【TRIUMPH編】来季を期待させるラインナップの充実化 | 和歌山利宏EICMA現地レポート

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【和歌山利宏:モーターサイクルジャーナリスト】

来季を期待させるラインナップの充実化

ブースでのカンファレンスは、セールス&マーケティングディレクターのポール・ストラウド氏が演壇に立ち、彼自身が市場状況に触れた後、新機種の紹介までを行っていく流れで行われた。

今回のEICMAで発表されたのは、新型スピードトリプルとリニューアルされたタイガーエクスプローラーだ。

最初に、カール・フォガティが乗るスピードトリプルRが左側のプラットフォームに登壇。ストラウド氏は「スピードトリプルは誰もが楽しめるエキサイティングマシン」と付け加える。ドゥカティで4回のSBKチャンピオンに輝くフォガティは、トライアンフでの参戦経験はないが英国のヒーローなのだ。

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そして、右側にはタイガーエクスプローラーXCに乗ったチャーリー・ボアマンが登場した。ボアマンは俳優で、俳優仲間のユアン・マクレガーとユーラシア大陸とアメリカ大陸を横断、それがドキュメント番組になったこともあり、またダカールラリーへ出場するなど、英国ではバイク通の有名人だ。ストラウド氏は「TSAS(トライアンフ・セミアクティブサス)などの新技術搭載の大陸横断マシンを発表できるのは素晴らしいこと」と語る。

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新型スピードトリプルは、エンジンに104箇所もの刷新を加え、電子制御スロットルを採用。今日の最先端電子制御を投入したモデルで、Rは前後サスや外装パーツを高グレード化した上級型である。

一方の新型タイガーエクスプローラーは、最先端電子制御を投入し、アドベンチャーとしての装備を充実させており、オンロード指向のXRシリーズと、オフロード指向のXCシリーズからなる。それぞれにXRt、XRx、XCx、XCaという上級バーションが用意され、それらは慣性計測ユニットIMUを装備、制御を高度化させている。

水冷1200ccエンジン搭載の新ボンネビルシリーズは前月に発表されたため登場せず、また、スピードトリプルも前週にリリースが流されており、カンファレンスとしての盛り上がりは今一歩。また、ブースで最も注目を浴びていたのは、カンファレンスで紹介されなかったボンネビルシリーズであった。

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だが、モデルを充実させていることは確かで、それはストラウド氏の「来年を楽しみにしていることは言うまでもない」の締め括りの言葉に集約されていた。

Speed Triple R
Speed Triple R
Tiger Explorer XR
Tiger Explorer XR
Tiger Explorer XRt
Tiger Explorer XRt
Tiger Explorer XRx
Tiger Explorer XRx
Tiger Explorer XCx
Tiger Explorer XCx
Tiger Explorer XCa
Tiger Explorer XCa
Bonneville Thruxton R
Bonneville Thruxton R
Bonneville T120
Bonneville T120
Bonneville Street Twin
Bonneville Street Twin

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【メーカー別 現地レポート】

◆【HONDA編】500ccツインシリーズの新型車を発表
◆【YAMAHA編】着実に明確化されていくヤマハのビジョン
◆【SUZUKI編】二輪部門への積極性を感じた来季計画
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和歌山利宏

和歌山利宏モーターサイクルジャーナリスト

投稿者プロフィール

1975年にヤマハ発動機に入社。ロードスポーツの開発に携わる。
レーシングライダーとしても活躍し、鈴鹿8耐第4回大会では4位入賞。
85年からはヨコハマゴム契約となり、タイヤの開発テストを行うとともに、
ワイルドカード参戦した87年の日本GPでは、250ccクラスで11位に入る。
90年からはジャーナリストとしての活動を始め、現在に至る。

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