[YAMAHA]JRR Rd.4 JSB1000 中須賀克行が難しいコースコンディションの耐久レースで優勝

■大会名称:2015年 MFJ 全日本ロードレース選手権 第4戦SUGOスーパーバイク120miles耐久レース
■カテゴリ:JSB1000
■開催日:2015年6月28日(日)
■会場:スポーツランドSUGO(3.737km)
■周回数:52周
■天候:くもり
■観客数:3,100人
■PP:中須賀克行(Yamaha)
■FL:中須賀克行(1分27秒200/Yamaha)

YAMAHA FACTORY RACING TEANの中須賀克行がスポーツランドSUGOでポールポジションを獲得し、オートポリス、ツインリンクもてぎに続いて3戦連続でポールポジションを獲得。1週間前に行われた事前テストでも中須賀はトップタイムを記録していたが、「事前テストでのロングランテストでは終盤にラップタイムが落ちてしまったが、レースウイーク金曜日に行ったロングランテストではラップタイムをキープすることができ、さらにマシンがいい方向にまとまった」と語る。

120マイル=52周のレースは、ル・マン式スタートで始まったが、ここで中須賀はやや出遅れて、加賀山就臣(スズキ)に次ぐ2番手で第1コーナーに進入する。そして加賀山がオープニングラップを制するが、2周目の第1コーナーで中須賀が首位を奪取。この2周目から中須賀はラップタイムを1分27秒台に上げると、2周目に2番手に上がった高橋巧(ホンダ)を徐々に引き離しにかかり、5周目にその差は1秒1にまで広がった。

しかし、6周目頃から雨が降り始め、8周目に高橋がSPコーナーで転倒。さらに9周目の第4コーナーでは津田拓也(スズキ)、山口辰也(ホンダ)、柳川明(カワサキ)が転倒してしまう。

降り続く雨の中、中須賀はドライ用タイヤで慎重なライディングに徹すると、14周目には秋吉耕佑(ホンダ)にトップの座を明け渡してしまう。しかし、中須賀は秋吉に離されることなく走り続けると、その後は徐々に天気が回復して路面もドライへと変化していく。そして20周目、秋吉をパスして再びトップに立った中須賀は、連続して好タイムを記録し続け、ルーティンのピットインの際には2番手に27秒の大差をつけていた。

上位陣がルーティンのピットワークを終えたとき、トップに立っていたのは中須賀で、その後はコースコンディションが変化することもなく中須賀は独走で3連勝のチェッカーを受けた。

また、野左根航汰と藤田拓哉のコンビでレースに臨んだYAMALUBE RACING TEAMは、路面コンディションの変化で転倒者が相次ぐなか着実なライディングに徹すると3位表彰台を獲得。シーズン前の怪我で出遅れた藤田はこれが今季初レースとなるが、復帰戦を表彰台で飾ることになり、野左根にとっては前戦ツインリンクもてぎに続いての3位表彰台となった。

コメント
【YAMAHA FACTORY RACING TEAM】
■中須賀克行選手(優勝)

「雨が降り始めてしばらくして、ランキング争いをする高橋巧選手がコースアウトしたのをピットサインで知って、少しペースを落としました。その後、秋吉耕佑選手がトップに立ちましたが、ここでうまくペースを作ることができ、路面がドライになってからは自分の走りに徹して優勝することができました。去年のこの大会では悔しい思いをしているので、勝つことができて本当にうれしいです。3連勝でシーズンを折り返すことができ、チャンピオン獲得に向けていいレースでした」

■吉川和多留監督
「昨年と同様に天候に翻弄されましたが、今年は絶対に勝つという強い気持ちでレースに臨みました。マシンが新型なのでサーキットによって作り込まなくてはならない部分がありますが、中須賀選手とチームスタッフの懸命な作業により、事前テストからレースウイークにかけてマシンが順調に仕上がったのが勝因のひとつです。天候による路面状況の変化に中須賀選手が見事に対応してくれたし、ピットワークもうまくこなすことができ、鈴鹿8耐に向けていいデータを残すことができました。応援していただいたファンそして関係者に感謝しています」

【YAMALUBE RACING TEAM】
■野左根航汰選手(3位)

「今回は藤田選手とペアを組んでの戦いになり、レース前半を担当しましたが、部分的に雨が強く降るなど難しいコースコンディションでした。浦本修充選手と接戦となり、お互い前に出るとペースが乱れるという状況で無理ができなくなり、結果的に先にペースを掴んだ浦本選手に先行されてしまいました。レース後半を担当した藤田選手の追い上げがあったので表彰台に立つことができました」

■藤田拓哉選手
「野左根選手の走行時に雨が降ってきて、かなり厳しそうだったので、自分の走行枠では空の様子を見ながら慎重に走りました。シーズン開幕前に怪我をしてしまい、今回が今年の初レースであり、新チームで走るのも同様でしたが、野左根選手とのコンビだったからこそこの順位を得られたと思っています」

■難波恭司監督
「今回はセミ耐久レースということで、個人戦ではなく野左根航汰選手と藤田拓哉選手でコンビを組み、チーム戦としてレースに臨みました。レース前は、藤田選手の復帰レースでありこのチームでの初レースであること、ピットワークがあること、金曜日にマシンが1台大破してしまったこと、スタッフがひとり体調を崩してチームを離脱してしまったことなどがありましたが、最後はスタッフも戻ってチーム全員でレースを戦うことができました。とくに藤田選手が戻って、シーズン前半最後のレースで3位を得られたことは、後半戦に向けて大きな弾みになりました。応援していただいた方々に感謝いたします」

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