話題の本格派アドベンチャー「CRF1000L Africa Twin」の全容がついに明らかに!

【ケニー佐川:Webikeニュース編集長 】

150807_22

「CRF1000L Africa Twin」ティザーページが公開

2015年末にも世界で発売が予定されている話題の本格派アドベンチャーモデル「CRF1000L Africa Twin」。先日、ホンダモーターヨーロッパから技術概要が発表されたのに続き、国内HONDA公式サイトでもティザーページが公開された。特設ページ内ではフォトギャラリーの他、現在公開中のティザームービーが6つの短編エピソードとしてまとめられているのでぜひチェックしてみてほしい。

内容を少しだけ紹介すると、冒頭のエピソードでは80年代にホンダがパリ・ダカールラリーに参戦した当時の様子を活写。アフリカの砂漠を疾走するファクトリーマシン「NXR750」やホンダワークスで活躍した往年のライダーが登場し思い出を語るシーンが描かれている。次のエピソードではホンダのバイクで世界中を旅する人々を紹介。続いては「CRF450RALLY」による現代のダカールラリー参戦が描かれ、24年ぶりにダカールラリーへ戻ってきたことの意味が語られる。それは、世界一になること、そこで培われた技術を量産市販モデルへフィードバックすることであると。そして、最後に紹介されているのは日本の開発者とホンダモーターヨーロッパの開発者による現地テストの様子。テストライダーによるダイナミックな走行シーンやDCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)によるトラクション性能の素晴らしさなどが語られている。

映像では順を追って、アフリカツインの栄光の歴史とホンダスピリッツ、そして現代に復活する意味を丁寧に解き明かしてくれる。パリ・ダカールへの挑戦と勝利はホンダの夢であり、真の意味での世界的二輪メーカーへと飛翔するための冒険でもあった。すべては「CRF1000L Africa Twin」のキャッチフレーズである「TRUE ADVENTURE(真の冒険)」に帰結しているのだ。

新生アフリカツインの概要

「CRF1000L Africa Twin」の概要について、あらためて紹介しておこう。
CRF1000L Africa Twinは、1990年代に大人気を博した「XRV750 Africa Twin」同様、オンロード、オフロードを問わず、世界中のさまざまな道を走破できるアドベンチャーモデルである。「どこへでも行ける」をコンセプトに、「True Adventure:真の冒険」に向けた究極の装備を持つモデルとして開発された。

新開発の水冷4ストローク OHC 4バルブ直列2気筒998ccエンジンは、モトクロスマシン「CRF450R」「CRF250R」などレーシングマシンの開発で培ったノウハウを活用し、軽量でコンパクトなパッケージを実現。これらのモデル同様の4バルブユニカムヘッドと、スーパースポーツ「CBR1000RR」と同素材の軽量カムシャフトを採用し、70kw/7,500rpmの最高出力と98Nm/6,000rpmの最大トルクを発揮。出力性能にもこだわり、270度位相クランクシャフトによって、全回転域での俊敏なレスポンスとトラクション性能、深みのあるサウンドを追求。2軸プライマリーバランスシャフトにより振動を軽減している。

車体は低重心化とマス集中が図られ、軽量セミダブルクレードルフレームを組み合わせることで、オフロードでの優れた走行性能とオンロードでの機敏なハンドリングを両立。ブレーキにはニッシン製4ポットラジアルキャリパー&直径310mmのウェーブ形状のフローティングディスクをダブルで装備。サスペンションは前後ショーワ製でロングストロークの倒立フォークはフルアジャスター機能付き。リアショックはダイヤル式油圧プリロードアジャスターを搭載。CRF450 RALLY同様に、フロントとリアにはそれぞれ21/18インチのスポークホイールを採用し、それぞれ90/90-21、150/70-18サイズのチューブタイヤが装備された。

ボディワークは「UNLIMITED ADVENTURE(無限の冒険)」をテーマにデザインされ、軽量化とウインドプロテクションを両立。2灯ヘッドライトは初代Africa Twinのイメージを踏襲するものとした。シート高は850mm〜870mmと20mm幅で調整可能とし、18.8Lの大容量燃料タンクの採用によりワンチャージで400kmの航続距離を可能としている。

また、ホンダ独自技術である二輪車用DCT搭載車をタイプ設定。マニュアルモードのほか燃費性能と快適なクルージングを最適なバランスで発揮する「Dモード」とスポーティな走りを追求した変速パターンの「Sモード」の2つのオートマチックモードを備えている。さらにABSとHonda セレクタブル トルク コントロールを搭載したモデルもタイプ設定。新機能として登降坂角を感知し傾斜角に最適なシフトパターンを適合させる制御システムを導入するなど、アドベンチャー環境においても本来のポテンシャルを最大限に発揮する設計となっている。

なお、欧州でのメーカー希望小売価格(税込)は、スタンダードモデルで12,100ユーロを予定とのことで、そのまま現在の為替レートで日本円に換算すると約168万円。当然、DCTやABS、トラコンなどの電子制御仕様は価格も上乗せされるはずだが、それにしても十分期待できるプライシングだ。国内発売のアナウンスが待ち遠しい。

True Adventure – Episode 1 / The Dream

True Adventure – Episode 2 / Live Unlike The Others

True Adventure – Episode 3 / The Return to Dakar

True Adventure – Episode 4 / The Meeting : Part I

True Adventure – Episode 5 / The Test


True Adventure – Episode 6 / The Meeting : Part 2

【関連ニュース】
◆ホンダ、「CRF1000L Africa Twin」のティザーページを公開

ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

この著者の最新の記事

関連記事

編集部おすすめ

  1. インディアンモーターサイクルの輸入元であるホワイトハウスオートモービルは、現在正規販売店店頭…
  2. 今回はウェビックで販売している、意外と知られていない変わり種商品をご紹介します。 その名も…
  3. 『RC』の名を持つ世界限定ツアラーがリニューアル MVアグスタは、エモーショナルツアラー「…
  4. 冬の美浜町を楽しめるチャリティーイベント いろいろな乗り物に乗ったサンタクロースが愛知県の…
ページ上部へ戻る