[HONDA]MotoGP Rd.7 フリー走行 マルケスが2番手、ペドロサが3番手

6月12日(金)、第7戦カタルニアGPのフリー走行は、終日、青空が広がる絶好のコンディションとなり、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が2番手、ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が3番手と、ホームグランプリとして迎えた両選手が、良好なスタートを切りました。

昨年の大会で優勝しているマルケスは、1回目の走行でトップタイムをマーク。2回目の走行では2番手と、順調にセットアップを進めました。今年は、不運の転倒やトラブルが重なり、フラストレーションのたまるレースが続いています。前戦イタリアGPでは、今季2度目の転倒リタイアを喫しているだけに、ホームグランプリとなるカタルニアGPから巻き返しに挑むことになります。

3年連続のタイトル獲得に向けて、全力でサポートをするHonda陣営は、今大会、ニューパーツをマルケスに投入。この数戦で課題になっている車体のバランスの調整に努めました。初日は、その成果が早くも出た形です。土曜日の予選では、今季4度目となるポールポジションの獲得に挑みます。

右前腕部の腕上がりの手術から、復帰3戦目を迎えるペドロサも好調なスタートを切りました。1回目のセッションで2番手、2回目のセッションで3番手。右腕の回復を感じさせる好走で、土曜日の予選では、開幕戦カタールGP以来のフロントローを狙います。前戦イタリアGPでは、表彰台争いに加わって4位。今大会は、今季初表彰台と初優勝に期待が膨らみます。

カル・クラッチロー(CWM LCR Honda)は、トップから0.886秒差の8番手で初日を終えました。それでも、1度目の走行から2度目にかけて、約1秒タイムを短縮。2日目のフリー走行と予選では、さらなるタイムの短縮と、ポジションアップを狙います。

スコット・レディング(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)も、上り調子を感じさせる走りをみせ、10番手につけました。午後のセッションでは転倒のアクシデントがありましたが、クラッチローとともに、2日目のフリー走行と予選でのポジションアップが期待されます。

Hondaのオープン車「RC213V-RS」勢は、ニッキー・ヘイデン(Aspar MotoGP Team)が13番手。以下、カレル・アブラハム(AB Motoracing)が18番手、ユージン・ラバティ(Aspar MotoGP Team)が19番手、ジャック・ミラー(CWM LCR Honda)が20番手と続き、それぞれ2日目のポジションアップが期待されます。

Moto2クラスは、ランキングトップのヨハン・ザルコ(Ajo Motorsport)が、午前のセッションで1分46秒941をマークしてこの日のトップタイム。午後のセッションでトップタイムをマークしたサンドロ・コルテセ(Dynavolt Intact GP)が2番手、3番手にサム・ロース(Speed Up Racing)が僅差で続きました。

初日は、トップタイムのザルコから1秒差に20台が入る大接戦となり、総合2位で大会2連覇を狙うティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が5番手、アクセル・ポンス(AGR Team)が6番手、アレックス・リンス(Paginas Amarillas HP 40)が7番手、ルイス・サロム(Paginas Amarillas HP 40)が10番手と、トップ10に地元スペイン勢が多くつけました。

中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)は11番手。前戦イタリアGPで初めてポイントを獲得したアズラン・シャー・カマルザマン(IDEMITSU Honda Team Asia)が15番手と、1秒差以内につけました。

Moto3クラスは、ダニー・ケント(LEOPARD Racing)がトップタイムをマーク。ニッコロ・アントネッリ(Ongetta-Rivacold)が僅差の2番手。以下、リビオ・ロイ(RW Racing GP)が4番手、エネア・バスティアニーニ(Gresini Racing Team Moto3)が5番手、ファビオ・クアルタラロ(Estrella Galicia 0,0)が7番手、ホルヘ・ナバロ(Estrella Galicia 0,0)が8番手、尾野弘樹(LEOPARD Racing)が9番手と続き、トップ10に7台のHonda勢が名を連ねました。

コメント
■マルク・マルケス(MotoGP 2番手)
「マシンの感触がかなりよかったのでうれしいです。このサーキットはタイヤがかなり消耗するので、レース後半を想定したセットアップに取り組みました。もちろん、みんなも同じ取り組みをしています。今日はいくつかテストをしましたが、問題を少し解決できました。しかし、まだ感触がちょっと違うので、引き続き取り組まなければなりません。それでも、明らかに一歩前進できました。前進することや、トップタイムに近づくことは大切なことです。とにかく、タイヤが消耗してくるであろうレース後半に向けて、準備を進めていかなければなりません」

■ダニ・ペドロサ(MotoGP 3番手)
「昨夜の雨で路面が濡れていましたが、最終的にはドライコンディションで走れました。今日はタイヤのテストに集中しました。路面コンディションは理想的なものではありませんでしたが、リアのセットアップをいくつか試すことができました。明日も引き続き、コーナーの進入と出口で、もっと改善できるようにしたいです。今日はハードとソフトの両方を使いました。グリップは完ぺきではありませんでしたが、とても似ていて、それほど違いを出せませんでした。このことはレースに向けてのカギになると思います。また、スイングアームを2つ試しました。データを慎重に検証して、どちらを使うか決めたいです。ともに一長一短でした」

■カル・クラッチロー(MotoGP 8番手)
「今日は少し残念な結果でした。午後のセッション中盤には、少し前進したような気がしました。もしかしたら、いろいろと試しすぎたのかもしれません。明日はマシンのセットアップに集中しなければなりません。今日は、最終的には快適に走れるようになりましたし、マシンには満足しています。チームはとてもいい仕事をしてくれたので、明日もいい仕事ができると思います」

■スコット・レディング(MotoGP 10番手)
「マシンのフィーリングもラップタイムも、どんどんよくなっています。でも、まだ前のライダーたちに比べると少し足りません。ニュータイヤではいいラップタイムを出せるのですが、グリップが落ちると、約0.5秒遅くなります。これでは遅すぎるので、リアのトラクションを改善できるよう取り組み、タイヤの負担を軽くするセットアップを見つける必要があります。(ヨニー)ヘルナンデス(ドゥカティ)のマシンからなにかが落ちたときに、9コーナーで転倒してしまいました。避けたつもりですが、突然、転んでしまいました。アスファルトになにかがあったのかもしれません。残念です」

■ニッキー・ヘイデン(MotoGP 13番手)
「午前はいろいろとうまくいきいました。そしてセッションを通して前進できました。ソフトタイヤを使って、ベストタイムを更新できました。しかし、午後は気温が上がって苦戦しました。よかったのは、中古のタイヤでロングランをこなせたことです。これはレースに向けて重要なことです。2回目のセッションでは少しコーナリングスピードが落ちました。明日はここを修正しなければなりません。タイヤの耐久性に取り組む必要もあります。今日はヘレスで使ったスイングアームにも取り組みました。安定性はあると思いますが、タイムの短縮には特につながりませんでした。チームは本当によくがんばってくれています。電子制御も毎回少しずつよくなっています」

■ユージン・ラバティ(MotoGP 19番手)
「今日は1回目のセッションからかなり前進できました。イタリアやフランスに比べれば明らかにポジティブでした。ムジェロでは、特定のコーナーにおけるベストのコーナリングを学べたのですが、それが今日の最終セクターで役に立ちました。おかげで午後はフィーリングがよく、タイムをアップできました。まだフロントエンドのフィーリングを改善する必要があります。さらに、気温の上がった午後はリアホイールがかなり跳ねるので、それも直したいです」

■ジャック・ミラー(MotoGP 20番手)
「今日はいいラップタイムを出せてとてもうれしいのですが、ポジションが思ったほどよくなかったのは残念でした。明日はもっと前進しなければなりません。フロントエンドのグリップに苦戦しました。快適ではないので、予選に向けてがんばってよくしたいです。そしてもっといい仕事ができることを願っています」

■ヨハン・ザルコ(Moto2 1番手)
「午前も午後も、楽しく走れました。午後は路面温度が上がり、速く走るのが少し難しくなったのですが、安定したペースを刻めました。レースに向けて安定して走ることは重要なので、いい一日でした。チームとしてもいい仕事ができました。明日は1列目のグリッドを獲得できるようにがんばります。フランス人としての記録を更新していますが、目標は優勝することです。ムジェロではわずかの差で逃しましたが、理由は分かっています。今回も優勝を目標に、クレバーなレースをする必要があります。ほかのライダーがとても強いので、様子を見たいです」

■サム・ロース(Moto2 3番手)
「今日はとてもうまくいきました。このサーキットは一度走ったことがあるのですが、午前の印象としては、まるで初めて走るサーキットのようでした。午後に向けて、マシンをうまく改善できたと思います。フロントの感触に少し問題がありますが、かなりいいところまで来ているのでうれしいです。すでにいいタイムを出せているので、今週はいい結果が出せるような気がします。今日の午後は転倒しましたが、あまり気にしていません。転倒から毎回学んでいます。学ぶことがたくさんあります。明日も楽しみです」

■ティト・ラバト(Moto2 5番手)
「今日は思っていたより、少し難しい一日でした。チャタリングの問題が少しありましたが、明日は前進できると確信しています。リズムと安定性は実際かなりいいです。あとはもっと速く走れるように、マシンの感触を改善する必要があります。ラップタイムはとても近いですが、明日の予選ではフロントローを目標にがんばれる自信があります」

■中上貴晶(Moto2 11番手)
「午前はまずまずいい走りができたのですが、午後は気温と路面温度が上がって、全くグリップしなくなりました。セッティングはほとんど変えていないので、その原因を今調べています。路面温度が20度近くも上がりました。今日は両セッションともにハード側のコンパウンドで走ったのですが、ソフト側のコンパウンドでも走ってみればよかったかなと思います。しかし、明日、あさってに向けてタイヤをセーブできたので、明日からしっかりタイヤテストをして決勝に挑みたいです」

■ダニー・ケント(Moto3 1番手)
「いいスタートが切れました。今日はトップタイムをマークできたのでうれしいです。しかし、タイムは接近していますし、引き続きがんばって、明日も前進しなければなりません。どこを改善できるか、クルーチーフと考えたいです。カタルニアのサーキットは楽しいです。雨の予報が出ていますが、ドライでもウエットでも好きです」

■ニッコロ・アントネッリ(Moto3 2番手)
「感触はとてもよかったのですが、最終セクターをもっとよくしなければなりません。明日はほかのライダーも前進してくるので、いつものようにがんばらなければなりません。明日はいい予選ができるようにがんばります。週末は雨かもしれません。このサーキットは、雨ではスライドしてとても難しいです。でも、ほかのライダーも同じです。雨ではいつもいい走りができるので、様子を見たいです」

■リビオ・ロイ(Moto3 4番手)
「最初からいい感触がありました。午前はリアエンドに挙動がありましたが、少し調整したらコーナーへの進入の感触がよくなりました。今日はレースで使おうと思っているタイヤで26周走れました。プラクティス終盤にニュータイヤを使い、4番手になれました。もちろん、あらゆるところを改善させたいのですが、一番焦点を当てているのは、コースの最終セクターです。そこでかなりタイムをロスしているので、改善できれば、いいポジションを獲得できると思います。それが明日の目標で、今ちょうど取り組んでいるところです」

■尾野弘樹(Moto3 9番手)
「原因は分からないのですが、午前は全くグリップせず、フィーリングは最悪でした。午後になって、やっと普通に走れるようになったのですが、決していい感じはしませんでした。それで9番手だったので、明日はセッティングを決めていいポジションを獲得したいです」

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