[YAMAHA]JTR Rd.3 黒山健一、負傷を乗り越えて2位。野崎史高は惜しくも3位

■開催日:2015年5月17日
■開催地:熊本県・矢谷渓谷特設会場
■観客:1,380人
■気温:28度
■天候:晴れ
■競技:11セクション×2ラップ+SS-2セクション
■持ち時間:4時間30分(11セクション×2ラップ)
■最多クリーン数:小川友幸(ホンダ)14

第1戦は黒山健一(ゼッケン2)、第2戦は小川友幸(ゼッケン1)がそれぞれ勝ち、第3戦では誰が勝つか。野崎史高(ゼッケン3)らも含めて注目された九州大会は9年ぶりの会場となる矢谷渓谷特設会場で行われた。当日の天気は当初雨の予想だったが、快晴に恵まれ多くの観客が訪れた。とはいえ前日の午前まで雨が降っていたため路面はぬかるみ、滑りやすい岩とともに選手たちの行く手を阻んだ。国際A級スーパークラスの競技は11セクションを4時間30分の持ち時間で2ラップした後、より難易度が高く観客がみやすいように設定された2つのスペシャルセクション(SS)で雌雄を決した。

今回は僅かなミスで失敗して減点5になりやすい難しいセクションが多く、いかに減点5を抑えるかが一つの大きな勝負どころになった。1ラップ目、黒山は渓流沿いの大岩を上がる第4セクションで減点5となり、そこを減点2で抜けた小川にややリードされた。しかしその後、非常に滑りやすい岩上りで他者が全員失敗した第6セクションを黒山はなんと足着き1回のみの減点1で走破、この時点で黒山がトップに立った。だが、次の第7セクションで黒山はタイムオーバーで惜しくも減点5となり再び小川を追う展開となった。そして1ラップ目は全員が減点5となった第10セクションで黒山は転倒した際に右手を岩とハンドルの端の間に挟まれて負傷、しばらく起きあがれなかったが1ラップ目の持ち時間(3時間)終了が迫り、競技を続行した。1ラップ目の結果はトップの小川が15点(※タイム減点2を含む)、4点差の19点(※同2点含む)で野崎が2番手につけた。黒山は24点(※同2点含む)で3番手となっていた。

2ラップ目、トップ3の選手たちは第5セクションまで互いに一歩も譲らぬ大接戦を繰り広げたが、黒山は1ラップ目は減点1で切り抜けていた第6セクションで失敗、その後は小川との差が広がっていくことになった。一方、野崎は第6セクションからまさかの3連続減点5となり、小川のリードを許す結果となった。2ラップ目終了時点で、2位以下に16点以上の差をつけた小川の1位が決定。野崎と黒山はともに減点36で並び、SSで2位3位を争うことになった。SS1つ目のセクションは最後の大岩上りで野崎が失敗、ここを見事にクリーン(減点0)で走破した黒山が野崎を逆転して2位に浮上。最終セクションは黒山、野崎とも減点5になったため、そのまま黒山2位、野崎3位となった。ゴール後、黒山は病院で右手の親指と中指を計15針縫うことになったが、骨に異常はない模様。2ヶ月後の第4戦に向けて一日も早い回復が期待される。

次回第4戦・北海道大会は7月19日、和寒町のわっさむサーキットで行われる。

コメント
■黒山健一選手談(2位)
「今日は完敗でした。自分の調子は良かったし、マシンの調子も良かったのですが。ケガ云々もあったのですが、小川選手とだいぶ点差が離れてしまったし、勝てなかったことは非常に残念ですけれども。最低限の2位には入れたので、その点については満足しています。とはいえ調子は決して悪くはないですし、マシンの調子も全然問題ないのでこれから挽回していきたいと思います。昨年は第1戦2位、第2戦3位から第3戦4位と一気に順位を落とした九州大会で今回は2位だったので、1位、3位、2位ときていますから、まだまだチャンピオンシップを戦う上でも大丈夫だと思います」

■野崎史高選手談(3位)
「今日は2ラップ目に不本意な減点5があり、それから3つ続けて減点5を取ってしまったのが情けなかったですね。あれだけミスがあってあの位置(2ラップ終了時点で黒山と同点2位)だったのは、自分でも驚きました。SS1つ目のセクションもそうですが、情けないミスを減らせばもっと良い勝負ができると思うので、次は小川選手とも勝負ができるように頑張ります」

■木村治男監督談
「今日はアクシデントがあって心配したのですが、黒山選手はさすがでしたね。この会場は黒山選手が2006年からヤマハに乗り2サイクルマシン最後の大会で優勝した思い出深い場所だった。黒山選手の早い回復を願っている。次はもっと余裕を持って終われるようにしたい。野崎選手も良い走りをしているので、二人とも力を十分発揮できるように支援していきたい」

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