[YAMAHA]MotoGP ロレンソ、ロッシが2016シーズン最初のMotoGP公式テストを1-2で終了

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Movistar Yamaha MotoGPが1-2フィニッシュ

2ヵ月間の休暇を終え、Movistar Yamaha MotoGPがマレーシアに集結。セパン・インターナショナル・サーキットで行われた今年初めのMotoGP公式テストに参加し、新しいシーズンをスタートした。J・ロレンソとV・ロッシは、この日から順調にペースを上げ、それぞれ1位と2位のタイムを記録した。

ロレンソはサーキット到着時には体調が万全ではなかったにもかかわらず、YZR-M1に跨った途端に状態が好転。最初の1時間で5位まで上がり、その後もスムースなライディングを続けながらトップへと浮上した。自らの最速ペースを記録したあとは、セッティングについて様々なオプションをテスト。ベストラップは2位以下に1.033秒差をつける2分00秒684をマークした。

チームメイトのロッシもまた、新型YZR-M1での初走行を待ち望んでいた。そして走行開始から1時間とかからずに暫定トップへ浮上。身体が十分に暖まると、そのまま続けて2種類のセッティングをテストした。E・ラバティーの転倒で赤旗が提示され、セッションは一時中断されたものの、ロッシは予定していたテストをほぼ完了。参加ライダー中最多の55ラップを走破し、2分01秒717のベストラップで2位につけた。

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セパンテスト1日目(2月1日)結果

順位 ライダー名 チーム名 マシン タイム
1 J・ロレンソ Movistar Yamaha MotoGP Yamaha 2’00.684
2 V・ロッシ Movistar Yamaha MotoGP Yamaha 2’01.717
3 D・ペドロサ Repsol Honda Team Honda 2’01.780
4 D・ペトルッチ Octo Pramac Yakhnich Ducati 2’01.811
5 A・イアンノーネ Ducati Team Ducati 2’01.912
6 H・バルベラ Avintia Racing Ducati 2’02.002
12 P・エスパルガロ Monster Yamaha Tech 3 Yamaha 2’02.646
15 B・スミス Monster Yamaha Tech 3 Yamaha 2’03.026

セパン レコードラップ: J・ロレンソ 2分00秒606(2015年)
セパン ベストラップ: D・ペドロサ 1分59秒053(2015年)

2月2日(2日目)
2日目も順調にペースアップ

テスト初日に1-2を獲得したMovistar Yamaha MotoGP。ロレンソとロッシはさらなる前進を目指して2日目に臨み、多くのテスト項目を順調にこなしながら、ともに昨日までのベストラップをコンマ5秒以上、短縮。それぞれ2位と6位を獲得した。

ロレンソはセッション序盤からハイペースをキープし、3ラップ目で早くも暫定トップに浮上。体調は100%の状態ではなかったものの、いつものように強気でプッシュし続け、第5コーナーでの転倒後もペースを緩めることはなかった。同時に、チームのメカニックたちが2016年型YZR-M1、新型電子制御システム、ミシュラン・タイヤの最適なコンビネーションを追求したことで大幅に前進。タイムは2分00秒155へと更新し、トップから0.060秒差の2位となった。L・バズが転倒したあとミシュランは、安全性を考慮してソフト・コンパウンドのリアタイヤの使用を取りやめており、ロレンソのベストラップはハード・コンパウンドのタイヤで記録したもの。

チームメイトのロッシも好調をキープ。午前中のセッションはバズの転倒で長く中断されたが、再開後にはセッティング面で順調な前進を見せ、ラップタイムもコンスタントに短縮していった。そして最終的には昨日までのタイムをコンマ7秒近く更新する2分01秒021で6位。午後のセッションでは様々なタイヤ・オプションをテストし、トータル54ラップを走り切った。

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セパンテスト2日目(2月2日)結果

順位 ライダー名 チーム名 マシン タイム
1 D・ペトルッチ Octo Pramac Yakhnich Ducati 2’00.095
2 J・ロレンソ Movistar Yamaha MotoGP Yamaha 2’00.155
3 H・バルベラ Avintia Racing Ducati 2’00.387
4 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 2’00.843
5 C・クラッチロー LCR Honda Honda 2’00.899
6 V・ロッシ Movistar Yamaha MotoGP Yamaha 2’01.021
10 B・スミス Monster Yamaha Tech 3 Yamaha 2’01.107
15 P・エスパルガロ Monster Yamaha Tech 3 Yamaha 2’01.992
20 中須賀克行 Yamaha Test Team Yamaha 2’02.691

セパン レコードラップ: J・ロレンソ 2分00秒606(2015年)
セパン ベストラップ: D・ペドロサ 1分59秒053(2015年)

2月3日(3日目)
トップ獲得でセパンテストを終了

セパン・インターナショナル・サーキットで行われた公式テストの最終日は、午前中に雨が降ったため、Movistar Yamaha MotoGPは走行を取りやめることとした。午後になってコース状況が回復したためテストを開始すると、ロレンソとロッシは素早くペースを上げて強さをアピール。それぞれ総合1位と2位を獲得して3日間のテストを無事終了した。

ロレンソはピットを離れるとすぐさまトップに立ち、2分00秒882を記録。その後ロッシが一時これを上回ったが、ロレンソは2分00秒016に更新してトップを奪い返した。まもなくして天候悪化のため再び走行を中断。残り1時間あまりとなったところで再びコースに戻ると、ついには2分00秒の壁を破る1分59秒580をマークした。この記録で2位以下に0.976秒差をつけ、3日間の総合トップを獲得した。
 
チームメイトのロッシはほぼ最後尾でコースイン。その速さを見せつけるようにペースを上げ、最初のアタックで4位につけた。そしてセッション中盤では2分00秒556まで更新してトップに浮上。しかしほどなく雨が降り出したためピットに引き返すこととなった。残り40分で走行を再開し、いくつかのパーツ・テストを完了。2位で公式初テストを終了した。

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セパンテスト3日目(2月3日)結果

順位 ライダー名 チーム名 マシン タイム
1 J・ロレンソ Movistar Yamaha MotoGP Yamaha 1’59.580
2 V・ロッシ Movistar Yamaha MotoGP Yamaha 2’00.556
3 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 2’00.883
4 C・クラッチロー LCR Honda Honda 2’00.992
5 C・ストーナー Ducati Team Ducati 2’01.070
6 D・ペドロサ Repsol Honda Team Honda 2’01.161
15 P・エスパルガロ Monster Yamaha Tech 3 Yamaha 2’01.870
16 B・スミス Monster Yamaha Tech 3 Yamaha 2’01.918
19 中須賀克行 Yamaha Test Team Yamaha 2’02.940

セパン レコードラップ: J・ロレンソ 2分00秒606(2015年)
セパン ベストラップ: D・ペドロサ 1分59秒053(2015年)

J・ロレンソ選手談:(3日目:1位/1分59秒580)
「ラップタイムがすべてを物語っている。新型の電子制御システムとハード・コンパウンドのリアタイヤであのすばらしいタイムを記録することができたんだ。昨日のことがあったから、今日もソフト・コンパウンドは使えなかったからね。ミシュランのフロントタイヤは、フィーリングがとても良くなっているので大いに気に入っている。彼らの努力のおかげで、去年まで使っていたものにかなり近づいてきているんだ。とにかくこの3日間、とても気持ちよく、速く走ることができた。体調は万全というわけにはいかなかったけれど、次のフィリップアイランドではもっと強くなって、決勝シミュレーションも行いたいと思っている」

V・ロッシ選手談(3日目:2位/2分00秒556)
「今回のテストにも今日の走りにも満足しているよ。とてもいい仕事ができたし、たくさんのことを試して、マシンを改善していくための貴重なデータを収集することができたからね。しかも2分00秒556を記録。実際、もう少し短縮することも可能だったと思っているけれど、2位を獲得できたのだから悪くはないよね。でも課題はまだたくさん残っているんだ。未だに答えが出ていないことは、マシンの方向性を2015年型に近いものにするのか、2016年型にするのかということ。終盤になって新型も悪くなかったので、次のフィリップアイランドでまた試してみたい。エンジニアたちが新型電子制御システムに熱心に取り組み、ミシュランもフロントタイヤを改善してくれた。ウイングレットもとても面白くて、空気の流れを変えてくれるんだけど、僕はあまり違いを感じられなかったよ…。正直なところウイングがないほうが好きだな。だってそのほうがずっと美しいからね!」

M・メレガリ談(Movistar Yamaha MotoGP、チーム・ディレクター)
「テスト最終日は天候に翻弄されてしまった。やるべきことがたくさんあったのに、多くの時間をピットボックスのなかで費やすことになり残念だ。短い走行時間のなかではタイムアタックを行ったことと、セッション終盤になってようやくいくつかのニューパーツを試すことができただけ。ホルヘはそれに加えてフロントタイヤもテストした。それでも3日間のパフォーマンスには満足することができたし、良い結果を残すこともできた。すなわち総合順位で1位と2位。ホルヘのラップタイムは非常にすばらしく、今後に生かすための貴重なデータを収集することもできたと思っている。シャシー選択の方向性については80%の確信があるものの、決定には至らなかった。タイヤ、フィーリング、ライダーたちのパフォーマンスは大幅に前進しており、新型ソフトウエアについても同様のことが言える。2週間後のフィリップアイランドでさらなるステップアップを目指す」

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情報提供元 [ YAMAHA発動機 ]

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