夏のライディングを少しでも快適に

そろそろ梅雨も明けて本格的な夏がやってきます。雨も憂鬱なものですが、酷暑もまたライダーにとっては大変ですよね。今週になっていきなり都心でも35℃を記録するなど、危険な暑さになっています。そこで、暑い夏のライディングを少しでも快適に過ごすためのポイントをご紹介したいと思います。

実は今週の猛暑日にやってしまいました。一日中、炎天下でのロケだったのですが、夕方、家に帰ってくると眩暈が・・・。首の後ろが妙に火照るので鏡で見てみると、真っ赤に日焼けしていました。軽い熱中症ですね。

首の後ろには脳と全身の神経をつなぐ「延髄」があって、ここを直射日光にさらすと非常に危険なのですが、すっかり油断していました。ずっと雨続きだったので日焼け止めも塗っておらず。バイクの装備は基本的に夏でも長袖・長ズボンなので意外と焼けないはずなのですが、実は首回りが最大の盲点。一番大事な部分であるにも関わらず、けっこう対策を怠っているケースが目立ちます。夏場は本来ならば、スカーフなどで遮光すべき。水で湿らせて気化熱を利用して冷やすタイプなどが確実です。

ジャケットはメッシュタイプがおすすめですが、高速走行などではオーバークーリングに注意。特に内蔵を冷やすと体調不良の原因になりますので、暑いと思っても必ず脱着式のライナーや別途ウインドブレーカーなどを持参し、小まめに体温調整を行いましょう。最近では走っていなくても涼しくなる、気化熱を利用した冷却ベストなど便利なアイテムも出ていますね。また、夏場はゲリラ豪雨があるだけでなく、山の上では平地より気温が20℃ぐらい下がることもざらにあるので、緊急防寒用として晴れていてもレインウエアを携行すべきです。

熱中症対策として水分と電解質を積極的に摂るのは今や常識ですが、その分汗もかくのでインナーにも一工夫あるといいですね。個人的には下着から靴下、その上に着るぴったりしたインナーまで、すべて吸湿速乾素材でそろえています。体に張り付くタイプなので初めはちょっと違和感があるかもしれませんが、慣れてしまうと止められない涼しさです。汗を吸ってすぐ蒸散してくれるので汗疹にもなりにくく、その意味でも快適です。個人的にはスポーツライディング用のタイトフィットと普段使いのルーズフィットの2種類を用途によって使い分けています。

グローブも当然、通気性に優れるサマータイプですが難しいのはフットウエア。革のブーツは安全性ではイチバンですが暑いのが難点。この時期だけは街乗り程度なら、メッシュ地に透湿防水処理を施したライディングシューズなどもよろしいかと思います。

それと、旅先でリラックスできる短パンと草履などの着替え一式をバッグに忍ばせておくといいですね。顔を洗って水浴びでもして気分転換するだけでも、帰りはだいぶ楽になりますから。

Webikeニュース編集長 ケニー佐川

ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

この著者の最新の記事

関連記事

編集部おすすめ

  1. 冬の美浜町を楽しめるチャリティーイベント いろいろな乗り物に乗ったサンタクロースが愛知県の…
  2. 話題のニューモデルが集合! カワサキモータースジャパンは12月9日から10日の二日間、大阪…
  3. 【ケニー佐川:Webikeニュース編集長】 カワサキ往年の名車、Z1をオマージュした新…
  4. ヤマハ発動機は、フロント二輪※1のオートマチックコミューター「TRICITY(トリシティ)1…
ページ上部へ戻る