バイク立国へ、スキー場を使ったバイク遊びが突破口に!?

【ケニー佐川:Webikeニュース編集長 】

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先日、ビッグアドベンチャーモデルで「ヒルクライムごっこ」をして遊んできました。実はある取材でスキー場のゲレンデを走らせていただいたのですが、これが楽しいのなんのって!一度経験したらハマること請け合いです。

今の季節はゲレンデも草が青々と茂っていて、ちょっとラフにスロットルを開けたりするとタイヤも滑りまくるのですが、それを巧くコントロールしながら丘を登ったり下ったり、少しスライドさせながら向きを変えたり、と全身を使ってバイクと格闘しながら汗だくになって乗りこなすのがまた醍醐味だったりして。きっと季節がもう少し下って草も枯れ、表面の土が見えてくる頃になればさらに本格的なオフロードライディングが楽しめるのだろうな、と想像してニヤニヤしまいました。

日本は実はスキー天国だそうです。何がって、スキー場の多さが。その数は全国で500件を超えると言われ、施設数としては世界一とも。最近では雪を見たことがないアジアの国々からも多くの観光客が訪れ、かつての賑わいを取り戻しているスキー場もあります。ただ、その一方で、設備の老朽化などから閉鎖に追い込まれる施設も少なくないと聞きます。たとえ人気のスキーリゾートでも営業は冬場のオンシーズンだけですから、採算に見合わない場合も多いようです。

そこで、ご提案したいのは、オフシーズンのスキー場を活用したバイク遊びです。日本には欧米のようなスケールの大きなオフロードパークもないですし、自由に走れる林道も年々少なくなっています。高性能なオフロードバイクや人気のアドベンチャーモデルを所有していても、その走りを存分に楽しめる機会が少ないのです。その点、スキー場はロケーション的にも街から離れているので、騒音や排気などの影響も少ないでしょうし、元々が人工的に作られたコースなので自然へのインパクトも少ないと思われます。つまり、堂々とバイクで土遊びできる場所としては最適なのです。それが日本全国に数百カ所もあると聞けば、うーんこれはいけるかも・・・。

現在でも一部のスキー場を使ったバイクイベントが行われていますが、もっと気軽にいつでも遊べるオフロードパークができるといいな、と思います。「冬はスキー、夏はバイクで遊ぼう!」みたいになれば、それは立派なアウトスポーツとして認められるのでは。

話は戻って今回の「ヒルクライムごっこ」ですが、何も純粋なオフロードバイクでなくても十分楽しめると思いました。ゲレンデの緩斜面を使えば、アドベンチャーでもネイキッドでも普通に走れることでしょう。もちろん、腕に自信ありの方であれば、上級者用のコースにチャレンジしてみるのもいいかも。間口を広げるためにも、初心者用にレンタルで小型のオフ車を貸し出すなど、アイデアもいろいろと広がります。

とはいえ、施設の運営者や地元の理解が得られないことには何も始まりませんから、実現までには地道な準備や交渉は必要になると思います。でも、本当にこうした夢が叶うなら、「2020年にバイク100万台」という目標もまた夢ではなくなる気もしますね。

ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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