[HONDA]MotoGP Rd.14 予選 マルケス今季7回目のポールポジション獲得。ペドロサは2列目5番手

■2015年9月26日(土)・予選
■会場:モーターランド・アラゴン
■天候:晴れ
■気温:24℃
■コースコンディション:ドライ

第14戦アラゴンGPの予選は、フリー走行でトップタイムをマークして「Q2」に進出したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、昨年、マルケス自身がマークした1分47秒187をブレイクする1分46秒635のサーキットベストタイムで今季7回目のポールポジション(PP)を獲得しました。MotoGPクラスにスイッチしてから、これで3年連続でアラゴンGPのPPを獲得。決勝では2年ぶりの優勝を狙います。

初日、セットアップに多くの時間を割いて5番手だったマルケスですが、午前中のフリー走行では、初日のベストタイムを約1秒更新してトップに浮上、連続周回でも1分47秒のハイペースでラップを刻みました。決勝に向けてよい状態を作り上げたマルケスは、上位12台で行われる「Q2」でサーキットベストタイムを更新。「もっとタイムが上げられると思った」と100%の走りで挑んだ最後のアタックで転倒を喫しましたが、今季5勝目の手応えをつかむ一日となりました。

フリー走行で、マルケス、ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)に続いて3番手タイムをマークして「Q2」に進出したダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、その後に行われた4回目のフリー走行で今大会初のトップタイムをマークして上り調子をアピールしました。その後に行われた予選では、フロントのセッティングが完ぺきではなく、思ったほどタイムを出せず5番手と、目標とするフロントローは獲得できませんでしたが、好位置から決勝に挑むことになりました。

12年の大会で優勝しているペドロサ。過去2年は、不運の転倒と“フラッグ・トゥ・フラッグ”の影響で優勝を逃していますが、今年は3年ぶりの優勝を狙います。

Repsol Honda Teamは、11年にケーシー・ストーナー、12年にペドロサ、13年にマルケスとアラゴンGPで3連勝を達成しています。昨年は“フラッグ・トゥ・フラッグ”で優勝を逃しましたが、過去5年で3回の優勝を達成しているRepsol Honda Teamが、今年は2年ぶり4勝目と1-2フィニッシュを狙います。

初日13番手と出遅れたカル・クラッチロー(LCR Honda)が、2日目のフリー走行で6番手に浮上すると、予選では8番手につけました。予選では完ぺきなアタックができず、「あといくつかポジションを上げられたはず」と語るクラッチロー。決勝では2年連続表彰台獲得に向けて、追い上げのレースに挑みます。

スコット・レディング(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、フィーリングのよさをリザルトにつなげることができず14番手でした。今年は、調子がいいときと、そうでないときの波が激しいシーズンとなっています。今大会は手応えのある走りができていますが、フリー走行、予選では、それがリザルトにつながりませんでした。この鬱憤を晴らし、初表彰台を獲得した前戦サンマリノGPの勢いを決勝につなげる意気込みです。

Hondaのオープン車「RC213V-RS」勢は、シーズン後半に入って上り調子のユージン・ラバティ(Aspar MotoGP Team)がオープンクラスで初めてトップにつける15番手、ニッキー・ヘイデン(Aspar MotoGP Team)が16番手と続きました。決勝では、ともに今季ベストを目指します。ジャック・ミラー(LCR Honda)は20番手、カレル・アブラハム(AB Motoracing)は23番手でした。

Moto2クラスは、初日トップタイムをマークしたティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が、初日のタイムを約1秒更新する好タイムで今季2回目のPPを獲得しました。2番手にはアレックス・リンス(Paginas Amarillas HP 40)、タイトル王手のヨハン・ザルコ(Ajo Motorsport)が3番手と続きました。明日の決勝は、タイトル王手のザルコと、タイトルの可能性を残す総合2位のラバトと総合3位のリンスの戦いに注目されます。

サム・ロース(Speed Up Racing)が4番手で、初日2番手の中上貴晶(IDEMITSU HONDA TEAM ASIA)は5番手、アレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が6番手と続きました。今大会もPPから1秒差以内に15台という接戦。3回目のポイント獲得を狙うアズラン・シャー・カマルザマン(IDEMITSU Honda Team Asia)は17番手でした。

Moto3クラスは、初日トップタイムのエネア・バスティアニーニ(Gresini Racing Team Moto3)が、2日目も好調をキープして、2戦連続今季4回目のPPを獲得しました。以下、Honda勢は、総合首位のダニー・ケント(LEOPARD Racing)が3番手、ホルヘ・ナバロ(Estrella Galicia 0,0)が5番手。以下、ニッコロ・アントネッリ(Ongetta-Rivacold)が6番手、アレックス・マスボー(SaxoPrint RTG)が7番手、エフレン・バスケス(LEOPARD Racing)が8番手と続きました。

初日29番手と出遅れた尾野弘樹(LEOPARD Racing)は、思うようにタイムを上げられず21番手、ファビオ・クアルタラロの代役として出場の山田誓己(Estrella Galicia 0,0)は23番手から決勝に挑みます。

コメント
■マルク・マルケス(MotoGP ポールポジション)

「予選では、最初の周にあのラップタイムを出せるとは思っていませんでした。とてもうれしかったし、自分でも驚きました。セカンドタイヤでは、少しミスをしてしまい、更新できませんでした。そして3本目ではコーナーを速く入りすぎて転倒してしまいました。午前中のフリー走行では、セットアップで大きく前進することができました。決勝に向けていい仕上がりとなりました。明日のレースでは1周目から優勝を目指してがんばります。昨日今日とすばらしい仕事ができたと思います。ポールポジションを獲得できてうれしいです」

■ダニ・ペドロサ(MotoGP 5番手)
「今日はマシンのセットアップを進めることができました。そして明日の決勝に向けても、使用するタイヤに関してかなりクリアになってきました。でも予選セッションでは少し問題がありました。フロントが少し跳ねてしまい、何度か転倒しそうになりました。このため思ったように速く走ることができませんでした。明日はいいスタートをきって序盤からバトルに加わりたいと思います」

■カル・クラッチロー(MotoGP 8番手)
「あといくつか上のグリッドを獲得したかったのですが、今日の進み具合には満足しています。ソフトタイヤで走るライダーたちは、予選ではアドバンテージを得ることができます。それだけに自分はミスはできないのですが、今日はあまりうまくまとめることができませんでした。明日のレースでは前進しなければなりません。セクター1でロスしているので、もっとよくしなければなりません。安定しているのはいいのですが、もう少しペースを上げなければなりません。全体的には悪くないと思います。でもまだ速さが十分ではありませんでした。明日のレースの後に、こんなことを言わないようにしたいです」

■スコット・レディング(MotoGP 14番手)
「マシンの感触はいいのですが、ラップタイムを上げることができませんでした。時々、タイムを出せそうな気になるのですが、リズムをつかめませんでした。とてもフラストレーションがたまる一日でした。明日のレースはがんばらなければなりません。それにしても、Q2に進めないのはフラストレーションがたまります。5列目からのスタートは厳しいですが、レースは長いので、最後まで全力で挑みます」

■ユージン・ラバティ(MotoGP 15番手)
「ようやくオープンクラスでトップになることができました。ここ数戦は強さがありましたが、予選では渋滞にはまったり、レースでは雨が降ったりしました。今大会はリアのセッティングを変えました。そのおかげでエッジグリップが増しました。ソフトとハード、どちらのリアタイヤを使うかはまだ決まっていません。ハードは安定性がありますが、リアタイヤはグリップがある方がいいと思います」

■ニッキー・ヘイデン(MotoGP 16番手)
「昨夜から今朝にかけて、チームはいい仕事をしてくれました。そのおかげでペースが上がり、FP3はフィーリングが格段によくなりました。でもグリップが増したことで、今度はコーナリングに影響が出るようになり、少し調整しました。ここ最近では一番いい週末になっています。まだこれからリアタイヤを選ばなければなりません。ソフトとハードにはあまり大きな違いはありません。ソフトでは0.1秒か0.2秒速くなりますが、消耗は多くなります。親指をケガしているので完ぺきではありませんが、なんとか大丈夫だと思います」

■ジャック・ミラー(MotoGP 20番手)
「十分なペースがなく、レースウイークを通してソフトタイヤで一生懸命プッシュしたのですが、あまりいいフィーリングがつかめませんでした。明日のレースではハードタイヤを使おうと思います。いいスタートを切ることができれば、まずまずの走りができると思います。今の自分のポジションを確認して、レース中盤になったときに、どんな走りができるのか様子をみたいです。そして、ハードタイヤがレース終盤に役立ってくれることを願っています」

■ティト・ラバト(Moto2 ポールポジション)
「タイトルを防衛するのはとても大事なことですが、チームやオーリンズと問題解決に向けて、一生懸命取り組んでいます。今週はどんどんよくなっています。フィーリングはよくて、速さもあります。いい仕事ができていると思います。明日はまた一歩前進したいと思います。いいスタートを切って楽しみたいです。終盤は前回のレースのような顔ぶれになると思います。難しいレースになると思いますが、オーリンズやチームの努力に感謝しています。全力を注いでいます。明日が楽しみです」

■アレックス・リンス(Moto2 2番手)
「予選では一生懸命プッシュしました。でもセクター3でかなりタイムをロスしているので、少し調整しなければなりません。感触はいいです。強い走りができています。とても速いマシンを用意してくれたチームに感謝しています」

■ヨハン・ザルコ(Moto2 3番手)
「今日の3番手はうれしいです。でも、ここで我々はテストをしていないので、その分、遅れてしまいました。速く走るのは難しかったです。がんばってプッシュしました。しかし、昨年よりかなりタイムが上がり、比較するものが全くない状態でした。ようやく午前中のフリー走行でタイムを上げられるようになり、午後には新品のタイヤを使い、ようやくフロントローを獲得しました。これは最も大事なことです。ティトがどんなレースをするのかわかりませんが、プッシュしなければならないのは間違いなく、明日はおもしろいレースになると思います」

■中上貴晶(Moto2 5番手)
「目標とする1分52秒台に入れられたのはうれしいのですが、トップタイムのラバトと2番手のリンスとの間に差がありすぎて、それがちょっと残念でした。今日も、ほとんどのライダーがソフト側のミディアムでタイムを出しています。明日の決勝に向けてタイヤチョイスが本当に難しいと思います。今日のセッションを終えて、自分はミディアムで決勝に挑むことにします。フリー走行では1分53秒台でラップを刻めていたので、いいレースができると思います。次の日本GPにつなげるためにもいいリザルトを目指します」

■エネア・バスティアニーニ(Moto3 ポールポジション)
「予選の最後にいいラップタイムを出すことができました。実際はもっといいラップタイムを出せたと思います。でも大事なことはポールポジションを獲得することです。明日は、ペースの速いライダーが多いので、激しい戦いになると思います。前に出て逃げるのは難しいと思いますが、できることならギャップを広げたいです。いつものような集団になると思います。ベストを尽くしてケントとのポイント差を縮めたいです」

■ダニー・ケント(Moto3 3番手)
「難しい予選でした。今大会は、レースウイークを通してペースに苦戦しています。スリップストリームを使わないと0.3秒ほど遅れます。幸い最後にスリップストリームを使うことができたのでフロントローを獲得することができました。明日に向けて自信はあります。トップグループで激しい戦いになると思います。難しいレースになると思いますが、マシンの感触はよく、準備はできています。今大会はフロントエンドの感触に苦戦していましたが、チームが一生懸命取り組んでくれたので、シーズン最初のような自信を取り戻すことができました。ポールポジションのバスティアニーニには引き離すペースはないと思うのでそれほど心配はしていません。天気もよさそうです。マシンの感触はいいので明日は自信があります」

■ホルヘ・ナバーロ(Moto3 5番手)
「いい仕事ができたのでうれしいです。マシンの感触もペースもよかったです。シルバーストーンのような完ぺきな周回はできませんでしたが、あとコンマ数秒縮めるために、スリップストリームを使えませんでした。でも自分の仕事には満足しています。明日はいいレースができる自信があります。ほかのライダーもいいペースがあると思いますが、自分のペースがいいことはわかっています。目標はトップグループに入り、ホームラウンドで表彰台はもちろんのこと、優勝するこです」

■尾野弘樹(Moto3 21番手)
「自分としてはできる限りのことをしたと思います。昨年の自己ベストを0.3秒更新できましたが、目標とする1分58秒台に入れられず、それが残念でした。トップグループに比べると全体的に遅いので、明日はトップグループの集団についていけるようにがんばります。日本GPにつなげるためにも、今季ベストを狙って行きます」

■山田誓己(Moto3 23番手)
「今日の午前中のフリー走行ではセットアップを少し変えてみましたが、思ったようにうまく行きませんでした。そこで午後は昨日のセットアップに戻したところ前進することができました。予選では渋滞がひどくタイムを更新できませんでした。CEVに比べてタイムを更新することができました。ポジションには不満はありますが、勉強になることがたくさんありました。後方からスタートになりますが、追い上げてポイント圏内に入れるようにがんばります。とても難しいと思いますが、全力を尽くします」

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