[HONDA]MotoGP Rd.11 チェコ プレビュー

第10戦インディアナポリスGPから2週連続の開催となる第11戦チェコGPが、8月14日(金)から16日(日)までの3日間、チェコ第2の都市ブルノで開催されます。チェコGPは、1993年にスタートして今年で23回目を迎えます。チェコGPは、その前身であるチェコスロバキアGPを含めると、39回目という長い歴史を誇ります。

チェコGPは、8月の中旬に開催されるグランプリとして定着しており、毎年10万人を超える大観衆がブルノ・サーキットに集まります。

2011年の決勝日には15万5400人、12年は13万9232人、13年は14万2030人、昨年は13万8312人と、シーズンを通じて最も多い観客を集めてきました。そのチェコGPで、Repsol Honda Teamは、11年にケーシー・ストーナー、12年にダニ・ペドロサ、13年にマルク・マルケス、14年にペドロサと4年連続で優勝。今年は、5年連続制覇の期待の中で開幕します。

前戦インディアナポリスGPでは、マルケスがドイツGPからの2連勝を達成。本来の調子を取り戻したことを感じさせていました。昨年のチェコGPでは、開幕から10連勝を達成して迎え、グランプリ新記録となる開幕11連勝に大きな注目が集まりましたが、タイヤのパフォーマンスをうまく引き出せず4位に終わりました。今年はその雪辱と今季4勝目に挑みます。

また、インディアナポリスGPで、マルケスはHondaのWGP通算700勝目という記念すべき勝利に名前を刻みました。ブルノでは、12年にMoto2で優勝。MotoGPでは史上最年少記録でチャンピオンを獲得した13年に優勝しています。ブルノは「あまり得意ではない」と語るマルケスですが、今年は2年ぶり通算3度目のチェコGP優勝へ期待が膨らんでいます。

このコースを得意とするペドロサは、チェコGP2連覇に挑みます。これまでブルノでは、125ccクラス(03年)、250ccクラス(05年)で優勝。そして、MotoGPクラスでは、12年と14年に勝利を挙げており、今年は最高峰クラスで3度目、通算5度目のチェコGP制覇を狙います。前戦インディアナポリスGPでは、予選2番手からし烈な3位争いを繰り広げて4位。惜しくも表彰台を逃しましたが、今大会はドイツGP以来2戦ぶり、チェコGPでは2年ぶりとなる、Repsol Honda Teamの1-2フィニッシュに期待が寄せられています。

総合8位のカル・クラッチロー(CWM LCR Honda)は、12年に3位表彰台に立っています。前戦インディアナポリスGPでは、予選までの好走を決勝につなげられなかっただけに、その雪辱に燃えています。スコット・レディング(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)も、インディアナポリスGPでは予選、決勝ともに13位。ところどころで好走を見せるのですが、なかなか結果につなげられない不完全燃焼のレースが続いています。今大会はそのうっ憤を晴らす意気込みです。

Hondaのオープンカテゴリーマシン「RC213V-RS」勢も、上り調子のジャック・ミラー(CWM LCR Honda)が、予選、決勝ともにベストリザルトを狙います。ニッキー・ヘイデンとユージン・ラバティのAspar Team MotoGPの2人も調子を上げてきており、闘志を燃やしています。第7戦カタルニアGPで左足甲を骨折し、欠場していたカレル・アブラハム(AB Motoracing)は、ホームGPとなる今大会から復帰します。

接戦が続くMoto2クラスは、総合首位のヨハン・ザルコ(Ajo Motorsport)が安定した速さを見せています。前戦インディアナポリスGPでは、8台によるし烈な優勝争いの中で着実に走って2位。第2戦アメリカズGPから9戦連続で表彰台に立ち、チャンピオンシップで大きくリードを築いています。

そのザルコを追うのは、ルーキーのアレックス・リンス(Paginas Amarillas HP 40)。前戦インディアナポリスGPではMoto2での初優勝を達成し、勢いに乗っています。チャンピオンシップ2連覇を狙うティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、第9戦ドイツGPで不運の転倒リタイア、第10戦インディアナポリスGPで5位と、やや足踏みが続いているだけに、その巻き返しに期待されます。

2年前の大会では表彰台に立っている中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)は、今季初の表彰台を目指します。チームメートのアズラン・シャー・カマルザマンは、インディアナポリスGPで予選12番手、決勝11位とベストリザルトをマークして勢いに乗っており、今大会はベストリザルトの更新に注目されます。

前戦インディアナポリスGPで、雨の影響で大荒れになったMoto3クラスは、上位陣が一人も表彰台に立てなかっただけに、その巻き返しに注目されます。総合首位のダニー・ケント(LEOPARD Racing)は、インディアナポリスGPで今季初のノーポイントとなる21位。今大会はその雪辱に燃えています。総合2位のエネア・バスティアニーニ(Gresini Racing Team Moto3)は、大荒れのレースで6位フィニッシュしてケントとの差を縮め、今大会もさらなる追い上げを狙います。

チェコGPの開催されるブルノは、伝統的に大接戦、大混戦になるサーキット。MotoGP、Moto2、Moto3クラスの熱い戦いに、大きな注目が集まっています。

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