[HONDA]MotoGP Rd.14 フリー走行 ペドロサ4番手、マルケス5番手で初日を終える

■2015年9月25日(金)・1日目フリー走行
■会場:モーターランド・アラゴン
■天候:晴れ
■気温:25℃
■コースコンディション:ドライ

第14戦アラゴンGPのフリー走行は、終日、青空が広がる絶好のコンディションとなり、決勝に向けてセットアップに集中したダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が4番手、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が5番手と、まずまずのスタートを切りました。この日は、シーズン中にモーターランド・アラゴンでテストをしているヤマハ勢が上位に名前を連ねましたが、2日目はRepsol Honda Team勢のタイム短縮とポジションアップに注目されます。

2012年の大会で優勝しているペドロサは、1度目のセッションでは1分49秒050で4番手。2度目の走行で1分48秒358までタイムを上げて総合4番手で初日を終えました。この日は、セッション開始直後にブレーキトラブルがあり時間をロスしました。また、そのほかにもいくつかの課題を抱え、ペドロサにとっては不完全燃焼の一日となりましたが、2日目に向けてしっかりとデータを収集したことで、明日の走行には大きな期待が寄せられます。

前戦のサンマリノGPで今季4勝目を挙げたマルケスは、1度目の走行で2番手。2度目の走行では、車体のセットアップとタイヤテストに集中し、5番手で初日を終えました。タイトル争いでは、総合トップのバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)と総合2位のホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)にややリードを広げられましたが、前戦サンマリノGPの勢いをキープしているだけに、2年ぶりの大会制覇と今季5勝目に闘志を燃やしています。

前戦サンマリノGPで初表彰台となる3位になったスコット・レディング(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、1度目の走行で5番手と好調なスタートを切りましたが、午後の走行ではリアタイヤのトラクション不足に苦しみ、12番手へとポジションを落としました。しかし、初の表彰台を登壇を果たし、登り調子だけに、2日目の走りに期待されます。

昨年に続き、2年連続での表彰台登壇を狙うカル・クラッチロー(CWM LCR Honda)は、セットアップに苦戦して13番手。しかし、このサーキットを得意とするだけに2日目のタイム短縮とポジションアップに期待されます。

以下、Hondaのオープンカテゴリーマシン「RC213V-RS」勢は、ユージン・ラバティ(Aspar MotoGP Team)が18番手、ジャック・ミラー(CWM LCR Honda)が21番手、ニッキー・ヘイデン(Aspar MotoGP Team)が22番手、カレル・アブラハム(AB Motoracing)は25番手でした。

Moto2クラスは、ホームGPに闘志をかき立てる総合2位のティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が、2011年にマルケスがマークしたサーキットベストタイムを更新する快走でトップタイム。前戦サンマリノGPで2年ぶりの表彰台を獲得した中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)が2番手と好調をキープしました。3番手には、総合3位のアレックス・リンス(Paginas Amarillas HP 40)が僅差で続きました。

今大会もトップタイムのラバトから1秒差以内に17台という大接戦となり、総合トップのヨハン・ザルコ(Ajo Motorsport)は7番手、登り調子のアレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が8番手と続きました。前戦サンマリノGPで2度目のポイントを獲得したアズラン・シャー・カマルザマン(IDEMITSU Honda Team Asia)はトップから1秒差以内の16番手。2戦連続今季3度目のポイント獲得が期待されます。

Moto3クラスは、総合2位のエネア・バスティアニーニ(Gresini Racing Team Moto3)がトップタイムをマーク。以下、1秒差以内に16台という接戦になり、ホルヘ・ナバロ(Estrella Galicia 0,0)が3番手、総合トップのダニー・ケント(LEOPARD Racing)が6番手、エフレン・バスケス(LEOPARD Racing)が7番手、ニッコロ・アントネッリ(Ongetta-Rivacold)が8番手と続きました。負傷欠場のファビオ・クアルタラロ(Estrella Galicia 0,0)の代役で出場した山田誓己は21番手、尾野弘樹(LEOPARD Racing)は転倒を喫して29番手。2日目のポジションアップに挑みます。

コメント
■ダニ・ペドロサ(MotoGP 4番手)

「今日は全体的にいくつかの問題を抱えました。さらにブレーキのトラブルでピットで待機する時間もあり、思うようにラップを刻むことができませんでした。タイヤは、ハードとミディアムを試しましたが、どちらがいいのか今日の時点では決められていません。今日のベストタイムはミディアムで出しましたが、レースでは最後まで持つかどうかは分かりません。明日はセッションを有効に使い、ペースを改善できるようにがんばります。いい予選にしたいです」

■マルク・マルケス(MotoGP 5番手)
「今日は、いろんなことを試しました。フロントとリヤのセッティングを試し、タイヤも決勝に向けて、ハードとミディアムを試しました。マシンのセッティングは、まだまだ改良の余地があるので、明日も引き続きセットアップに取り組みます。今日のホルヘ(ロレンソ)は、2度のセッションともにすばらしいペースで走っていました。ダニも非常にいいペースで走っています。明日も引き続きセットアップに集中して、ホルヘと同じレベルになれるようにがんばります」

■スコット・レディング(MotoGP 12番手)
「なにも問題なく初日を終えることができました。ただ、ユーズドタイヤでは相変わらずトラクション不足という問題を抱えていて、満足のできるタイムではありませんでした。午後のセッションは気持ちよく乗ることができました。ニュータイヤを入れたときの自分のラップタイムには驚きました。今日は最終的に12番手でしたが、明日を楽しみにしています。明日のフリー走行では、リアタイヤのトラクションの改善に努力したいと思っています」

■カル・クラッチロー(MotoGP 13番手)
「ポジションが悪くて、ひどい一日になりました。しかし、決勝に向けて、いくつかの部分では前進することができました。今晩は、それがよかったのかどうかをデータを見て検証しなければなりません。決勝に向けていいポジションを得るためにも、明日はさらにがんばらなければいけません。全力を尽くしているチームの働きには感謝しています。今日はリアタイヤのフィーリングがあまりよくなかったので、この部分を改善したいと思います」

■ユージン・ラバティ(MotoGP 18番手)
「ヘレスもそうでしたが、アラゴンも午前と午後のセッションでは、まるで違う路面になりました。午前中は完ぺきな状態でタイムは11番手でしたが、午後のセッションは路面温度が上がり、サイドグリップがなくなり苦労しました。しかし、ヘレスの経験を生かすことで、多少は改善することができました。このサーキットは、スーパーバイク時代に走っています。コースの一部がスーパーバイクとMotoGPでは異なりますが、MotoGPで走るレイアウトの方が好きです。開幕前にこのサーキットはRC213V-RSに合っているサーキットだと思っていましたが、その通りの走りができました。今日はいいスタートが切れたので、明日もこの調子をキープしたいです」

■ジャック・ミラー(MotoGP 21番手)
「今日はいいスタートを切れたのですが、午後のセッションはうまくいきませんでした。しかし、明日に向けて違うアイディアが生まれ、明日はそれを試すことになります。今日はハードタイヤを使いましたが、明日の予選ではソフトタイヤを使うことになります。今日はバックストレートのブレーキングがうまくいかずフロントの安定性を高めるセッションに時間を費やしました。その結果、ほかのパートでも不具合が生まれてしまいました。明日はこの問題も解消して前進しなければいけません」

■ニッキー・ヘイデン(MotoGP 22番手)
「午前中のセッションはそれほど悪くなかったのですが、午後は難しい走りを強いられました。最大の問題はエッジグリップのなさで、多くのライダーが同じ問題を抱えていたと思います。ロングコーナーではスライドが激しく、立ち上がりでは加速しませんでした。しかし、セクションのベストタイムを合計すると、今日のベストより0.5秒速いので、実際のポジションはもう少しよかったと思います。明日は、今日の課題を解消して前進したいと思います」

■ティト・ラバト(Moto2 1番手)
「今日はいい一日になりました。とても楽しくマシンに乗れたし、ペースもよくて、とてもハッピーな一日でした。さらに、サーキットベストタイムも更新することができたので、明日は1分52秒台に入れられるのではと思っています。前回、ここで行ったテストでも、とても気持ちよく乗ることができたし、その走りが今回もできました。決勝では、最低でも表彰台争いに加わりたいです」

■中上貴晶(Moto2 2番手)
「午前中はハードタイヤで走りましたが、あまりフィーリングがよくなくて、午後のセッションではミディアムで走りました。午後は、気温も路面温度も上がったのですが、すごく気持ちよく走れるようになり、タイムも大幅に更新しました。レースウイークでは昨年より1秒以上、そして前回のテストのベストより0.3秒上げることができました。ほとんどのライダーがミディアムでベストタイムを出しています。しかし、決勝では最後まで持つかどうかわからないので、みんなタイヤの選択には悩んでいると思います。いずれにしても、明日はいいポジションを獲得したいです」

■アレックス・リンス(Moto2 3番手)
「午前中はコンディションがあまりよくありませんでした。グリップレベルもよくなかったので、午後にかけてセッティングを変えました。その結果、大きく前進することができました。今日はニューシャーシーを使いました。旧型と比べてそれほど大きな違いはありませんが、ブレーキングとコーナーの立ち上がりがよくなっています。明日も引き続き、決勝に向けてセットアップに集中します」

■エネア・バスティアニーニ(Moto3 1番手)
「とてもうれしい一日になりました。今日はハードタイヤでもソフトタイヤでもいい走りができました。午前から午後の走行にかけて、気温も路面温度も変わり、風も出るという状況でしたが、それにもうまく対応することができました。まだ、いくつかのパートでタイムを改善できると思うので、明日も引き続きがんばります。2度目の走行では尾野をパスしようとしたときに行き場がなくなり接触して転倒してしまいました。なんでもありませんでしたが、こういうことはないようにしなければいけません」

■ホルヘ・ナバロ(Moto3 3番手)
「いい一日でした。ミサノで転倒してから初めて乗りましたが、すぐにフィーリングを取り戻せたし、以前のように走ることができました。特にFP2はとても気持ちよく走ることができました。ここでは、テストを行ったばかりなので、やるべきことはそれほどありませんでした。加えて、午後はちょっと風が出てきたので、新しいセットアップを試してみましたが、いい結果を得ることができました。明日、風が強くなったとしても、データがあるので心配していません。引き続き、セットアップに集中したいと思います」

■山田誓己(Moto3 21番手)
「1度目のセッションは、周りのペースについていくことができませんでした。2度目はその差をだいぶ縮めることができたし、多くのことを学ぶことができました。世界グランプリのレベルはさすがに高くて、これまで経験してきたことがすべてが異なる感じでしたが、初日としては満足のいく結果でした。今回は自分のマシンではないので、徐々に慣れている感じです。今日のベストラップは最終コーナーでミスをしたときのもので、もう少しいけたと思います。さらにタイムを上げてポジションを上げるために明日も引き続き全力で挑みます」

■尾野弘樹(Moto3 29番手)
「自分としてはまずまずの出だしだったと思います。最後のアタックもいい感じだったのですが、7コーナーでバスティアニーニと接触して転倒してしまいました。タラレバになりますが、転倒はバスティアニーニにぶつけられて転んでしまったし、あのまま走れていたら、(ニッコロ)アントネッリと同じくらいはタイムは出せたと思います。でも、ちゃんと走りきれず、昨年の自己ベストに0.5秒も届きませんでした。明日はしっかりタイムを出していいポジションを獲得したいです」

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