[Team KAGAYAMA]ズズキ・アジアン・チャレンジ、日本人2名ともが表彰台に立つ

今シーズン、FIMアジアロードレース選手権 (ARRC) に新たに加えられることとなった加賀山就臣がプロデュース・監修するスズキのライダー育成プログラム「スズキ・アジアン・チャレンジ」。その第4戦がタイ・ブリアムにあるチャン・インターナショナル・サーキットで開催されました。

土曜日にレース1、日曜日にレース2と、1イベントで2レースを行うこのプログラムでは、スズキが用意するアンダーボーンフレーム150ccモデル のSUZUKI FU150を使ってのワンメイクレースとなります。公平を期するため、17台のマシンを前戦レース2結果の最下位ライダーからマシンを選択できる方法を取っています。

29日(土)に開催となった予選セッションでは、#99アディ・チャンドラ(インドネシア)がポールポジションを獲得。2番手には、#98パティ・チョープラテット(タイ)、3番手に#43アンドレアス・グナワン(インドネシア)が入り、レース1、レース2ともにこのフロントロウのグリッドからのスタートとなります。

30日(日)は、ブリアム周辺は朝から良い天気に恵まれました。時折雲が広がり、日がさえぎられることもありましたが、「スズキ・アジアン・チャレンジ」のレース2決勝も、そんな薄曇りの下で行われました。前日行われたレース1同様、このレース2も序盤から最後まで常にダンゴ状態が続く展開でした。唯一前日との違いは、最終コーナーでの3台が絡むクラッシュを含め、合計5台の転倒があったこと。その転倒もあって、大集団はほんの少し台数が減りましたが、デッドヒートはさらに過熱していくようでした。

最後の最後まで誰がトップに立つのかわからないまま迎えた最終ラップの最終コーナー。誰も抜け出すことができなかった大集団を率いて現れたのは、#83村瀬健琉(日本)と、最終コーナー手前までトップを走っていた#71斉藤魁(日本)の日本人2名でした。村瀬にとっては鈴鹿に続く2勝目、そして斉藤にとってはこのシリーズ初めての表彰台となりました。3位にはポールポジションを獲得したアディ・チャンドラが入りました。

今シーズン全5戦で行われる「スズキ・アジアン・チャレンジ」は、最終戦である第5戦を迎えることとなります。第5戦は、今回と同じタイのチャン・インターナショナル・サーキットで、12月4日〜6日に開催の予定です。

コメント
■村瀬健琉 | #83

「鈴鹿に続くこのタイのレースで勝てたことはすごくうれしいです。今回のレースは練習走行からタイムを見ても悪くなかったので、レースでどの位置にいれば勝てるかをシミュレーションしてきました。コースでは後半のS字と最終コーナーが仕掛けやすい場所ですが、レース1では最終コーナーでグナワン選手に押し出されてしまいました。この時に自分の狙ったラインで走れなかったこともあって、インに入って必ず自分のラインを走れるように走って、最後は斉藤君のインを突いて勝つことができました。

これから次のレースまで3カ月ありますが、今回の反省点を直し、しっかりタイムが上げられるよう詰めていって、残る全部が勝てるように頑張りたいと思います。」

■加賀山就臣 | ゼネラルマネージャー
「今日はタイ戦の2レース目でしたが、バトルを展開していても相手のためにいつもラインを残しておくという、非常にクリーンで安全なバトルが繰り広げられ、彼らの成長がよくわかるレースでした。単独での転倒が多かったですが、これは彼らが限界に挑戦しての結果なので仕方がないと思っております。この転倒によって経験値が上がったことと思います。

続く今シーズン最後の戦いは、今回と同じくタイでのレースとなります。スポンサー、関係者の皆様のおかげで、大きな事故もなく最終戦を迎えることができましたことに感謝したいですし。いつも温かい目でこのシリーズを見守っていただいている皆様方に御礼を申し上げます。17名の選手たちも自らのベストを尽くし、より良いレースをしてくれることと思います。ぜひ最終戦の行方も期待していてください。」

■生形秀之 | ライダーコーチ
「レース1とは打って変わって大荒れのレースとなりました。トップ争いは白熱していたことについては、非常にいいレースだったと思います。今回は、珍しく単独での転倒が多かったようですが、多くの選手にとって転んだ理由が明確になっていないようです。その原因を突き止めて、同じミスを繰り返さないようにし、次のステップへつなげていってほしいと思います。
最終戦は、今までと異なり、このシリーズ初めての同一サーキットでの開催です。今回の経験をどうつなげていくのか? そして最終戦をどう迎えるのか? 彼らの成長が今から楽しみです。」

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