[HONDA]WMX Rd.6 バブリシェフが6位/4位、ポーリンが5位/7位

モトクロス世界選手権第6戦のスペインGPは、Team HRCにとって試練の大会となりましたが、イブジェニー・バブリシェフとゴーティエ・ポーリンの両選手は総合5位、6位とそれぞれ入賞を果たしました。

CRF450RWを駆り表彰台の常連となった彼らのペースは、前日に行われた予選でも衰えることはありませんでした。しかし、本日のシナリオは少々異なっていました。レース1は、両選手ともに1コーナーを無事クリアすると、8番手と11番手で立ち上がりました。抜きにくいコースでありながら、2人は連なったままパッシングを続け、ポーリンが5位、バブリシェフは6位でフィニッシュしました。

レース2では、バブリシェフが最初の数コーナーを4番手で抜ける一方で、ポーリンは2コーナーの混乱に巻き込まれ、ライバルに衝突されて転倒。そこから2人は対照的なレースを見せました。バブリシェフはコンスタントに力強く走り続け、4位でチェッカーフラッグを受けて総合5位。ポーリンはめざましい追い上げを見せると、ほぼ最後尾から7位までばん回し、総合6位となりました。世界選手権のランキングにおいて、堅実にポイントを加算したものの、前会大会で圧勝を遂げたばかりのチームとライダーにとっては、ほろ苦さが残るスペインGPとなりました。

MX2クラスに参戦するティム・ガイザー(Honda Gariboldi)は、全く異なる2レースを体験しました。不本意に終わったレース1とは対照的に、レース2では猛烈な追い上げで2位入賞を果たしました。地元スペインのヒーローであるホルへ・ザラゴザは、Honda Gariboldiでのグランプリデビューを果たし、世界選手権にランクインする初のポイントを獲得しました。ザラゴザはシーズンオフに脊椎を骨折して、参戦が遅れていました。

レース1ではコーナーの混戦により、ガイザーとザラゴザは11番手、12番手と出遅れました。その後、ガイザーは7番手まで浮上しましたが、転倒によって19番手まで後退。そこから再度ばん回を強いられました。初めてホンダCRF250RWを駆るザラゴザは、転倒するまではトップ10以内を走行していました。

巻き返しを図ったレース2では、ガイザーは昨年のスペインGPで見せた大活躍を彷彿とさせる走りを披露し、12番手からトップグループまで追い上げました。10秒以上あった差を1.1秒差まで猛追するなかで、このレースにおけるベストラップタイムを記録。ガイザーは総合5位となりました。ザラゴザは17位でチェッカーを受け、初めてMX2のグランプリポイントを獲得しました。

コメント
■イブジェニー・バブリシェフ(MXGP 6位/4位 総合5位)
「とても暑かったし、コースの土質が自分の好みではなかったので、厳しい週末となりました。コースレイアウトがタイトで硬いところがあちこちにあり、ハイスピードを保つのが難しくて、もがいてばかりでした。いずれにしてもレース1ではスタートに失敗し、かなり後方になってしまいましたが、何人かの間に割って入り9番手あたりまでばん回できました。その後、6番手まで浮上しましたが、その先は、すでに大差があったので、6番手を守るペースに切り替えました。レース2は、かなりうまくいきました。最初の数コーナーをうまくクリアして5番手。数周後には4番手まで上がり、そのポジションを最後までキープすることができました。もっと上位を目指しましたが、あまり得意ではないコースではミスをすることなく、一周に1秒を詰めるのは難しかったので、ペースを抑えて走りました。もちろん表彰台には立ちたかったのですが、一貫してコンスタントなレースができたことはうれしく思います。マシンのセッティングを昨日から変更した甲斐があったので、チームにはとても感謝しています。我々にふさわしいポジションはもうすぐそこまで来ています」

■ゴーティエ・ポーリン(MXGP 5位/7位 総合6位)
「レース2の第2コーナーで(トッド)ウォーターズに衝突されてしまいました。何が起きたのかわかりませんが、ハイサイドのような形でクラッシュした彼に衝突され、転倒してしまいました。好位置からそれほど離れていなかったので、この転倒さえなかったらと思うと悔しいです。タイGPとほとんど同じシナリオで、予選の好調をレースに結びつけることができませんでした。レース2の方が路面が荒れていたので、よりライダーのテクニックの差が出ていました。後方から追い上げているときでも、自分は上位のライダーのタイムより1秒落ちぐらいのペースで走っていたので、ライディング自体はそれほど悪くなかったと思います。感触はよかったし、これ以上出すものはなにもありませんでした。このコースのように抜くのがほとんど不可能なところでは、スタートで前に出ることがすべてです。ベストを尽くしましたが、戦いたい相手と前の方で戦えませんでした。日曜日の結果については到底納得できません。もっといけたことがわかっていただけに、フラストレーションがたまる週末でした」

■山本鯨(MXGP 23位/20位 総合23位)
「このコースはとてもよかったです。両レースともがんばった結果、ポイントを獲得できたので、みんなに感謝したいです。1週間前に膝をケガしたので少し後れを取っていましたが、今回は苦手なサンドコースではなかったし、それほど荒れてもいなかったので自分には合っていました。毎日の練習や、実戦のたびに学んでいるので、自分のライディングは向上しています。マーク・チェンバレンはとてもいい人で、一緒にトレーニングできることは大きなチャンスです。イギリスでは彼の家に住み込みながらトレーニングしていて、その効果を実感しています。彼はマティス・カロも指導しているので、一緒にライディングする機会があれば、ライディング向上のためになりそうです」

■ティム・ガイザー(MX2 11位/2位 総合5位)
「レース1ではスタート後に8番手あたりでしたが、とても滑りやすい路面でリアのグリップを失い転倒してしまいました。大したクラッシュではなかったのに、ずいぶんポジションを下げてしまいました。追い上げるのが大変でしたが、それでもなんとか19番手から11番手までばん回できました。レース1の後はキャンパーの中で、じっくりと反省しました。いろいろな出来事や自分のライン取り、ミスを振り返って同じ過ちを繰り返さないように集中しました。レース2のスタートはそれほどよくはなく、中団に入ってしまいましたが、そこから抜け出せました。トータル的には表彰台のチャンスを逃したことが残念でしたが、追い上げられたことはよかったです。走りながらトップ3はずいぶん先だから4位でいいだろうと考えていました。でも追撃を緩めず、2位でゴールできました。もしあと一周あったら、勝てていたかもしれません」

■ホルへ・ザラゴザ(MX2 26位/17位 総合20位)
「とても難しい週末でした。マシンはすばらしかったし、チームのサポート態勢にとても満足しているが、自分の体力がまだ足りないことが課題でした。ケガのために長い間マシンに乗れなかったし、レースにも出られませんでした。だから、これからの練習次第です。今週末はよくも悪くもありませんでした。でも、初めてのグランプリという点ではすばらしかったです。この日を長い間待っていたし、これからの一戦一戦が楽しみです」

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