“ニーゴー”ブーム・・・乗ってみたらやはり楽しかった!

【ケニー佐川:Webikeニュース編集長 】

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最近、250ccクラスの最新スポーツモデルを一気乗りする機会に恵まれました。折からの“ニーゴー”ブーム。気が付けば国内外の各メーカーから、バリエーションモデルも含めて20車種近くが発売されています。

一時は絶滅状態とまで言われたカテゴリーだけに、近年にみる活況ぶりは実に嬉しい限りです。ニーゴーで街を流したり、ワインディングを快走したり、はたまたサーキットに持ち込んで全力アタックしてみたり……

ネイキッドとフルカウル、単気筒と2気筒など様々なモデルを存分に走らせ、味わってみて、あらためて「ニーゴーって楽しい!」と思いました。

それは、操っている実感。ライダーがバイクの性能を引き出して操っている感覚を、とてもリアルに感じられるのがこのクラス。人間がバイクと対等に付き合えるギリギリの線が、今のニーゴーだと思います。電子デバイスがまだあまり介入していないため、バイクという乗り物の基本特性を学ぶための良い教材でもあると思いました。

思えば日本のバイク絶頂期だった80年代前半にもニーゴーブームはありました。時代は2ストレプリカ花盛りで、ヤマハのRZから始まり、打倒に燃える各メーカーからNSRやRG-γ、KRなどの傑作マシンが続々と世に送り出されました。

これらは当時の最新技術の粋を集めて作られていた戦闘機であり、性能こそすべてという強者揃い。デビューから30年近く経つ今でもジムカーナ大会でトップクラスを争える実力がそれを証明しています。さらには速すぎる2スト勢に技術力で挑んだホンダの4ストVツイン、VT250Fや、時代はやや下って2万rpm近く回して45PSを叩き出した4気筒スーパークォーター、CBR250RRなどが一時代を築きました。

行き過ぎたレプリカブームはやがて終焉を迎えましたが、若者が後世に残したモーターサイクル文化としての功績は大きいと思います。何故なら今日のプチバイクブームを支える大量のリターンライダーを生み出したのは当時の若者、つまり彼ら自身なのですから。

聞くところによると、最近は若者だけでなく、大型バイクに乗るリターンライダーがセカンドバイクとしてニーゴーを求める例も多いとか。それを見た子供たちが憧れをもって、また次の世代に乗り継がれていくといいですね。

マルチ好きの私としては、個人的にはまた2万回転のサウンドを聞いてみたい気もしますが、いかがでしょう?どちらかのメーカー様、実現していただけませんかでしょうか!?

ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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