[HONDA]MotoGP Rd.10 予選 マルケスが2戦連続5度目のポールポジションを獲得

■2015年8月8日(土)・予選
■会場:インディアナポリス・モータースピードウェイ
■天候:晴れ
■気温:30℃
■コースコンディション:ドライ

サマーブレイク明けのスタートとなった第10戦インディアナポリスGPの予選は、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が2戦連続となる今季5度目のポールポジション(PP)を獲得。チームメートのダニ・ペドロサは2番手となり、Repsol Honda Teamが2戦連続で1-2グリッドを獲得しました。

初日のフリー走行で2番手につけたマルケスは、午前中のフリー走行でトップタイムをマークしてQ2進出を果たしました。その後、予選前に行われるフリー走行でも、決勝を想定したロングランでトップタイムをマーク。1分32秒台から33秒台前半の好タイムを刻み、今季3勝目に向けて大きく前進しました。そして、フリー走行の上位10位までと、Q1の上位2位の12台で競われるQ2では、ただ一人1分31秒台に入れる好タイムをマークしてPPを獲得しました。

大接戦の中で初日7番手だったペドロサは、2日目の午前中のフリー走行で4番手に浮上してQ2進出を果たし、予選前に行われる4回目のフリー走行で3番手。上位12台のQ2では、2度目のアタックで1分32秒055をマークして2戦連続でフロントローを獲得しました。

前戦ドイツGPでは、予選1-2を獲得したマルケスとペドロサが、決勝でも1-2フィニッシュを達成。後半戦のスタートとなるインディアナポリスGPでも、Repsol Honda Teamの2戦連続となる1-2フィニッシュが期待されます。また、先に行われるMoto3クラスの決勝レースでHonda勢が優勝した場合、MotoGPクラスでは、Hondaの通算700勝目を掛けたレースとなります。

カル・クラッチロー(CWM LCR Honda)は、今季ベストタイとなる4番グリッドを獲得しました。初日のフリー走行では、トップから1秒差以内に11台という大接戦の中で5番手。2日目のフリー走行ではトップのマルケスから1秒差以内に13台という一段と厳しい戦いの中で6番手につけると、予選では、2度目のアタックで3番手に浮上。今季初のフロントロー獲得が期待されました。しかし、チェッカーフラッグ直前に、わずか0.022秒差でホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)に逆転されました。惜しくもフロントローを逃したクラッチローですが、予選4番手につけた第3戦アルゼンチンGPでは、今季初表彰台の3位でフィニッシュしているだけに、2度目の表彰台が期待されます。

初日8番手とまずまずのスタートを切ったスコット・レディング(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、フリー走行で13番手へとポジションを落としてしまい、Q2進出を果たすことができませんでした。Q1でもわずかの差で3番手に終わり、13番グリッドが確定。今大会はレース用のタイヤで好感触を得るも、新品タイヤを装着してのアタックでタイムを出せず、フラストレーションを溜めることになりました。今季は、新品のタイヤでタイムを出せないという課題を抱えているレディングですが、今大会もそれを解消することができませんでした。しかし、アベレージはよく、13番グリッドからの追い上げに注目されます。

以下、Hondaのオープンカテゴリーの「RC213V-RS」勢は、ジャック・ミラー(CWM LCR Honda)が、今季ベストの16番グリッドを獲得。ユージン・ラバティ(Aspar MotoGP Team)は19番手、ニッキー・ヘイデン(Aspar MotoGP Team)が20番手、負傷欠場中のカレル・アブラハムの代役として出場のトニ・エリアス(AB Motoracing)は23番手でした。

Moto2クラスは、今大会も厳しい戦いとなり、フリー走行でトップに浮上したアレックス・リンス(Paginas Amarillas HP 40)が予選でも好走を見せて、今季2度目のPPを獲得。初日4番手につけたリンスは、「セッションをこなすごとによくなった」と満面の笑みでした。以下、1秒差以内に18台という戦いの中で、ディフェンディングチャンピオンのティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が2番手、昨年の大会で優勝しているミカ・カリオ(Italtrans Racing Team)は3番手と続き、今季初のフロントローを獲得しました。

初日3番手の中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)は、大接戦の中で6番グリッドを獲得。中上はアベレージもよく今季初の表彰台が期待されます。チームメートのアズラン・シャー・カマルザマンもベストグリッドの12番手。今季2度目のポイント獲得に挑みます。

Moto3クラスは、総合首位のダニー・ケント(LEOPARD Racing)が、2戦連続今季4度目のPPを獲得しました。初日のフリー走行ではロングランを実施して3番手でしたが、2日目のフリー走行でトップに浮上すると、予選でも厳しい戦いを制しました。以下、1秒差に19台がひしめく予選となり、Honda勢は、総合2位のエネア・バスティアニーニ(Gresini Racing Team Moto3)が4番手、ファビオ・クアルタラロ(Estrella Galicia 0,0)が5番手、初日トップタイムで昨年の優勝者エフレン・バスケス(LEOPARD Racing)が7番手、ニッコロ・アントネッリ(Ongetta-Rivacold)が8番手、ホルヘ・ナバロ(Estrella Galicia 0,0)が9番手と、トップ10に6台のHonda勢が名前を連ねました。

初日12番手だった尾野弘樹(LEOPARD Racing)は大接戦の中で14番手。5列目から追い上げのレースに挑みます。

コメント
■マルク・マルケス(MotoGP ポールポジション)

「FP4でロングランを実施して、それがとてもうまくいったのうれしいです。このセッションではホルヘ(ロレンソ)との間に0.6秒差がありましたが、本当の差ではないと思います。実際は0.1秒か0.2秒の差だと思うのですが、昨日ホルヘとの間にあったギャップをひっくり返すことができたのは、ポジティブなことでした。明日もウォームアップがあります。路面コンディションが変わっていきますが、それに合わせて前進しなければなりません。みんなもタイムを上げてくると思います。現状ではホルヘが一番のライバルです。慎重にならなければなりません」

■ダニ・ペドロサ(MotoGP 2番手)
「今日はタイヤのセットアップに集中しました。しかし、今のレースペースではマルクやホルヘより遅いので厳しい戦いになります。予選ではかなりいい走りができました。2本目のタイヤのアタックでは、いい感触がありましたが、いくつかミスをしてしまい、もう一周アタックしたのですが、うまくいきませんでした。でも、フロントローを獲得できてうれしいです。引き続き一生懸命取り組んで、決勝に向けてあとコンマ数秒のタイムアップを図りたいです。最初の2つのセクターでタイムをロスしています。自分のライディングを見直し、グリップを改善できれば優勝争いに加われるかも知れません」

■カル・クラッチロー(MotoGP 4番手)
「フロントローを獲得したかったのですが、今日のポジションには満足しています。CWM LCR Hondaチームはすばらしい仕事をしてくれました。そして僕もベストを尽くしました。リヤにハードを入れたときは、いくつか改善しなければならないエリアがあります。問題を改善できるかどうか、スタッフと話し合わなければなりません。僕の問題であり、パッケージの問題でもあるのですが、決勝までに答えを出せると思います」

■スコット・レディング(MotoGP 13番手)
「午前中はコーナーの進入で少し苦戦しました。昨日はセットアップが正しい方向に進んでいると思っていたのですが、すべてがいい方向に進んでいるわけではないということを感じました。全体的には、フロントのグリップが足りず、リヤのグリップにも苦戦しました。結果的に少し方向性を失った感じがして、フラストレーションが溜まりました。しかし、レースペースはそれほど悪くありません。一番の問題は新品タイヤを使ったときにタイムを出せないことです」

■ジャック・ミラー(MotoGP 16番手)
「かなりうれしい結果でした。予選では自己ベストになったし、バイクの感触もこれまでで一番よかったと思います。この快適さを求めて長い間取り組んできたし、やっと手に入れたという感じです。明日は厳しいレースになりますが、ここまでの結果には満足しています。目標は最高のスタートを切ることです」

■ユージン・ラバティ(MotoGP 19番手)
「予選グリッドはあまりよくありませんが、昨日に比べたらポジティブでしたし、前進することができました。午前中のセッションでかなり前進でき、前戦ドイツGPに比べたらかなり快適でした。周回するごとによくなっていきました。6列目に入ることができれば、もっとよかったと思います。グリッドはかなり後方ですが、リズムはよく、久しぶりに気持ちよく乗ることができました。目標はバトルをすることです。シーズン後半はオープンクラスの優勝争いをしたいです。手が届くところまで来ていると思います」

■ニッキー・ヘイデン(MotoGP 20番手)
「昨日の午後、方向性を見つけたと思ったのですが、今朝は少し後退してしまいました。予選もあまりうまくいかず後方からのスタートになりました。もちろん思っていたようなスターティンググリッドではないので残念です。ここは、2、3、4コーナーがとても狭く、グリッド後方からのスタートは厳しいです。でも仕方がありません。明日の決勝に向けて、タイヤのエッジグリップを見つけなければなりません。特にロングコーナーは必要です。そこが一番苦戦しているところです。それを改善して、明日は今日よりもうまく走れるようにがんばります」

■トニ・エリアス(MotoGP 23番手)
「再びMotoGPマシンに乗ることができて最高の気分です。最初のフリー走行でたくさん周回しました。その後、コーナリングとフロントのフィーリングのセットアップに取り組みました。加速のパワーがもっと必要でしたが、その後、パワーが出すぎてしまいました。かなり前進しましたが、もっと前進しなければなりません。MotoGPマシンに乗ったのは、もう何年も前のことなので、マシンが違う感じがしました。このシャシーは好きです。あとは電子制御を改善する必要があります。でも、とても楽しんで走れています。明日の決勝も楽しみたいと思います。また、こうした機会が訪れることを願っています」

■アレックス・リンス(Moto2 ポールポジション)
「金曜日からとても快適に走っています。すべてのセッションで一歩一歩前進しようと努力してきました。そしてようやくポールポジションを獲得できました」

■ティト・ラバト(Moto2 2番手)
「ここまで順調だったし、とてもうれしいです。予選ではフロントにチャタリングの問題が出たのですが、タイヤを変えたら解消しました。その後は速く走ることができました。とにかく明日のレースは集中して走らなければなりません。でも重要なことはレースを楽しむことです。そしてベストを尽くすことです」

■ミカ・カリオ(Moto2 3番手)
「自信をもって走りました。今年は予選でいいタイムを出すのに苦戦してきました。スターティンググリッドもかなり後方でした。そのため決勝ではあまりいい結果を残すことができませんでした。そういう状態が続いていたので、フロントローを獲得できたのは、とても重要なことです。トップを走るライダーたちと同じレベルに仕上がったと思うし、レースでどんな走りができるか楽しみです。今年はこれまでいろいろ問題がありましたが、やっとここまでくることができました。このチャンスを生かせるようにがんばります」

■中上貴晶(Moto2 6番手)
「目標にしていた1分36秒台にわずかに届かず、大接戦の中でフロントローも逃しましたが、なんとか2列目をキープできたのでよかったと思います。予選では、後半セクションでミスをして、タイムをまとめきれませんでした。セクションのベストタイムをつなげば36秒台を出せたし、アベレージも悪くないので、明日はいいスタートを切ってトップ集団でレースをしたいと思います。夏休み明けの大事のレース。満足はしていませんが2列目からの決勝になったので、みんなに喜んでもらえる結果を残したいです」

■ダニー・ケント(Moto3 ポールポジション)
「今季4度目のポールポジションを獲得できて、とてもうれしいです。最初はハードタイヤで走り、最終コーナー出口からのタイムアタックに向けてウォームアップしていました。金曜日と土曜日の自分のパフォーマンスには満足していますが、重要なのは明日の決勝です。今の時点では、前戦ドイツGPほど強くはありません。そのため、ドイツGPのように後続を引き離すのは難しいと思います。しかし、感触はいいので、100%以上の力を発揮して、なんとかまた引き離したいです。もしそれができなければ、激しいバトルになると思います。しかし明日のレースへ向けて準備は整っています」

■エネア・バスティアニーニ(Moto3 4番手)
「昨日、今日と、いい仕事ができたのでうれしいです。予選では一人で周回してスリップストリームに頼らず、いい結果で終えることができました。このサーキットでは、これはとても大事なことです。しかし、合流しようと思っていた集団が来たときに、コースアウトしてしまったのは残念でした。それでもいいラップタイムを出すことができました。もし集団のスリップストリームを使えていたら、ポールポジションかフロントロー争いができたかもしれません。明日は楽なレースにはならないと思います。ライバルも同じ気持ちだと思います。しかし、彼らには経験があるので、がんばらなければなりません」

■ファビオ・クアルタラロ(Moto3 5番手)
「午前中のセッションでは新品タイヤを使いませんでした。もっとコースをよく学ぶために多く周回したかったからです。昨日に比べて、今日の路面コンディションはかなりよくなっていました。午後はとても暑くなり、路面は滑りやすくなったのですが、うまく乗りこなし、いいペースをつかみました。ケントはフロントローからスタートするので、がんばってついていかなくてはなりません。同じようなタイムのライダーが多いので、明日のレースは大きな集団になると思います」

■尾野弘樹(Moto3 14番手)
「3列目までに並びたいと思っていたので、14番手という結果は、ちょっと残念です。今日は、セクター3が遅くて、その区間のタイムロスが大きく影響しました。最後のアタックでは、なんとか14番手までポジションを上げましたが、今日の課題を明日のウォームアップと決勝で攻略したいです。前戦ドイツGPに続いて今回もすごい接戦なので、序盤にミスをしないように順位を上げていきたいです」

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