【賀曽利隆 コラム】V-ストローム1000で行く台湾(上)

【賀曽利隆:冒険家・ツーリングジャーナリスト】

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V-ストローム1000で台湾をマスツーリング

昨年(2015年)にカソリが体験した「台湾ツーリング」は、台北の松江路という場所にある台湾スズキの台鈴工業本社前から始まった。
そこからV-ストローム1000の新車に乗って走り出し、台北駅に近い「サニーカフェ」へ。ここが出発式のセレモニー会場。

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「サニーカフェ」の若きマダムが初めてだという着物姿で出迎えてくれた。店の前の広場には今回のV-ストローム1000による台湾ツーリングの横断幕が掲げられている。

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▲サニーカフェのマダム特製の朝食をいただく
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▲出発セレモニーとしてお守りを首にかけてもらう

台湾のオーナーズクラブと共に台北を出発

店内には同行してくれるV-ストローム・クラブのみなさんが待ち構えていた。女性ライダーもいる。そのほか台湾メディアのみなさん6名も同行取材してくれる。
驚いたのは6名全員がWEBのバイクマガジンだということだ。台湾ではバイク誌からWEBのバイクマガジンへと急速に時代が変わっている。

バイク専門のツアー会社「日本重車自駕旅遊」を運営している黄敬強さんが、V-ストローム650に乗ってやって来る。黄さんは通訳として同行してくれるのだ。

全部で15台のV-ストロームと台鈴の李さん、蘇さんの乗るスズキのビッグスクーターのバーグマン2台。全部で17台のバイクで台北を出発。これは壮観なシーン。「スクーター大国」の台湾にも、ビッグバイクの時代が到来したかのようなシーンだった。

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▲台北から国道9号を南下するカソリ号のV-ストローム1000
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▲小休止した坪林の町を出発

亜熱帯の世界。山岳のワインディングを抜ける

台北を出発すると、国道9号で台湾北部の山岳地帯を縫って走り、台湾東部の花蓮を目指す。道はワインディングの連続。交通量は多い。大型バス、大型トラックも走っている。それらの先行車を山岳ロードで次々に追い抜いていくのはけっこう大変。
走りながら見上げる青い空と見渡すかぎりの青い山並み。道路脇の小さな畑ではバナナやパパイヤ、タロイモ、キャッサバなどを見る。
ここは亜熱帯の世界。猛暑の日本からやってきたので、台湾の山岳地帯の暑さは心地良いほどだった。

礁渓温泉のある礁渓で昼食。国道9号沿いの店に入る。広い店内は我々が入ると、全部のテーブルが埋まるほどの盛況ぶり。円卓を囲んでの楽しい食事が始まる。
円卓を回しながら次から次と出てくる料理をみんなで取り分ける。待つことはほとんどない。このスピーディーさには感心してしまう。店は家族総出といった感じで大忙し。子供たちも手伝っている。

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▲先頭を走るカソリ号のV-ストローム1000。快適なワインディング
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▲カソリ、気合を入れて台湾東海岸のワインディングを走り抜ける

日本に一番近い町、蘇奥を過ぎると台湾中央山脈の山並みが海に迫り、断崖が連続する。山並みの中腹のワインディングルートをV-ストローム1000で走り抜けていく。わずかな平地が開けたところで国道9号を離れ、海岸へ。目の前の海の向こうは与那国島。日本に向かって思いっきり「万歳!」を叫んでやった。

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▲太平洋の砂浜に立っての「万歳ポーズ」

台湾東海岸の中心都市、花蓮に到着すると、町中の「力麗哲園飯店」(ガーデンホテル)に泊まった。洒落たホテル。夕食はたいへんなご馳走。海鮮料理のオンパレードといったところだ。

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▲花蓮の夕食。台湾の海鮮料理をふんだんに食べる

我ら「V-ストローム軍団」は円卓を囲み、「台湾ビール」を飲みながら海鮮料理を食べる。マグロの刺身を皮切りに、ホタテ、カニ、エビ、白身の魚と次々に台湾の海鮮料理が出てくる。魚大好きのカソリにとってはたまらない花蓮の夕食になった。

》【賀曽利隆 コラム】V-ストローム1000で行く台湾(下)

賀曽利隆

賀曽利隆冒険家・ツーリングジャーナリスト

投稿者プロフィール

1947年東京生まれ。
1968年から2年間をかけてアフリカを一周したのを皮切りに、バイクで世界の6大陸を駆け巡る。
1982年には「パリ→ダカールラリー」に日本人ライダー初の参戦。1987年には「サハラ砂漠往復縦断」。7度の「日本一周」を成しとげ、「70代編日本一周」を目指している。
ツーリングマップル東北の担当ライダーで、東北の道という道を精力的に走っている。
モットーは「生涯旅人!」

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