[HONDA]MotoGP Rd.18 決勝 マルケスが2位、ペドロサが3位で最終戦を締めくくる

■2015年11月8日(日)・決勝
■会場:バレンシア・サーキット
■天候:晴れ
■気温:23℃
■コースコンディション:ドライ
■観客:11万130人(3日間:21万7000人)

最終戦バレンシアGPは、フロントローから決勝に挑んだマルク・マルケス(Repsol Honda Team)とダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)、そしてポールポジション(PP)スタートのホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)がトップグループを形成。1分31秒台のハイペースで優勝争いが繰り広げられました。レース終盤は3台が接近戦を展開し、ロレンソが優勝。2位にマルケス、3位にペドロサという結果でした。

マルケスは前戦マレーシアGPを終えた時点で、総合3位が確定しました。一方、最終戦を3位でフィニッシュしたペドロサは、4位の座をキープしてシーズンを終えました。Repsol Honda Teamの両選手がそろって表彰台に立つのは今季2度目。来季のタイトル奪還につながる最終戦となりました。

予選5番手から決勝に挑んだカル・クラッチロー(LCR Honda)は、サイティングラップを終えてピットに戻り、最後尾からスタートとなりました。しかし、猛烈に追い上げて9位でフィニッシュしました。スコット・レディング(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、19番グリッドから決勝に挑んで15位でフィニッシュ。どちらも最後のレースでポイントを獲得しました。

以下、Hondaのオープン車「RC213V-RS」で出場のニッキー・ヘイデン(Aspar MotoGP Team)は、MotoGP最後のレースを17位で終えました。ジャック・ミラー(LCR Honda)は21位、カレル・アブラハム(AB Motoracing)の代役出場のアンソニー・ウエストは22位。ユージン・ラバティ(Aspar MotoGP Team)は、前戦マレーシアGPで負傷した足のケガの影響で、リタイアとなりました。

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Moto2クラスは、4戦ぶりに参戦のティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が今季3勝目を挙げ、総合3位でシーズンを締めくくりました。来季は、同チームからMotoGPクラスに参戦することが決まっています。Moto2クラス最後のレースを優勝で飾り、満面の笑みを浮かべていました。

2位はアレックス・リンス(Paginas Amarillas HP 40)で、この結果、総合2位でMoto2クラスのルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得しました。3位はトーマス・ルティ(Derendinger Racing Interwetten)で、今季4度目の表彰台を獲得して総合5位。4位は、ロレンソ・バルダッサーリ(Forward Racing)。5位はサム・ロース(Speed Up Racing)で、総合4位でシーズンを終えました。

予選8番手から決勝に挑んだ中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)は11位。総合8位で今シーズンを終えました。

Moto3クラスは、タイトル王手で今大会を迎えたダニー・ケント(LEOPARD Racing)が、大接戦の中を9位でフィニッシュ。念願のタイトルを獲得しました。優勝したのはタイトルを争っていたミゲル・オリベイラ(KTM)。2位でチェッカーを受けたホルヘ・ナバロ(Estrella Galicia 0,0)が総合7位でシーズンを終え、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得しました。

エネア・バスティアニーニ(Gresini Racing Team Moto3)が5位でフィニッシュして総合3位。PPからスタートしたジョン・マクフィー(SaxoPrint RTG)は7位、尾野弘樹(LEOPARD Racing)が8位でフィニッシュしました。

今大会でケントがタイトルを獲得。Hondaはすでにマニフャクチャラーズタイトルを獲得していますが、チャンピオンのケント、総合3位のバスティアニーニに続き、ニッコロ・アントネッリ(Ongetta-Rivacold)が総合5位、ナバロが7位、エフレン・バスケス(LEOPARD Racing)が8位、ファビオ・クアルタラロ(Estrella Galicia 0,0)が10位と、トップ10に6台のHonda勢が名を連ねました。尾野弘樹(LEOPARD Racing)は21位でシーズンを終えました。

コメント
■マルク・マルケス(MotoGP 2位)

「とても難しいレースでした。集中していつものように走りました。ホルヘ(ロレンソ)がトップで力強くプッシュしいて、彼についていくのは大変でした。ダニは僕たちと2秒離れていました。何周かはフロントタイヤが限界で、かなりの挙動がありました。残り6周あたりでホルヘに追いついたので、優勝できると感じました。ダニがあんなに速くパスしてくるとは思っておらず、彼はパスしたときにはらみました。それを利用して再び抜けましたが、ホルヘはすでに0.5秒離れていたので、そのギャップを取り戻すのは不可能でした。最終ラップまで100%で走りましたが無理でした」

■ダニ・ペドロサ(MotoGP 3位)
「とてもうれしいです。レースを楽しみました。特に最終パートは楽しかったです。それまでは、少しバトルから離れて3番手を走っていました。それ以上速く走る方法が見つかりませんでした。ブレーキングとコーナリングに問題があったからです。今週末はいいセットアップを見つけるのに苦労しました。上位に上がることができましたが、いい感触はありませんでした。レース中になんとかしようと思ったものの、難しかったです。終盤で速く走る方法を見つけ、いい走りができ、追い上げられました。追いついたときに残り2周だと知り、アタックしようとしました。しかしマルクをオーバーテイクしたときにはらんでしまい、彼にパスされました。チャンピオンシップで4位になれてうれしいです。これはシーズン終盤で取り組んだ姿勢と進展のおかげです。とても強くなれました。この冬と来年も、この調子で続けられることを願っています」

■カル・クラッチロー(MotoGP 9位)
「もう一台のマシンの安全性に問題があり、最高尾グリッドからのスタートになりました。マシンを変えたために、1周目はタイヤが温まっていなかったので我慢する必要がありました。セーフティカーの後ろでウォームアップラップを走ったからです。そのためにプッシュできず、3周を終えたときに3つポジションを上げただけでした。そこから追い上げるのがとても難しかったです。でも正直、10周目あたりからペースがよくなり、とても満足しています。今日は4位に入れたかもしれません。それを達成できず残念でしたが、マシンには一年を通して満足しています。今日は最後尾グリッドからのスタートだったことが残念でした。来年は再び、表彰台に向けてチャレンジできると思います。それが楽しみです」

■スコット・レディング(MotoGP 15位)
「今週末はシーズンで最も難しい週末の一つになりました。なぜかは分かりませんが、グリップやフィーリングに苦戦しました。結果には満足していませんが、もっと悪い結果になっていたかもしれません。スタートからフロントのグリップが全くなく、ブレーキングでかなり滑りました。リアのトラクションもなかったのですが、後半は少しプッシュできるようになりました。ラップタイムは毎周よくなり、残り10周でポジションを上げられました。目標はいつものようにトップ10です。思っていたようなレースになりませんでしたが、それほど悪くもありません。チームの今シーズンのサポートには本当に感謝しています」

■ニッキー・ヘイデン(MotoGP 17位)
「スタートはとてもよかったです。序盤はそれほど悪くなく、マシンはよく機能していました。残念ながら32秒台に入れることはできず、終盤は、タイヤの右側がかなり消耗しているのを感じました。左側はとても安定していましたが、右側はなかなか温度が上がりませんでした。もしかしたら、路面温度が低くて熱を保てなかったのかもしれません。残り3周で(ヘクトール)バルベラ(ドゥカティ)にパスされて、その次の周にはレディングにもアウトからパスされてしまいました。残念です。最終ラップに(ステファン)ブラドル(YAMAHA FORWARD)をパスできたのはよかったです。もし、今日オープンクラスのトップになれていれば、よかったと思います。13年間、MotoGPに参加できてとてもよかったです。タイトルも獲得できました。ケンタッキーで育った子どもでも、正しい考え方とサポートで夢を現実にできることを証明できました。すばらしい思い出に感謝しています」

■ジャック・ミラー(MotoGP 21位)
「最終戦を終えて、まずは、リスクを負って今年僕をチームに入れてくれたLCR Hondaに感謝したいです。すばらしい一年でした。とても楽しかったです。リザルトにはアップダウンがあり、トップ10という目標もちゃんと達成できたとは言えませんが、シーズン中には、とても力強いパフォーマンスを披露できました。来シーズンのスタートがとても楽しみです。一年を通してかなり前進できたと思います。昨年ここでテストをしたときに比べると、約2秒縮められました。簡単なことではありません。フィリップアイランドが最もいいレースだったと思います。来年も前進できるのを楽しみにしています」

■ユージン・ラバティ(MotoGP リタイア)
「いいスタートを切ることができました。もしかしたら今年一番いいスタートだったかもしれません。そして最初の3コーナーは(バレンティーノ)ロッシ(ヤマハ)の後ろにつきました。みんなが彼とギャップを作ったので、彼についていき、いくつかポジションを上げられました。マシンはとてもよく機能しましたが、その後、足のやけどの問題が出てきました。フットレストが60℃まで上がり大変でした。ニッキーのような、経験を持つチームメートがいたのはよかったです。仕事を比べることができました。しかし、コンスタントにポイントを獲得できるマシンではありませんでした。強いペースを見せる機会もありましたが、トップ10争いはできませんでした。来シーズンの、新しいマシンでの新しいチャレンジを楽しみにしています」

■ティト・ラバト(Moto2 優勝)
「トップレベルの走りができるかどうか分からなかったので、とてもうれしいです。今大会は、金曜日からフィーリングがよく、さらに、毎日よくなっていきました。まだ100%ではありませんが、速く走るのには十分でした。今日はMoto2クラスでの僕の最後のレースになりました。僕のクルーとも最後のレースだったので、優勝してさよならが言えることはとてもすばらしいことです。レースは楽しかったです。毎周とにかくプッシュしました。そしてスプリントレースのように走りました。最後に僕の後ろにいるのは、昨年のように(トーマス)ルティだと思っていました。でも後ろを見たら(アレックス)リンスでした。彼はチャレンジしてくると思ったので、僕は彼を抑えようと思いました。今週末は多くのことを学びました。ケガのあとは時間をかけて治す必要があることを学びましたが、ホームグランプリで速く走るためには、それほどたくさん周回する必要がなかったかもしれません。これから次の冒険が始まります。火曜日と水曜日にはMotoGPのテストがあります」

■アレックス・リンス(Moto2 2位)
「レース序盤はティトについていき、とてもうまく走れました。レース終盤はチャンピオンシップのことを考え始めました。なにも得ないよりは2位を確実にする方がいいと思いました。すべての人に感謝しています。みんなにありがとうと言いたいです」

■トーマス・ルティ(Moto2 3位)
「コンマ数秒、タイムが足りませんでした。レース中盤はリアタイヤがスライドして苦戦しましたが、終盤にかけて再びよくなりました。前の2人は僕よりも少し速かったので、おめでとうと言いたいです。バレンシアで表彰台に立てて本当にうれしいです」

■ヨハン・ザルコ(Moto2 7位)
「今日は7位でしたが、記録的なポイント獲得でシーズンを終えることができてよかったです。レースウイークを通して、十分なペースがありませんでした。予選セッションはとてもよかったのですが、数周は早く走れても、いいレースをするには十分ではありません。今日は赤旗中断になり、スタートが2度ありました。2度目のスタートでは1コーナーで少しミスをしてしまいました。残念です。ついていこうとしましたが、ほかのライダーの方が速かったです。このようなレースがほかにもありました。これらの経験を将来に生かします。最も大事なことは完走することでした。チームに感謝しています。彼らはシーズンを通して常に全力で尽くしてくれました。新しいシャシーで走ることができたのはとてもよかったです。これで来年に向けてインフォメーションを収集することができました」

■中上貴晶(Moto2 11位)
「週末を通して、抱えていた問題を解決できずに苦しい展開となってしまいました。持っている力のすべてを出しきりましたが、11位という結果に終わり、とても残念でした。この結果を来年に向けての反省材料としたいです。このあとすぐにスペインのヘレスで3日間のテストがあります。来年に向けて、しっかりとテストをしたいと思っています」

■ホルヘ・ナバロ(Moto3 2位)
「レース結果はもちろん、レースウイークを通じて、とてもうれしいです。ホームレースはいつもモチベーションが上がりますが、プレッシャーも大きいです。それにうまく対応できたと思います。トップグループでとても快適に走っていたので、優勝のチャンスがあると思いました。最終ラップにアタックしようとしましたが、ミゲル・オリベイラ(KTM)もトップを狙っていました。最終コーナーで勝負しようと思っていましたが、残念ながらマシンがかなりスライドしたので、彼をオーバーテイクできませんでした。しかし2位も、とてもいい結果です。来年に向けてスタートを切りたいです」

■エネア・バスティアニーニ(Moto3 5位)
「チャンピオンシップで3位をキープできて、とてもうれしいです。レース序盤は、コーナーの進入でマシンに挙動があり、残念ながら少し苦戦しました。その後に状況が改善し、残り6周か7周でいいリズムをつかむことができました。そしてマクフィーに追いつきました。その前にいた(ブラッド)バインダー(KTM)と(ヤコブ)コーンフェール(KTM)にも追いつきたかったのですが不可能でした。表彰台でシーズンを終えたかったですが、5位でも満足しています」

■尾野弘樹(Moto3 8位)
「最終戦で目標とするシングルフィニッシュを果たせてとてもうれしいです。チャンピオン争いをするケントとバトルになりましたが、彼が14位以内でフィニッシュすればチャンピオンが決まることが分かっていました。ハラハラさせたようですが、2人の間では危ないシーンが一度もなく、最後は彼の前でフィニッシュすることになりました。ダニーには、本当におめでとうと言いたいです。来年は、自分もチャンピオンを目指してがんばりたいです」

■ダニー・ケント(Moto3 9位)
「今大会の目標はトップ14でフィニッシュすることでした。トラブルを避けたかったので、集団の後ろで走りました。自分の後ろのライダーとのギャップを維持しました。2秒の安全なギャップがありました。弘樹についてはそれほど心配はしていませんでした。彼を前に行かせたら、彼がまた僕を前に行かせてくれました。本当に解放された気分です。最後の4レースはチャンピオンになれるかもしれないということが念頭にあり、希望を持って走っていましたが、それを達成できませんでした。でも、ついに達成しました。本当にうれしいです。家族やチーム、スポンサー、このプロジェクトのボスであるフラビオ・ベッカ、そしてすべてのファンに本当に感謝しています」

■エフレン・バスケス(Moto3 リタイア)
「今回のレースに関してはあまり話すことはありません。レースをしているとこうしたことはたまに起こります。しかし、怒りは消えません。少なくとも表彰台に上がれると思っていましたし、むちゃくちゃな走りをするライダーたちに本当に怒っています。このような形でMoto3カテゴリーを去ることになりましたが、とても残念です。しかし、タイトルを獲得したダニーについてはうれしく思います。おめでとうと言いたいです。彼は本当のチャンピオンです。最後に、僕のクルー、チーム全体、このプロジェクトに関わった人々に本当ありがとうと言いたいです」

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情報提供元 [ HONDA ]

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