【KAWASAKI編】独自のヴィジョンで二輪車を発展させていく決意 | 和歌山利宏EICMA現地レポート

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【和歌山利宏:モーターサイクルジャーナリスト】

独自のヴィジョンで二輪車を発展させていく決意

ブースで開催されたカンファレンスでは、出展モデルについての説明の後、モーターサイクル&エンジン・カンパニー・プレジデントの富田健司氏が登壇。

「カワサキは2017、2018年に、ニューモデルを少なくとも12機種登場させる用意がある。東京モーターショーではスーパーチャージャーエンジンを出展し、そのコンセプトを披露したが、ここEICMAでそれは始まりに過ぎないというヴィジョンを表明したい」

と述べ、SC-02 “ソウルチャージャー” のイメージスケッチを披露した。東京で公表されたSC-01 “スピリットチャージャー” はカウル付きだったが、SC-02はネイキッドタイプである。ダウンサイジングチャージャーであるとの表明もあり、H2で市販化したスーパーチャージャーを省エネを狙った多くのモデルに発展させていく姿勢を感じさせた。

さらに富田氏は「我々のエキサイティングな旅にお付き合いください」でスピーチを締めくくり、カワサキが独自のヴィジョンで二輪車を発展させていく決意を思わせた。

▼Kawasaki Soul Charger SC-02
Kawasaki Soul Charger SC-02

潜在能力アップが期待できるZX-10R

アンヴェイルされたモデルは、スクーターJ300のスケールダウン版であるJ125と、ZX-10Rのメジャーチェンジモデル。これは、エンジンは吸排系、燃焼室形状、クランクマス、ギヤレシオなど多岐に改良が及び、車体はディメンジョンや剛性バランスを見直す。前後サスはショーワのバランフリータイプで、IMUにはボッシュの5軸センサーを採用。潜在能力アップが期待できるマシンだ。

▼J125
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▼ZX-10R

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新型車の内容には物足りなさもあるが、SBKチャンピオンのジョナサン・レアとトム・サイクスがブースの特設ピットに登場。カワサキの社内チームであるチーム38によるH2Rボンネビル最高速チャンレンジマシンも展示され、多くの人が楽しめるカワサキブースであった。

▼H2Rボンネビル最高速チャンレンジマシン
H2Rボンネビル最高速チャンレンジマシン

J125

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ZX-10R

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【メーカー別 現地レポート】

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和歌山利宏

和歌山利宏 モーターサイクルジャーナリスト

投稿者プロフィール

1975年にヤマハ発動機に入社。ロードスポーツの開発に携わる。
レーシングライダーとしても活躍し、鈴鹿8耐第4回大会では4位入賞。
85年からはヨコハマゴム契約となり、タイヤの開発テストを行うとともに、
ワイルドカード参戦した87年の日本GPでは、250ccクラスで11位に入る。
90年からはジャーナリストとしての活動を始め、現在に至る。

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