[HONDA]SBK Rd.9 ファン・デル・マークが両レースでシングルフィニッシュ

■開催日:2015年7月19日(日)・決勝
■会場:ラグナセカ・レースウェイ
■天候:曇り/一時雨
■気温:第1レース/22℃、第2レース/26℃
■コースコンディション:ドライ

第9戦アメリカ・ラグナセカ大会が、7月17日(金)から19日(日)までの3日間、カリフォルニア州モントレー郊外にあるラグナセカ・レースウェイで開催されました。

ラグナセカでスーパーバイク世界選手権が開催されるのは今年で13回目。1995年から2004年まで10年連続で開催されたあと、世界選手権のカレンダーから外れましたが、2013年に復活し、今年で3年連続の開催となります。

ラグナセカは、全長3.610km。アップダウンに富んだコースレイアウトで、丘の上から一気に駆け下りるレイアウトのコークスクリューは、世界で最も有名なコーナーの一つで、中速コーナーが連続するレイアウトは全体的にチャレンジング。コース攻略の難しいサーキットとして知られています。

8戦を終えて総合6位につけるシルバン・ギュントーリ(Pata Honda World Superbike Team)は、13年の同大会でポールポジション(PP)を獲得し、昨年の大会でも予選2番手から両レースで2位フィニッシュ。今年は2年連続表彰台と今季初表彰台に闘志を燃やしていました。

初日のフリー走行を10番手で終えたときには、「理想的なタイムにはほど遠いし、全体的にスピードが足りない」と、苦しいスタートになっていました。2日目のフリー走行では9番手へと1つポジションを上げてQ2に進出しますが、それ以上ポジションを上げることができませんでした。

予選を9番グリッドで終えたギュントーリは、「今日はいいグリップを見つけることができなかった。自分のミスもあったし、今日の9番手はベストを尽くした結果。明日はいいスタートを切って追い上げたい」と、PPから1秒差以内に9台という接戦の中での9番手に闘志をかきたてていました。

第1レースは、9番グリッドからオープニングラップに7番手に浮上。その後、レオン・ハスラム(アプリリア)と厳しい6位争いを繰り広げます。レース終盤にはハスラムが転倒を喫してリタイアしますが、アレックス・ロウズ(スズキ)に抜かれたことで順位は変わらず、7位でチェッカーを受けました。

さらに上位を目指した第2レースでは、オープニングラップ9番手からポジションを上げようとペースを上げました。しかし、2周目の最終コーナーで、ピットインの合図を出さずにラインを変えたロウズと接触して転倒。悔しいリタイアとなりました。

昨年のスーパースポーツ世界選手権のチャンピオンで、ルーキーのマイケル・ファン・デル・マーク(Pata Honda World Superbike Team)にとって、ラグナセカは初めての経験となりました。初日の走行を14番手で終えたときには、「このサーキットは最高。ここを走れる日をずっと楽しみにしていた。うまく言葉では言い表せないが、とにかく、楽しくて最高だった」と興奮気味でした。

しかし、攻略の難しいサーキットであるラグナセカだけに、ファン・デル・マークはセットアップに苦戦。特にフロントタイヤの選択に悩んで、2日目のフリー走行ではポジションを1つ落として15番手。「Q1」に挑みますが、15番グリッドが確定しました。

迎えた決勝では、周回を重ねるごとにコース攻略に成功。第1レースでは、オープニングラップに10番手までポジションを上げ、その後、転倒車が出たため8番手までポジションを上げてチェッカーを受けました。

第2レースはオープニングラップ12番手でしたが、2周目に8番手に浮上。第1レース同様、第2レースも単独の走行となったファン・デル・マークは、第2レースでは1つポジションを上げて7位でフィニッシュ。初めて経験するラグナセカで、2レースともにシングルフィニッシュを果たしました。

鈴鹿8時間耐久ロードレースに向けてのテストでヨーロッパから日本、さらには日本からアメリカへ移動するハードなスケジュールとなったファン・デル・マークですが、3年連続となる鈴鹿8耐制覇に向けて、手応えあるレースとなりました。

9戦を終えてギュントーリは総合6位、ファン・デル・マークは総合8位をキープしています。

コメント
■マイケル・ファン・デル・マーク(スーパーバイク 8位/7位)

「難しいレースウイークでしたが、驚きの連続となったラグナセカを学ぶことができました。今大会は、マシンのセットアップに苦労しました。結果的に15番グリッドから決勝レースに挑むことになりましたが、第1レースは、スタートがよくて、5つポジションを上げることができました。しかし、それからは前のグループのペースについていけず単独8位という結果でした。第2レースでは、さらにいいスタートが切れたし、CBR1000RRのフィーリングも格段によくなりました。その結果、最後までプッシュすることができて7位でチェッカーを受けることができました。初めてチャレンジするラグナセカで両レースともにトップ10で終われたことで、いい気分で鈴鹿8時間耐久ロードレースに向かうことができます」

■シルバン・ギュントーリ(スーパーバイク 7位/リタイア)
「第1レースは、いいスタートを切ることができました。しかし、数ラップしてからはペースをキープすることができませんでした。コーナーの出口でアウトにはらむので、その遅れをリカバリーするためにブレーキングでがんばらなければならず、とても難しい状況でした。第2レースも序盤は問題なく走っていました。しかし、2周目の最終コーナーでアレックス・ロウズが何の合図もなしにピットレーンに向かったため、ぶつかって転んでしまいました。それにしても、本当に信じられない結末でしたし、残念なレースになってしまいました」

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