【BIMOTA編】 真の復活を期待させるレジェンドの復帰| 和歌山利宏EICMA現地レポート

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【和歌山利宏:モーターサイクルジャーナリスト】

ビモータらしさを期待させる独自の走りの世界観

1966年にビアンキ、モーリ、タンブリーニの3人の創業者の頭文字を取って名付けられ、彼らの製品が「走る宝石」と形容されるビモータは、今回のEICMAで、ネイキッドスタイルでドゥカティの803ccユニットを搭載するテージ3Dカフェレーサー、ハイパーネイキッドであるインペート、そしてドゥカティのエンジンに装着するスーパーチャージャーキットを出展した。

3Dカフェレーサーは、ビモータならではのハブステアリングを発展させ、前後のスイングアームのカーボン素材を採用。またディアベルの怒涛のトルク型エンジンを搭載するインペートは独自の走りの世界を期待させ、車体パーツも高品位だ。また、ドゥカティ用のスーパーチャージャーは新技術開発ということで、これらは実にビモータらしい。

ビモータは2013年に経営者が変わり、この新経営者は音楽にも情熱があって、カンファレンスではミニコンサートばりのショーアップをしてきたが、今回はバレリーナがダンスを披露、その後にアンベイルするという演出で、芸術性豊かなビモータイメージを高めていた。

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真の復活を期待させるレジェンドの復帰

ただ、今回のビモータにとっての大きな話題は、発表モデルでもバレリーナでもなく、2人のレジェンドの復帰ではないだろうか。

カンファレンスで、左側でマイクを握るのは、ジャンルカ・ギャラッソ。その右側の社長のマルコ・キアンチャネージ、副社長のダニエレ・ロンゴーニを挟んで、4人目がピエルルイジ・マルコーニである。

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マルコーニはビモータに80年代終盤期に加わった3代目のエンジニアで、テージのハブステアリングの発明者である。そして、ギャラッソはその当時からのテストライダーだ。2000年にビモータが倒産すると、2人は時期を同じくしてアプリリアに移籍。その後、共に2007年にはベネリに移って活躍。

ここ3年ほどは姿を見かけなくなっていたが、ほんの3ヶ月前にビモータに復帰したのだという。ビモータの真の復活を期待せずにはいられないのである。

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和歌山利宏

和歌山利宏 モーターサイクルジャーナリスト

投稿者プロフィール

1975年にヤマハ発動機に入社。ロードスポーツの開発に携わる。
レーシングライダーとしても活躍し、鈴鹿8耐第4回大会では4位入賞。
85年からはヨコハマゴム契約となり、タイヤの開発テストを行うとともに、
ワイルドカード参戦した87年の日本GPでは、250ccクラスで11位に入る。
90年からはジャーナリストとしての活動を始め、現在に至る。

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