日本自動車工業会、「2015年秋季交通安全キャンペーン」を実施

般社団法人日本自動車工業会は、2015年9月21日(月)から12月31日(木)までの間、政府の実施する秋の全国交通安全運動と連動し、「自工会・2015年秋季交通安全キャンペーン」を実施する。

2014年中の交通事故発生状況をみると、死者数は4,113人(前年比-260人)で、14年連続で減少した。また、2004年に過去最悪を記録した事故発生件数および負傷者数も10年連続で減少した。しかしながら、依然として死者数、事故発生件数、負傷者数ともに高いレベルにあり、政府として引き続き懸命に交通事故防止対策に取り組んでいるところである。

当会としても、未だ年間71万人を超える人々が交通事故により死傷している厳しい現状があり、交通事故が国民生活の身近な問題であることを踏まえ、一層の車両安全対策に取り組むとともに、交通安全活動の一環として秋季交通安全キャンペーンの実施により安全な交通社会の実現に寄与することとする。

交通事故死者数のうち高齢者の死者数(2,193人)は前年に比べ減少(-110人、-4.8%)したものの、死者数のうち高齢者の死者数が占める割合は53.3%と過去最高となり、高齢者に対する交通安全対策は引き続き喫緊の課題となっている。

よって、「高齢歩行者の死亡事故低減」を主とする秋季交通安全キャンペーンを全国的に展開していくとともに、2012年より始めた地域と連携した交通安全啓発活動への取り組みの一環として、昨年に引き続き静岡県と連携した取り組みも進めていく。

<秋季交通安全キャンペーンの考え方>

・ドライバー向けテーマ:夕方早めのヘッドライト点灯促進
高齢化が急速に進む中で、交通事故死者の半数を高齢者が占め、また、高齢事故死者数の半数近くが歩行中(構成率48.5%)である。歩行中の死者数を昼夜別にみると、昼間に比べて夜間の構成率が2倍以上(昼間:22.2%、夜間:49.6%)高くなっていることや、例年、秋から年末にかけて夕暮れ時の高齢者の歩行中の死者が増加することから、ドライバーに対し、高齢者の歩行中の交通死亡事故低減のため、夕方早めのヘッドライト点灯を呼び掛ける。

・高齢者向けテーマ:反射材の着用促進
夕暮れ時から夜間は、歩行中及び自転車乗用中は、反射材を着用するよう呼び掛ける。

・二輪ライダー向けテーマ:ヘルメットの正しい着用促進
2014年の二輪車乗車中事故死者697人の損傷部位の42.3%が頭部となっている。また、697人のうち671人(96.3%)はヘルメットを着用していたが、そのうちの210人(31.3%)は事故時にヘルメットが脱落していることから、二輪ライダーに対し、あごひもをしっかり締めるなどのヘルメットの正しい着用を呼び掛ける。

<キャンペーン展開の概要>
・ドライバー向けテーマ:夕方早めのヘッドライト点灯促進(9月21日〜12月31日)
・高齢者向けテーマ:反射材の着用促進(9月21日〜12月31日)
・二輪ライダー向けテーマ:ヘルメットの正しい着用促進(10月1日〜10月30日)

<訴求のポイント(ドライバー・高齢者向けキャンペーン)>

実施期間 2015年9月21日(月)〜12月31日(木)
テーマ設定 高齢者の歩行中の交通死亡事故低減に向けて、
・ドライバーに対し、夕方早めのヘッドライト点灯を呼び掛ける。
・高齢者に対し、反射材の着用を呼び掛ける。
スローガン ・ドライバー:「夕方早めのヘッドライト点灯」
・ 高齢者:「反射材の着用促進」

<具体的展開>

全国対策 ・YouTubeにアニメーション動画を配信(9/21〜12/31)
〜有名キャラクター「ぼのぼの」を活用した「早めのライトオン/反射材活用」に関するアニメーション動画により理解促進を図る。
・AMラジオでの全国ネットスポットを展開(10/1〜10/30の平日)。
〜人気子役「エヴァちゃん」を起用し、日没前の夕方の時間帯で、乗車中のドライバーに対し、20秒CMで「夕方早めのヘッドライト点灯」を呼び掛ける。
・大人、高齢者の「反射材着用/早めのヘッドライト点灯」の理解を促進するため、今秋の対策として特に高齢者事故が多い千葉県の幼稚園や保育園で「自発光式反射材」を配布し、園児から祖母、祖父らにプレゼントしてもらい、着用に繋げていく。
〜「自発光式反射材」の他、子供が描く似顔絵用紙やぬりえ、キャンペーンサイト誘因のための交通安全クイズ案内などをセットにして園児に配布し、大人達、特に高齢者に「反射材の着用促進」を訴求する。
・自工会ホームページにYouTubeのアニメーション動画やラジオCMに誘導するキャンペーンサイトを開設する。
〜サイトではアニメーション動画に沿った交通安全クイズを用意し、クイズ正解者に抽選でプレゼントを行うことにより、動画視聴を促進する。また、サイト上で交通安全フォトコンテストを行い、優秀作品にはプレゼントを用意するなど啓発に努める。
地域対策
(静岡県)
・SBS静岡放送のミニ番組に静岡県、静岡県警、交通安全協会の出演協力を得て、交通安全を訴えるほか、SBS静岡放送で、「トワイライト・オン・キャンペーン」と題して「夕方早めのライトオン」を呼び掛ける(10/1〜12/31の平日)。
・トワイライト・オン・キャンペーンに賛同する個人や企業を募り、オリジナルステッカーをプレゼントし、早めのライトオンの周知を図る。
・静岡県主催のイベントなどにSBS静岡放送と共に参加し、横断幕やのぼりを掲げて夕方早めのライトオンを呼び掛けるほか、自発光式反射材などを配布し、交通事故防止を訴える。
・四輪・二輪販売店は、のぼりやステッカーを掲示し、早めのライトオン啓発に努める。
・高齢者ドライバーに運転能力を自覚させ、安全運転への心掛けを促すために開発した
リーフレットとステッカーを、静岡県等が主催する講習会等の場で活用してもらうことにより、高齢ドライバーの交通事故防止の一助としてもらう。

<訴求のポイント(二輪ライダー向けキャンペーン)>

実施期間 2015年10月1日(木)〜10月30日(金)
テーマ設定 ・二輪乗車中事故死者のうち、ヘルメットが脱落した者が3割を超えていることから、二輪ライダーに対し、あごひもをしっかり締めるなどのヘルメットの正しい着用を訴求する。
スローガン ・ライダー:「あごひも、しっかり、ヘルメット。」

<具体的展開>

全国対策 ・AMラジオでの全国ネットスポットを展開。(10/1〜10/30の平日)
・人気子役「エヴァちゃん」が二輪ライダーに対し、20秒CMで「あごひも、しっかり、ヘルメット。」を呼び掛ける。

参考資料

【関連ニュース】
◆内閣府、「秋の全国交通安全運動」を実施
◆日本二輪車普及安全協会、「第40回 二輪車安全運転推進運動」を実施

関連記事

編集部おすすめ

  1. ホンダは、スーパーカブ 世界生産1億台達成を記念し、「第45回東京モーターショー2017」の…
  2. ホンダは、二輪車「スーパーカブ」シリーズの世界生産累計が、2017年10月に1億台を達成した…
  3. ※10月20日更新情報 台風の影響を考慮し、本イベントの延期が正式アナウンスされています。 …
  4. ホンダは、ビジネスやパーソナルユースなど、幅広い用途で支持されている「スーパーカブ50」「ス…
ページ上部へ戻る