[HONDA]MotoGP Rd.12 予選 マルケスが今季6度目のポールポジションを獲得

■2015年8月29日(土)・予選
■会場:シルバーストーン・サーキット
■天候:曇り、ときどき晴れ
■気温:21℃ コースコンディション:ドライ

第12戦イギリスGPの予選は、終日雲の多い一日となりました。しかし、気温は21℃まで上昇、路面温度も30℃を超えて、初日に比べると、セットアップの進めやすいコンディションとなりました。その中でマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、マルケス自身が13年の大会でマークした2分00秒691をブレイクする2分00秒234で今季6度目のポールポジション(PP)を獲得。昨年に続き、大会2連覇に向けて大きく前進しました。

午前中のフリー走行では、セットアップに集中し、総合2番手でQ2進出を決めました。その後に行われた30分間のフリー走行では、決勝を想定したロングランを実施、2分01秒台で連続ラップを刻み、仕上がりのよさをアピール。予選では、1回目のアタックで2分00秒564をマーク、2回目のアタックで2分00秒234までタイムを短縮し、2戦ぶり今季6度目のPPを獲得しました。

今大会は、目標とする1分59秒台には届きませんでしたが、ライバルを圧倒する快速ランを披露して、大会2連覇と今季4勝目に向けて大きく前進しました。

初日4番手につけたダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)も、順調にタイムを短縮しました。フリー走行では総合4番手。順調にQ2進出を果たすと、予選ではPP争いに加わり、3番手のタイムをマークしました。これでペドロサは2戦ぶり今季4度目のフロントローを獲得。後半戦のスタートとなった第10戦インディアナポリスGPに続き、マルケスとの1-2フィニッシュが期待されます。

初日9番手につけたスコット・レディング(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が、フリー走行で総合5番手に浮上すると、予選では今季2度目のシングルグリッドを獲得しました。初日から快調に周回を続けたレディングは、予選では、マルケスをピタリとマーク。1回目、2回目ともにマルケスを目標に走り、第2戦アメリカズGPの6番手に次ぐ7番手となり、地元ファンから大きな声援を送られました。

初日15番手と出遅れたカル・クラッチロー(CWM LCR Honda)も、レディングとともにマルケスをピタリとマークして8番手までポジションを上げました。ホームGPとはいえ、シルバーストーン・サーキットが苦手だというクラッチローは、自己ベストを更新して納得の表情でした。

以下、Hondaのオープンカテゴリーマシン「RC213V-RS」でジャック・ミラー(CWM LCR Honda)が今季自己ベストタイの16番手、ユージン・ラバティ(Aspar Team MotoGP)が19番手、ニッキー・ヘイデン(Aspar MotoGP Team)が21番手、カレル・アブラハム(AB Motoracing)が24番手という結果でした。

Moto2クラスは、地元ファンの声援を受けて熱走を見せたサム・ロース(Speed Up Racing)が今季3度目のPPを獲得。以下、1秒差に13台という接戦になり、総合3位のアレックス・リンス(Paginas Amarillas HP 40)が2番手、総合首位のヨハン・ザルコ(Ajo Motorsport)が3番手と続きました。

以下、総合2位のティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が4番手。セッション終盤に転倒したラバトは右ヒザを強く打ち、医務室に運ばれましたが、骨折などはありませんでした。5番手にトーマス・ルティ(Derendinger Racing Interwetten)、初日3番手と好調なスタートを切った中上貴晶(IDEMITSU HONDA TEAM ASIA)が、今季5度目の2列目スタートとなる6番手と続きました。

Moto3クラスは、ホルヘ・ナバロ(Estrella Galicia 0,0)が初PPを獲得。以下、Honda勢は、総合首位のダニー・ケント(LEOPARD Racing)が3番手、総合5位のエフレン・バスケス(LEOPARD Racing)が4番手、初日3番手につけたアレックス・マスボー(SaxoPrint RTG)が6番手、総合2位のエネア・バスティアニーニ(Gresini Racing Team Moto3)が7番手と続き、5台のHonda勢がトップ10に名前を連ねました。前戦チェコGPで右足甲を負傷している尾野弘樹(LEOPARD Racing)は、本来の力を発揮できず31番手。決勝では追い上げのレースに挑みます。

コメント
■マルク・マルケス(MotoGP ポールポジション)

「いい予選セッションでした。最初のラップを走ったとき、すべてを完ぺきにまとめられたら、もしかすると1分59秒台にとても近いタイムを出せるかもしれないと思いました。しかし、2度目のアタックでは、最終セクターのブレーキングで少しタイムが落ちるということに気づきました。それでも最終的にポールポジションを獲得することができました。明日のレースは、ホルヘ(ロレンソ、ヤマハ)やダニ、バレンティーノ(ロッシ、ヤマハ)が速いと思いますし、厳しい戦いになると思います。全力で挑みます」

■ダニ・ペドロサ(MotoGP 3番手)
「目標はフロントローを獲得することだったのでうれしいです。明日は、いいスタートを切って、マルクとホルヘについていけるようにがんばります。このサーキットでは、タイヤの温度をコントロールするのがとても難しいので、天候にしっかり合わせたセッティングをしたいと思います。マルクのペースはとてもいいです。そのペースより少し遅れていますが、明日の天候をみて、何ができるか考えたいです」

■スコット・レディング(MotoGP 7番手)
「バイクのフィーリングはとてもよくて、今日の予選はとても楽しかったです。アタックは、2回ともマルクの後ろを走りましたが、とてもいい経験になりました。そして、非常に興味深いものでした。マルクについていくのは、とても無理でした。自分も限界で走っているのに、彼はそれより1秒も速く走っていました。決勝に向けてのレースペースはそれほど悪くありませんが、タイヤを持たせなければなりません。明日のウォームアップでさらにセットアップを進めたいです。全体的には、かなり快適です。今週は楽しいレースになっています」

■カル・クラッチロー(MotoGP 8番手)
「いい予選になりましたし、今日のタイムにはとても満足しています。このサーキットはあまり得意なサーキットではありません。MotoGPクラスでシルバーストーン・サーキットを走るのは6年目ですが、今回が自己ベストラップになりました。本当にうれしいです。チームが本当にがんばってくれました。明日のレースまでにもう少し前進できることを願っています。正直、すべてにおいて少しずつ改善する必要があります。電気系はもう少し改善できると思います。もう少しリアグリップも必要です。FP4では小さな問題があって、時間を少し無駄にしてしまいましたが、全体的には満足しています。地元ファンの前で、いいレースをするのが本当に楽しみです」

■ジャック・ミラー(MotoGP 16番手)
「もっといい結果を出せたと思うのですが、ベストラップを出したときに、渋滞にはまってしまったのが残念でした。今週はとても快適に走ることができました。マシンもうまく機能しています。金曜日のFP2から、かなりマシンを変えました。その結果、ますます快適になりました。明日のレースもうまくいくことを願っています。自分にとって一番の問題はフロントの感触でしたが、それに関しても大きく前進したので、とてもうれしいです。ソフトタイヤが決勝でどれだけ持つのか試せれば、もっとよかったと思います」

■ユージン・ラバティ(MotoGP 19番手)
「本当に残念な結果でした。今週はずっと14番手あたりを走っていたので、それを目標にしていました。たくさんのライダーが誰かのスリップについていこうとしていました。最終コーナーに入ったとき、3人のライダーが僕の後ろにつこうとしていました。彼らを連れて走りたくなかったので、ペースを落としたのですが、結果的にタイヤを冷やしてしまいました。その結果、最初のセクターでタイムを落としてしまいました。Q2を走るライダーはスリップに入ろうとするライダーはいません。本当に残念でした。最も重要なセッションが最悪なセッションとなってしまいフラストレーションがたまっています」

■ニッキー・ヘイデン(MotoGP 21番手)
「楽な週末ではないことは確かです。今日はチームがマシンをよくしてくれました。フロントにウエイトを乗せたら、それほどウィリーしなくなりました。そしてフロントエンドのフィーリングも改善されました。しかし、グリッドはよくありません。“あとコンマ数秒速ければよかったのに”とよく言いますが、今日は本当にその通りでした。あと0.3秒速ければ7つポジションが上がりました。もっと前方からスタートできたら本当によかったと思います。1周に2分かかるコースでは、0.3秒というのは本当にわずかなことで変わります。明日の決勝がどのようなレースになるかとても楽しみです」

■サム・ロース(Moto2 ポールポジション)
「ホームGPなので、ファンのサポートを感じますし、最高の気分でした。今日は少しミスをしましたが、いいペースで走れることはわかっていました。6秒台中盤が出せると思っていましたし、全力でがんばりました。でも、6秒3までいくとは思っていなかったですし、とてもうれしいです。明日はいいレースができると思います。ホームGPでポールポジションを獲得できて、とても誇りに思います。明日がとても楽しみです」

■アレックス・リンス(Moto2 2番手)
「ポールポジションは獲得できませんでしたが、そのことについては、あまり気にしていません。もっとも大事なことは、明日のレースで優勝争いをするペースがあることです。明日のレースは、ロースやザルコ、ティトとの戦いになると思います。きっと、おもしろいレースになると思います」

■ヨハン・ザルコ(Moto2 3番手)
「今日の走りを見る限り、リンスはかなりいいペースがありますし、ロースもホームGPなので本気で戦うと思います。レースが終わるまで集中して走らなければなりません。今日はポールポジションを獲得しようと全力を尽くしました。ポールポジションは獲得できませんでしたが、内容はとてもよかったですし、今日の結果には満足しています。昨日は転倒して痛みがありましたが、調子はいいです。フロントローからのスタートは大事ですし、1コーナーでインサイド側というのはとてもいいことです。おそらく大きな集団になると思います。一番強いライダーが勝つことになると思いますし、全力を尽くします。明日は、ポイントを獲得することがとても重要になりますし、しっかり完走したいと思います。

■中上貴晶(Moto2 6番手)
「今日の予選は二つの目標がありました。1つは2013年にマークした自分のサーキットベストタイムを更新して2分6秒台で走ること。そして、もう1つはフロントローを獲得することでした。そういう意味では、うれしい部分と悔しい部分がありますが、連続周回のアベレージは悪くないので、明日はいいレースができると思います。今年になって5度目の2列目スタートですが、今回は不安がありません。明日はスタートを決めて、いいレースができると思います」

■ホルヘ・ナバロ(Moto3 ポールポジション)
「すばらしいラップタイムを出せたのでとてもうれしいです。今年はレースを追うごとに前進してきました。ポールポジションは今日が初めてなので、とてもうれしいです。レースウイークを通してすばらしい仕事をしてきました。違うセットアップを試したり、いいベースを見つけようと取り組んできました。それでも、サーキットベストタイムを塗り替えるとは思ってもみませんでした。明日はいいペースがあることがわかっているので、ドライになれば、いいレースができると思います。ドライでもウエットでも全力でがんばります」

■ダニー・ケント(Moto3 3番手)
「ホームGPなので、ポールポジションを逃して少し残念でした。でも、フロントローに並べてうれしいです。というのも、金曜日の午前中のフリー走行を走れなかったので、難しいレースウイークになると思っていたからです。ライバルたちに追いつけるように、一生懸命がんばってくれたチームに感謝しています。とにかく、いいポジションで予選を終えました。明日はうまく走れる自信があります。もし雨が降っても、条件は同じなので、ウエットでの走行を楽しみたいと思います。ナバロとのタイム差はあまり気にしていません。レース中はそれほど速いタイムでは走れないと思うからです。また、僕もレースタイヤでは安定しているので、心配していません。イギリスのすばらしいレースファンのために、明日の午後は全力でがんばります」

■エフレン・バスケス(Moto3 4番手)
「今日の結果はとてもうれしいです。今大会は、すべてのセッションでとてもいい仕事ができたと思います。予選の終盤にベストタイムを出したときは、少し渋滞にはまってしまい、コース終盤でミスもしてしまいました。でも全体的にはかなりいい状態です。もし明日の天気がドライであれば、表彰台争いに加われると思います」

■尾野弘樹(Moto3 31番手)
「昨日は痛みがなかったのですが、ペースが上がっていくにつれて、だんだん痛みが出てきました。そのため、痛み止めの処置をして予選に挑みました。自分のベストタイムは、セッションをこなすごとに上がりましたが、全体的にタイムが上がっているので、順位を上げることができませんでした。厳しいグリッドですが、明日は全力で追い上げたいです」

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