1986年から1989年まで4連勝を飾ったNXR750のレプリカモデルとして1988年に生まれました。それが「XRV650 Africa Twin」なんですね。走破性が高くどこへでも行けるオフロードバイクで、世界中のお客様に受け入れられていたのですが、2003年に生産を終了。ですがアフリカツインを求める声は高く、今回の復活に至ったという経緯があるんです。

CRF RALLY カラーは2013年にダカールラリーに復活参戦した「CRF450 RALLY」をイメージするカラー。そしてトリコロールは初代アフリカツインのイメージを継承しているものなんです。さらにCRF RALLYカラーでは今回初めてシートにもラインのグラフィックを施したんですよ。シートは柔らかいので大変高度な技術が必要なのですが、ラリーレーサーとしての勢いを表現するためにどうしても譲れない部分で、試行錯誤をくり返しました。

その他にもラインの勢いを強調するために車体のストライプをカウルの裏側まで巻き込んで貼ってもらったりもしていて、工場の方に「難しいよこれ。できるか分からないよ」って何度も言われながら、完成にこぎつけました。アフリカツインは私にとっても幼い頃からの憧れのバイクでしたので、そのアフリカツインを担当させてもらえて、すごく嬉しかったです。

 

冒険心とデザインの力で未来を切り拓く

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桂川:歴史あるものをデザインするって、表層だけではだめなんでしょうね。「CRF1000L Africa Twin」のトリコロールも、”初代と同じ色合わせで”と短略的に考えてはいけない部分でした。アフリカツインは世界中のお客様が乗ってくださり、愛してくださったプロダクト。そんなお客様方に敬意を払い、そしてアフリカツインをつくってきた先輩たちの熱い気持ちも受け取り、それらの想いを「CRF1000L Africa Twin」に込めて、いま生きている方々や未来に向け、魅力的な製品としてこれから先もずっと愛されるようなモデルにしていかなければならない役目があると感じたんです。伝統の継承とはそういうことなのかなと。

川上:デザインする媒体が違っても、桂川さんと同じ気持ちです。デザイナーって、求められることが装飾や表現力に偏りがちというか。でも実はそこに至るまでがデザインの多くで、対象の引き出さなければならない要素を探すことが、重要だと思うんです。

桂川:周りにある無駄なものをそぎ落とし、本質をつかまなければ伝わらないんですよね。

川上:伝統的なものをデザインする時も、私の年代の視点を通しているので自ずと現代的になっていく。

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情報提供元 [ Honda ]

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