[HONDA]MotoGP Rd.6 イタリアGPプレビュー

第6戦イタリアGPが、5月29日(金)〜31日(日)までの3日間、フィレンツェ近郊のムジェロ・サーキットで開催されます。イタリアGPは、5月もしくは6月に開催される大会として定着していて、今年も5月下旬に開催されます。

ムジェロは、一周5.245kmのハイスピードコースで、グランプリが開催されるサーキットでは、オーストラリアGPの開催されるフィリップアイランドに次いでアベレージスピードの高いコースです。

下り勾配の最終コーナーから約1.1kmのロングストレートで繰り広げられる超高速バトルは、このサーキットの最大の見どころになっています。ムジェロはパッシングポイントが多いサーキットで、目まぐるしくポジションを入れ替える激しい戦いになることが多く、選手からも観客からも、評価の高いサーキットになっています。

ムジェロで初めてグランプリが開催されたのは1976年。以降、イモラ、モンツァなど、複数のサーキットでグランプリが開催されてきましたが、91年にサーキットの全面改修を受けてからは、ムジェロがグランプリの舞台として定着しました。91年はサンマリノGP、92年はイタリアGP、そして93年は再びサンマリノGPとして開催され、94年からはイタリアGPの舞台として定着。今年で22年連続の開催となり、91年〜93年の大会を加えると、25年連続となります。

Hondaは、93年のサンマリノGP以来、ムジェロでは13勝を挙げています。93年から98年までミック・ドゥーハンが6年連続優勝(イタリアGPとしては5年連続)。以後、アレックス・クリビーレ、ロリス・カピロッシ、アレックス・バロス、バレンティーノ・ロッシ、ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)、そして昨年はマルク・マルケス(Repsol Honda Team)がHondaの500ccとMotoGPマシンで優勝しました。今年は2年連続でイタリアGP制覇を狙います。

前戦フランスGPでフロントのフィーリングに苦しんで表彰台を逃したマルケスは、2年連続優勝と今季2勝目を狙います。マルケスにとってムジェロは、思い出深いサーキットになっています。125cc時代の2010年には、ムジェロでグランプリ初優勝を達成。Moto2クラスでは11年に優勝しています。MotoGPクラスでは、13年は表彰台争いをしていて転倒しましたが、昨年はその雪辱を果たしました。マルケスは「ムジェロは高速コーナーと切り返しが多く、いいセットアップを見つけるのが難しいコース。でも、うまく走れれば、とても楽しいサーキット」と、思い出のサーキットでの戦いを楽しみにしています。

右前腕の手術から復帰して2戦目を迎えるペドロサにとっても、ムジェロは得意とするサーキットです。10年の大会では、ポール・トゥ・ウインを達成。11年はケガからの復帰戦となり8位。12年と13年は2位。昨年は3位表彰台に立ってきました。前戦フランスGPでは転倒再スタートで16位とノーポイントに終わりました、右腕の状態も回復している今大会は、2年ぶりの表彰台が期待されます。

CWM LCR Hondaに移籍して総合6位につけるカル・クラッチローも得意のコースに気合を入れています。13年の大会では3位表彰台に立ちました。昨年の大会では惜しくも転倒リタイアに終わっていますが、Honda RC213Vで挑む今年は、今季2度目の表彰台と初優勝に挑みます。前戦フランスGPではフロントのフィーリングに苦しんで転倒リタイアに終わりましたが、今大会ではその雪辱を期して臨みます。

5戦を終えて総合13位。第3戦アルゼンチンGPの9位を最高位に苦戦が続いているスコット・レディング(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、Moto2時代に優勝している得意のコースで今季ベストを狙います。

以下、Hondaのオープンマシン「RC213V-RS」で出場する4選手も今季ベストに闘志を燃やしています。前戦フランスGPで11位のニッキー・ヘイデン(Aspar Team MotoGP)はトップ10を目標に、チームメートのユージン・ラバティは2戦連続ポイント獲得に挑みます。前戦フランスGPで転倒リタイアのジャック・ミラー(CWM LCR Honda)は今季3度目のポイント獲得を、カレル・アブラハム(Cardion AB Motoracing)は初ポイント獲得を目指します。

Moto2クラスは、ヨハン・ザルコ(Ajo Motorsport)が、第2戦アメリカズGP、アルゼンチンGP(優勝)、スペインGP(2位)、フランスGP(3位)と4戦連続で表彰台に立ち、総合首位をキープしています。レースをこなすごとにマシンの状態がよくなっているだけに、今大会は2勝目を狙います。前戦フランスGPで今季初優勝のトーマス・ルティ(Derendinger Racing Interwetten)が総合2位。今年から駆っているカレックスのパフォーマンスをやっと引き出せるようになり、今大会も優勝候補の筆頭です。総合3位で前戦フランスGPで転倒リタイアのジョナス・フォルガー(AGR Team)は、今季3勝目を狙います。

フリー走行、予選では、厳しい戦いが続いているMoto2クラス。その厳しさが浮き沈みの大きいリザルトに表れており、チャンピオン争いは混戦模様となっています。中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)は、前戦フランスGPで今季ベストの7位でフィニッシュ。今大会はさらに上位を目指します。

Moto3クラスは、5戦を終えて、Honda勢が上位4位までを占めています。3勝を挙げて総合首位のダニー・ケント(Leopard Racing)を筆頭に、エネア・ バスティアニーニ(Gresini Racing Team Moto3)、エフレン・バスケス(Leopard Racing)、ファビオ・クアルタラロ(Estrella Galicia 0,0)と続きます。今大会はスピードあるHonda勢にとって有利なコースとなりそうで、今季3度目の表彰台独占が期待されます。前戦イタリアGPで今季2回目のポイントを獲得した尾野弘樹(Leopard Racing)は、今季初のシングルフィニッシュを狙います。

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