新型アフリカツインで実感したDCTの凄さとは!

【ケニー佐川:Webikeニュース編集長】

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最近何かと話題に登ることが多い新型アフリカツイン「CRF1000L Africa Twin」についに試乗してきました。

25年の進化は大きい

いろいろな筋から、かなりの完成度とは聞いていたのですが、実際に乗ってみると予想以上でした。

まず驚いたのはオフロード性能です。排気量1000ccで車重も230kg以上あると聞けば、普通ならそうそうオフロードなど走れそうにないと思うことでしょう。

ところが新型アフリカツインは、プレス向け試乗会が開催されたモトクロスコースをいとも簡単に軽やかに走り抜けていきました。

私はオフロードのエキスパートではないですが、いきなり乗った初めてのコースでも、ちょっとしたスライドやジャンプなども割と簡単にできてしまうのです。しかも怖くないし、かなり走り込んでも疲れない。

調べてみると、車体サイズや車重はあの巨大に思えた初代アフリカツインとほぼ同じなんですね。当時あれでジャンプを飛ぶなど想像だにしませんでしたが、新型では飛べる気がしてきます。やはり25年の進化は大きいと再認識した次第です。

二輪としてはホンダが世界初となる有段式自動変速機

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そのカギはDCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)にあると確信しました。

皆さんご存じと思いますが、すでにNCシリーズなどに搭載されている有段式自動変速機のことで、二輪としてはホンダが世界初。そして、オフロードモデルとしてはもちろん新型アフリカツインが初めてです。

現場にいたホンダの開発者が絶対的な自信で奨めてくるDCTに、私も最初は「オフ車にオートマってどうよ?」と思っていましたが、その答えを知るのに数分もかかりませんでした。

その後マニュアルミッション仕様と乗り比べてみましたが、断然DCT仕様のほうが楽で失敗がなく速く走れるのです。いかに自分のシフトワークやクラッチ操作が未熟なのかが身をもって分かりました。

見方を変えれば、そうした左手や左足の操作がなくなるだけで、他のもっと大事なことに神経を注げるということも。

要となるのは進化したDCTそのもの

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たとえばコーナー手前ではシフトダウンはDCTに任せてブレーキングに集中できるし、タイトターンでクラッチを握らなくてもエンストの心配もない。シフトアップ時も足先でペダルを探さなくていいし、トラクションが途切れないので常にグリップが安定していて、結果的に加速も速いなど良いことずくめ。

通常であればスタックしてしまいそうなヌタヌタの泥濘やフカフカの砂地でも、何も考えずにスロットルを開けるだけでスルスルと登って行ってしまうのです。

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もちろん新型エンジンも扱いやすく、他にもライディングモードやオフロード専用ABS、トラクションコントロールなどの最新の電子制御もふんだんに盛り込まれているのですが、やはりその要となるのは進化したDCTそのものなのだと、若干の自分への敗北感とともに理解しました。

新型アフリカツインはまさに開発コンセプトどおり「どこへでも、どこまでも行ける」本物のアドベンチャーモデルでした。詳しいインプレッションは近日中にご報告させていただきたいと思いますのでお楽しみに!

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