【YAMAHA編】着実に明確化されていくヤマハのビジョン | 和歌山利宏EICMA現地レポート

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【和歌山利宏:モーターサイクルジャーナリスト】

ネクスト・レベルと銘打たれたカンファレンス

ヤマハのプレスカンファレンスは、市内中心部のラ・ペロータにおいて、午後9時に開始。

ネクスト・レベルと銘打たれたカンファレンスは、司会のモトGPプレゼンテイターであるギャビン・エメット氏のスピーチで始まった。マイクを引き継いだヤマハ発動機社長の柳弘之氏は、東京モーターショーでのライディングロボットの紹介はもちろん、ラグビーワールドカップで活躍した五郎丸歩選手がヤマハ社員であることなどにも言及。そして、ヤマハ・ヨーロッパのCOOであるエリック・デ・セイン氏によって商品説明が進んだ。

最初に、アレッサンドロ・ボットゥリ選手とエルダー・ロドリゲス選手が跨るWR450F(国内名YZ450FX)/Rallyの新型が登場。後傾シリンダ、前方吸気で後方排気の14年型YZ450Fに準じた構成となり、ラリー仕様では10kgも軽量化されている。また、両選手の2016パリダカラリーへの出場も発表され、さらに2015モトクロスチャンピオンのロマン・フェーブル選手も加わって、オフロード部門での存在感をアピールした。

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そして、国内で発表済みのMT-03が紹介された後、MTシリーズのトップモデルとなるMT-10が登場。最新型YZF-R1ベースのエンジンをストリート向きにアレンジし、専用フレーム(デザイン的にはR1に近い)に搭載するストリートネイキッドである。クロスプレーンらしいトルク感と高い運動性能を楽しめるバイクであるという。

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続いて、XSR900が登場。これは、MT-09をベースにトラデョショナルなロードスポーツに仕上げたモデルである。

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着実に明確化されていくヤマハのビジョン

フィナーレには、MT-10にホルヘ・ロレンソが、XSR900にはヴァレンティーノ・ロッシが乗って登壇。特にロッシへの拍手は大きく、イタリアでの絶対的人気を思わせた。さらに柳社長は、「ヤマハは独自性を創造する!」でカンファレンスを締め括った。一昨年の「ヤマハは復帰を果たした」、昨年の「ヤマハは将来に挑戦する」に対し、着実にビジョンを明確にしていることを窺わせた。

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ショー会場のブースでは、XSR900の黄色のヤマハインターカラー(ケニー・ロバーツカラーのほうが通りがいい)をまとうVMAX、XJR1300、XSR700、SR400、ボルトを展示した60th Anniversaryコーナーも、注目を浴びていたヤマハであった。

XSR900
XSR900
VMAX
VMAX
XJR1300
XJR1300
XSR700
XSR700
BOLT CスペックABS
BOLT CスペックABS
MT-10
MT-10
WR450F
WR450F

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【メーカー別 現地レポート】

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和歌山利宏

和歌山利宏 モーターサイクルジャーナリスト

投稿者プロフィール

1975年にヤマハ発動機に入社。ロードスポーツの開発に携わる。
レーシングライダーとしても活躍し、鈴鹿8耐第4回大会では4位入賞。
85年からはヨコハマゴム契約となり、タイヤの開発テストを行うとともに、
ワイルドカード参戦した87年の日本GPでは、250ccクラスで11位に入る。
90年からはジャーナリストとしての活動を始め、現在に至る。

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