[HONDA]SBK Rd.11 ファン・デル・マークが今季3度目の表彰台登壇

2015年9月20日(日)・決勝
会場:ヘレス・サーキット
天候:晴れ
気温:第1レース/25℃、第2レース/29℃
コースコンディション:ドライ

第11戦スペイン・ヘレス大会が、9月18日(金)〜20日(日)の3日間、ヘレス・サーキットで開催されました。ヘレスでスーパーバイク世界選手権が開催されるのは3年連続となり、

通算4度目。MotoGPではシーズン序盤に舞台となり、スーパーバイク世界選手権では、シーズン終盤の舞台として定着しました。

前戦マレーシア大会から一カ月のインターバル。サマーブレイクを終えたシルバン・ギュントーリ(Pata Honda World Superbike Team)は、「サマーブレイクを終えてヘレス大会を迎えます。あまりにも長い休暇だったので、まるで新しいシーズンを迎えるような気分です。ヘレスでは、過去2度の大会でいい結果を残してきたので、楽しみです」とコメントしました。2013年は4位/3位。昨年は両レースで2位。前戦マレーシア大会では今季初のフロントローとなる3番グリッドを手にし、決勝は両レースで4位になっているだけに、シーズン初表彰台に闘志を燃やしていました。

そして、チームメートのマイケル・ファン・デル・マーク(Pata Honda World Superbike Team)は、14年にスーパースポーツ世界選手権のへレス大会に出場して優勝を果たし、タイトルに輝きました。あれから一年、思い出のサーキットに戻ってきたファン・デル・マークは、「この一年、初めて経験するスーパーバイクで、たくさんの経験をしてきました。前回のマレーシア大会では、シルバンがいいレースをしているので、今回は自分もいい結果を残したいと思います」と相性のいいサーキットに気合いを入れていました。

ヘレスは、一周4.423km。バリエーションに富んだコーナーが連続するサーキットで、パッシングポイントが多く、ライダーに好評のサーキットです。また、タイヤには厳しく、それだけに激しい争いが繰り広げられます。今大会では、ファン・デル・マークが、決勝ですばらしい走りをみせ、第4戦オランダ大会以来、7戦ぶりとなる表彰台に立ちました。

3日間とも天候に恵まれた今大会。2日間のフリー走行では、トップから1秒差以内に14台という大接戦となり、ファン・デル・マークは総合12番手。「スーパーポール2」進出を逃しましたが、「スーパーポール1」でトップタイムをマークして、「スーパーポール2」に進出しました。そして、上位12台で行われたタイムアタックでは、今季ベストタイの4番手を獲得し、第4戦オランダ大会以来となる表彰台の獲得に期待が膨らみました。

ファン・デル・マークは第1レースで、早速その期待に応えます。序盤からトム・サイクス(カワサキ)がレースをリードする中、その後方で、ジョナサン・レイ(カワサキ)、チャズ・デイビス(ドゥカティ)、レオン・ハスラム、ジョルディ・トーレスのアプリリア勢とセカンドグループを形成しました。その集団から抜け出したデイビスとレイを追うファン・デル・マークは、中盤に入ると、レイをパスして3番手に浮上。そのポジションを守りきり、両レースで3位表彰台に立った第4戦オランダ大会以来、7戦ぶりに表彰台へ上りました。

一方、チームメートのギュントーリは、ヘレス大会での3年連続の表彰台獲得に意欲を見せていました。初日は10番手スタートも、「前回のセパン同様、マシンのフィーリングはよくなっています。気持ちよく乗れていますし、明日はポジションを上げられると思います」と語っていました。しかし、2日目もレースタイヤのパフォーマンスをうまく引き出せず、10番手となりました。さらに「スーパーポール2」では、クリアラップが取れず、ソフトタイヤのパフォーマンスをうまく引き出せなかったことから、10番グリッドが確定。4列目という厳しいスタートポジションから、序盤の混戦を抜け出せず、それがリザルトに大きく影響することになりました。

第1レースは、チームメートのファン・デル・マークがいるセカンドグループの後方で、アレックス・ロウズ(スズキ)、マッテオ・バイオッコ(ドゥカティ)、レオン・キャミア(MVアグスタ)と争って10位でフィニッシュ。第2レースもセカンドグループを追いかける戦いとなり、9位となりました。

ギュントーリは、前戦マレーシア大会の両レースで4位になった手応えを表彰台につなげられず、悔しいレースになりました。ホーム大会となる次戦フランス大会では、今大会の雪辱と今季ベストリザルトを狙う意気込みです。

スーパースポーツ世界選手権は、シーズン参戦2年目のパトリック・ジェイコブセン(CORE“ Motorsport Thailand)が、4戦連続でフロントローを獲得。決勝でも好走をみせて2位でフィニッシュし、タイトル争いに生き残りました。ジェイコブセンは、第7戦ポルトガル大会でCORE“ Motorsport Thailandに移籍し、カワサキからHondaに乗り換えています。以来、初ポールポジション、初優勝を含む4戦連続のフロントロー獲得と表彰台登壇を果たしており、残り2戦でチャンピオン獲得に挑みます。

今大会のウィナーで総合首位のケナン・ソフォーグル(カワサキ)との差は33点。次戦フランス大会では、ソフォーグルに先着して9ポイント差以上をつけることが、決着を最終戦に持ち越す条件となっています。Hondaに乗り換えてからの4戦、CBR600RRのパフォーマンスを遺憾なく発揮しているジェイコブセンの走りに注目されます。

そのほか、HondaのCBR600RR勢は、カイル・スミス(Pata Honda World Supersport Team)が4位。予選16番手から決勝に挑んだケビン・ヴァール(SMS Racing)がベストリザルトの9位。ロベルト・ロルフォ(Team Lorini)が10位でフィニッシュしました。

コメント

マイケル・ファン・デル・マーク(スーパーバイク 3位/13位)
「3日間を通じてクラッチに問題を抱えており、スタートは完ぺきではありませんでした。しかし、いいポジションにはつけることができ、前のグループに加われました。そして、全体的にペースが落ちてきたときに前のグループとのギャップを縮めることができました。レオン(ハスラム)とジョナサン(レイ)をパスするのに少し時間がかかりました。第2レースも、(ジョルディ)トーレスとレオンに追いつくことができ、気持ちよく走れていましたが、2人がかなりハードに走っていたため、後ろで様子を見ることにしました。そのうちに、自分がフロントから滑って転倒しまいました。今週は決勝に向けてどんどんよくなり、気持ちよく走ることができました。残り2戦に向けてモチベーションが高まっています」

シルバン・ギュントーリ(スーパーバイク 10位/9位)
「厳しいウイークとなりました。正直、もう少しいい結果を残せるではと思っていたのでとても残念です。決勝レースに全力で挑みましたが、結果的にフィーリングはよくなかったし、レースを楽しめる状態ではありませんでした。今大会は、初日はいい感じでスタートできたのですが、土曜日はレース用タイヤのフィーリングを改善できず、予選用タイヤでもうまく走れませんでした。次戦のマニクールでは、前戦マレーシアで感じていたいい状態に戻すことができればと思います。マニクールは本当に好きなサーキットです。そこを走れば、今のマシンの状態を分析できると思います」

パトリック・ジェイコブセン(スーパースポーツ 2位)
「レース終盤はタイヤの消耗が激しく、特にラスト5周はミスをしないように集中しました。今日のケナン(ソフォーグル)はミスなく走りきっていましたし、私も優勝を狙っていましたが、結果的に2位でフィニッシュできて満足しています。シーズンは残り2戦。ケナンと33点差なので、残り2戦は勝つことを目標に全力で挑みます」

カイル・スミス(スーパースポーツ 4位)
「今シーズンの課題であるレース序盤のペースに苦しみました。その原因がフルタンクの状態にあるのかどうは分からないのですが、序盤は苦しい走りになりました。しかし、中盤からはペースがよくなり、自分のライディングができるようになりました。しかし、序盤にできたギャップはどうにもなりませんでした。引き続きこの課題に取り組みたいと思います。今回はタイヤに関してじっくり取り組めましたし、もっといい結果を期待していました。次のフランスでは、今大会で感じたマシンのいいフィーリングを、結果につなげたいです」

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