[Ducati]MotoGP Rd.13 決勝 イアンノーネとドヴィツィオーゾが7位と8位で完走、ピッロはリタイア

MotoGP第13戦サンマリノGPが、目まぐるしく天候が変わるコンディションの下で開催され、エキサイティングな展開となる28周のレースが行われた。レーススタート後、数ラップを消化したところで雨が降り始め、すぐに雨足が強くなったため、全ライダーはピットに戻ってマシンを交換。しかし、レース半ばを迎える頃には路面が乾き、再びドライセットアップのマシンへの乗り換えを余儀なくされた。

ドゥカティチームのアンドレア・イアンノーネは、グリッド3列目から勢いよく飛び出し、オープニングラップを5位で終えた。6周目には4位にポジションを上げたが、その直後に“ウェット”仕様に乗り換えた。さらに18周目には2度目のマシン交換を行い、残り4周時点で7位を走行していた。その後はチームメイト、アンドレア・ドヴィツィオーゾのアタックを受けたが、順位をキープして7位でチェッカーを受けた。

ドヴィツィオーゾも3列目からのスタート。5周目まで7位を走行し、マシン交換が始まった7周目には一時的に首位に立った。8周目に“ウェット”仕様に乗り換え、8位でレースに復帰した。16周目には7位にポジションを上げ、その3周後に2度目のマシン交換を行った。レース復帰時点では13位までポジションを落としていたものの、残り4周時点で8位まで巻き返した。

ワイルドカード参戦のミケーレ・ピッロ(ドゥカティ・テストチーム)は、予選5位と好位置を掴んだものの、スターティンググリッド上でトラブルが発覚、ウェットセットアップが施された2台目のGP15に乗り換えてピットからスタートした。しかし、レインタイヤでドライ路面を走行したためにタイヤが完全に消耗、9周目にリタイアを余儀なくされた。

ライダーズランキングでは、159ポイントのイアンノーネが4位をキープ。128ポイントのドヴィツィオーゾは、ブラッドリー・スミス(ヤマハ)に抜かれて6位にランキングを落とした。コンストラクターおよびチーム部門では、ドゥカティおよびドゥカティチームが、それぞれ3位につけている。

コメント
■アンドレア・イアンノーネ(Ducati MotoGPチーム #29) 7位
「複雑なレースだった。序盤はかなり良い感じで走行できた。マシンにも自信が持てたので、ダニ・ペドロサ(ホンダ)にアタックした。その後、雨が落ちてくると、かなり難しい状況になった。路面はドライともウェットとも言えない状態で、スリックでラップするのは簡単ではなくなった。マシンを変更すると、レインタイヤはコースが乾く前に完全に使い物にならなくなってしまった。加速時にはマシンが動き回り、コントロールすら難しい状況だった。2度目のマシン交換のタイミングについては、ミスを犯したと思う。ピットインが遅すぎた。もっと早く入っていたら、リザルトも違っていただろう。次回はもっとピットボードに注意したい。今日の経験から何かを学び、教訓を活かしたい。」

■アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Ducati MotoGPチーム #04) 8位
「良いリザルトを得る重要な機会を失ってしまった。本当に残念だし、チームに申し訳ない気持ちでいっぱいだ。今回は自分の戦略が間違っていた。マシン交換は、2度とも適切なタイミングではなかった。完全に僕の責任だ。もっと良いリザルトが期待できただけに、自分自身にガッカリしている。この経験は将来に生きるだろう。しかし、今回のレースで正しいピット・タイミングを把握するのは本当に難しかった。」

■ミケーレ・ピッロ(Ducati MotoGPチーム #51) リタイア
「今日は僕の日ではなかった、と言わざるを得ない。レースまではうまく行っていたが、グリッドでトラブルが出てエンジンがかからなかった。おかげで、ウェット仕様に乗り換えてピットスタートする羽目になった。フィーリングも良く、良い走りができる自信もあったが、そのチャンスが逃げてしまった。今日はトップライダーとやり合う自信があったのだが、マシンを構成しているコンポーネントの一つにトラブルが発生してしまった。大きな失望感を覚えているが、これも経験のひとつと考えるようにしたい。いずれにしても、完璧な仕事をしてくれたチームの面々に感謝の意を表したい。僕のようにMotoGPに参戦する機会が限られているライダーにとっては、今日は良いリザルトを残す絶好の機会だったが、予期しない困難に直面してしまった。」

■ルイジ・ダッリーニャ(Ducati Corseゼネラルマネージャー)
「今日は難しいレースだった。しかも、天候が目まぐるしく変化して、余計に難しくなった。結果的に、ピットインのタイミングがリザルトを大きく左右した。残念ながら、2名ともタイミングが遅れたが、あの状況でウェットかドライを判断するのは非常に難しかった。だが、レース終盤に向かうにつれて、良いペースで走行できていたことも事実だ。もしも戦略が正しかったら、ふたりとももっと良い順位でフィニッシュできていたかもしれない。ピッロのリタイアは本当に残念だ。ようやく実力を示すチャンスに恵まれ、良いレースを見せてくれる可能性が十分にあったのに、トラブルが発生してそのチャンスを潰してしまった。彼に謝罪したい。」

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