[HONDA]MotoGP Rd.10 フリー走行 マルケス2番手と好調なスタートを切る。大接戦の中でクラッチロー5番手

■2015年8月7日(金)・1日目フリー走行
■会場:インディアナポリス・モータースピードウェイ
■天候:晴れ
■気温:27℃
■コースコンディション:ドライ

後半戦のスタートとなった第10戦インディアナポリスGPのフリー走行は、終日、青空が広がるすばらしい天候の中で行われました。しかし、前日に降った雨の影響で午前中は路面のグリップが悪く、選手たちはセットアップに苦労しましたが、午後になって路面のグリップが向上し、一気にセットアップを進めることができました。

インディアナポリスGPで過去2連勝、Moto2時代を含めると4年連続で優勝しているマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、1回目の走行で2番手、2回目の走行でも2番手と、まずまずのスタートを切りました。セッション中に何度も首位に浮上する走りを見せたマルケスは、路面のグリップの向上に合わせてセットアップを進めました。

前戦ドイツGPで今季2勝目を達成。その後に行われたイタリア・ミサノのテストでも、後半戦に向けて有意義なデータを得ることに成功しています。難しい路面コンディションとなったフリー走行ですが、マルケスはテストの成果を確認することになりました。2日目の予選では、2戦連続今季5度目、インディアナポリスGP3年連続のポールポジションに挑みます。

カル・クラッチロー(CWM LCR Honda)は、1回目のセッションで7番手、2回目のセッションで5番手と順調なスタートを切りました。上位につける選手たちは、セットアップとロングランを行いながらベストタイムをマークしました。それに対して、クラッチローは、セッション終盤にニュータイヤを入れてタイムを更新しているだけに、2日目のフリー走行と予選では、上位の選手たちとの差を縮める意気込みです。

この日は、トップタイムをマークしたホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)から1秒差以内に11台という接戦になりました。2番手のマルケスは、わずか0.003秒差の2番手。クラッチローは、0.326秒差の5番手。以下、インディアナポリスGP3勝目を狙うダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が0.517秒差の7番手、スコット・レディング(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が0.583秒差の8番手と、大接戦の中で4台のRC213Vがトップ10で初日を終えました。

昨年の大会では、マルケスが1分31秒619のサーキットベストタイムをマークしています。初日のベストタイムは、昨年のマルケスのサーキットベストタイムより1秒以上遅く、グリップが回復する2日目のアタックが注目されます。

Hondaのオープンカテゴリーの「RC213V-RS」で出場のニッキー・ヘイデン(Aspar Team MotoGP)は16番手、ジャック・ミラー(CWM LCR Honda)は18番手、ユージン・ラバティ(Aspar MotoGP Team)は19番手。ケガのために欠場しているカレル・アブラハムの代役として出場のトニ・エリアス(AB Motoracing)は23番手でした。

Moto2クラスは、総合2位のティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が、ただ一人、1分36秒台の好タイムをマークしました。以下、1分37秒台に14台がひしめき合う接戦となり、2番手に総合3位のサム・ロース(Speed Up Racing)、3番手に中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)が続きました。前戦ドイツGPでも初日2番手につけている中上ですが、後半戦のスタートとなったインディアナポリスGPで、上り調子をアピールすることになりました。予選では今季初のフロントローを狙います。総合首位のヨハン・ザルコ(Ajo Motorsport)は、混戦の中で5番手でした。

Moto3クラスは、昨年の大会で優勝しているエフレン・バスケス(LEOPARD Racing)がトップタイムをマーク、2年連続インディアナポリスGP制覇に向けて絶好のスタートを切りました。以下、ファビオ・クアルタラロ(Estrella Galicia 0,0)、総合首位のダニー・ケント(LEOPARD Racing)、ニッコロ・アントネッリ(Ongetta‐Rivacold)、ホルヘ・ナバロ(Estrella Galicia 0,0)とHonda勢が上位5番手までを独占。総合2位のエネア・バスティアニーニ(Gresini Racing Team Moto3)が8番手と、トップ10に6台のHonda勢が名前を連ねました。インディアナポリス初走行となる尾野弘樹(LEOPARD Racing)は、1回目の走行でセッティングが合わず30番手と出遅れましたが、2回目の走行で12番手へと浮上しました。

コメント
■マルク・マルケス(MotoGP 2番手)

「夏休み明けの初日の走行としては、全体的にかなりうまくいったと思います。マシンはとても快適でした。これが一番重要なことです。コースは、午前中よりもグリップはよくなってきていますが、前進し続けるためには、この調子で引き続き取り組まなければなりません。現在、ホルヘ(ロレンソ)が一番強そうですが、明日はもっと彼に近づけるようにがんばります」

■カル・クラッチロー(MotoGP 5番手)
「今日は悪くありませんでした。いまの時点ではかなり満足していますが、明日に向けてもっとペースを上げなければなりません。今日はとても難しいコンディションで、タイムを上げるためには、最後にタイヤを変えなければなりませんでした。トップの3人はそれをしていなかったので、彼らには少しアドバンテージがあるようです。とにかく、ここまでの仕事には満足しています。明日に向けて自信もありますし、ラップタイムとポジションを上げられると思います。CWM LCR Hondaチームはすばらしい仕事をしています。明日が楽しみです」

■ダニ・ペドロサ(MotoGP 7番手)
「午前中にソフトタイヤを使い、午後はハードタイヤを試しました。路面コンディションは、周回するごとによくなりましたが、それでも少し難しい一日でした。午後は気温もかなり上がり、タイヤが頻繁にアウト側に弾みました。3回目のセッションではもっとグリップがよくなると思いますし、もっと速く走れるようになると思います。明日は高い気温でのマシンのセットアップを改善して、予選ではいいラップタイムを刻みたいです」

■スコット・レディング(MotoGP 8番手)
「今日の路面コンディションはとてもトリッキーでしたが、マシンの感触は悪くありませんでした。シーズン後半に向けて、かなり仕上がってきました。あとは、何カ所かセットアップを進めて行くだけです。今日はコーナリングスピードに取り組みましたが、もう少し調整する必要があります。今日はほとんど一人で走っていましたし、それでいいタイムを出せたので、全体的にはとても満足しています。予選がどうなるかわかりませんが、この調子で決勝に挑みたいです」

■ニッキー・ヘイデン(MotoGP 16番手)
「昨年、インディアナポリスGPに出場できなかったので、コースが変更されてから初めて走りました。新しいコースは、シケインが流れるようなレイアウトになっていて、よくなったと思います。今日は、1回目から2回目のセッションにかけて、いくつかの部分で改善できました。しかし、路面コンディションがどんどん変わるので、電子制御を合わせていかなければなりませんでした。1回目から2回目のセッションにかけて1秒タイムを短縮することができました。明日も天候と路面コンディションに合わせていかなくてはいけません。今日は難しい一日になりましたが、チームはすばらしい仕事をしてくれました。引き続き、明日もがんばらなければなりません」

■ジャック・ミラー(MotoGP 18番手)
「今日はかなり満足しています。まだ思ったところにたどりつけていませんが、午後のセッションで大きく前進できました。全体的にマシンの感触には満足していますが、フロントエンドをもっとよくしたいです。いくつかアイディアがあるので明日の3回目のセッションで試すのが楽しみです。それがうまくいって、目標のポジションに近づけることを願っています」

■ユージン・ラバティ(MotoGP 19番手)
「インディアナポリスはとてもおもしろいコースで、特に1コーナーは印象的でした。1コーナーの進入スピードは非常に速くて、それに順応するのに何周もかかりました。しかし、楽しく走りながら、コースを攻略することができました。午前と午後では、路面のグリップが大きく変わって、まるで違うトラックを走っているような気分でした。しかし、着実にマシンのバランスはよくなり、セットアップも進みました。明日もいい仕事ができると思います。特にブレーキングの部分で前進できると思っています」

■ティト・ラバト(Moto2 1番手)
「マシンはとてもよく機能しています。1回目のセッションで、9コーナーの立ち上がりでかなり危ない瞬間がありましたが、それでも今日はとても楽しく走ることができました。まだ金曜日なので、これからライバルたちも前進して強くなってくると思います。引き続きこの調子で行きたいです。今日はマシンの感触もよく、肩の調子もとてもいいです。これから先、力強い走りができるんじゃないかと自信になりました」

■中上貴晶(Moto2 3番手)
「今日は前戦ドイツGPと全く同じセッティングで走ったのですが、それがとてもよくて、1回目、2回目のセッションと気持ちよく走ることができました。1回目のセッションは、しばらくトップにいました。9番手までポジションを落としたのはタイヤテストをしていたためで、午後のセッションは順位通りに最後まで気持ちよく走ることができました。ドイツGPはいい状態だったのですが、スタートが悪くて7位でした。序盤でいいポジションをしっかりキープできればもっと上位を狙えると思うので、今回は、ドイツGPの反省を生かし、明日の予選でもしっかり今のポジションをキープしたいと思います。初日で昨年のベストとほぼ同じタイムが出せました。昨年、コースレイアウトが変わって、インディアナポリスがすごく好きになったので、今年はいいレースにしたいと思います」

■エスレン・バスケス(Moto3 1番手)
「夏休みは、すべてのライダーがマシンに乗ったりしていたと思います。僕は自転車に乗ったり、家族と過ごし、バイクから少し離れる時間を作りました。そんなこともあって、今日のパフォーマンスには少し驚いています。今日は最初からいい感触がありました。明日はいいペースをつかみ、いいリズムをつかむことに集中したいです。日曜日のレースのために、予選ではフロントローを獲得したいです」

■ファビオ・クアルタラロ(Moto3 2番手)
「ここは好きなサーキットです。しかし、もっとも重要なのは、セットアップが順調に進み、走るごとによくなったことです。今日はたくさんのことにトライしながら多くの周回をこなし、いいベースセッティングを見つけることができました。本当に楽しいサーキットでした。最終コーナーとシケインは、今まで経験したことがある感じのコーナーで最高に楽しかったです」

■ダニー・ケント(Moto3 3番手)
「1回目から2回目のセッションにかけて前進できませんでしたが、いい一日でした。今日はずっとユーズドタイヤで走り続けました。新品タイヤを使ったら、おそらく、0.5秒以上はタイムを上げることができたと思います。とにかく決勝を想定して、中古タイヤで走行することに取り組み、全体的にいい一日になりました。どこを改善できるかはわかっているので、明日へ向けて少し調整したいです。準備はできています」

■尾野弘樹(Moto3 12番手)
「1回目のセッションは、セッティングがバラバラで、ギアも合っておらず、タイムを出せませんでした。しかし、午後のセッションではギアも合うようになり、ペースの速い選手にもついていけるようになりました。ベストタイムは、チームメートの(エフレン)バスケスの後ろで出しました。ライン取りなど、明日に向けて改善できる部分が多かったので、さらにペースを上げてシングルグリッドを目標にがんばります」

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