[HONDA]SBK Rd.5 ギュントーリがレース1で5位。ファン・デル・マークは7位

第5戦イタリア大会が5月8日(金)〜10日(日)の3日間、イタリアのイモラで開催されました。イモラ大会は、2001年に初めて開催されて今年で13度目を迎えました。昨年の大会では、現在カワサキに移籍したジョナサン・レイが、Hondaのマシンを駆りダブルウインを達成。今年もCBR1000RRの快走に大きな期待が寄せられていました。

前戦オランダ大会では、ルーキーのマイケル・ファン・デル・マーク(Pata Honda World Superbike Team)が、レース1で初の表彰台登壇となる3位入賞。レース2でも3位になり、オランダ人としては初の、スーパーバイク世界選手権の表彰台に立ち、地元ファンから大きな拍手が送られました。

それから2週間が過ぎ、イタリアのイモラで2戦連続の表彰台登壇と初優勝を狙うファン・デル・マークは「ホームレースだったアッセンに比べれば、とても落ち着いたレースウイークです。イモラは好きなサーキットですが、とても難度が高い。昨年はジョニー(レイ)が優勝しているので、ジョニーのように走るためには、マシンのセットアップをしっかり決めなくてはいけません。でも、今年のマシンは昨年とはかなり違うので、難しい作業になるかもしれません」と語っていましたが、その言葉通りの3日間となりました。

フリー走行1日目は、トップから2.307秒遅れの13番手。2日目は、その差を1.553秒まで縮めますが11番手に終わり、「Q2」進出を果たせませんでした。しかし、「Q1」でトップタイムをマークして「Q2」へ繰り上がり、9番グリッドを獲得しました。

ファン・デル・マークは、フリー走行ではセットアップを思うように進められませんでしたが、「Q1」、「Q2」と確実に前進できました。そして、3列目から挑んだ決勝レースでは、着実にポジションを上げていくことに成功。表彰台争いからは大きく離されましたが、4番手を走るレオン・ハスラム(アプリリア)を視野に入れ、7台による6番手争いのグループで好走をみせました。ところが、10周目を迎えたところで転倒者が出て、レースは赤旗中断。6周のレースとして再開されることになり、7番手3列目からヒート2に挑むことになったファン・デル・マークは、オープニングラップでの9番手からなかなか抜け出せず、そのまま9位でフィニッシュしました。

その雪辱に闘志を燃やしたレース2は、スタートもまずまずでオープニングラップで8番手。そこから、ハスラムとジョルディ・トーレス(アプリリア)らとし烈なバトルを繰り広げましたが、8周目にハスラムと接触して転倒。惜しくもリタイアとなりました。バトルを繰り広げていたトーレスが最終的に3位表彰台に立っているだけに、ファン・デル・マークにとっては、悔しい転倒リタイアとなりました。

ディフェンディングチャンピオンのシルバン・ギュントーリ(Pata Honda World Superbike Team)は、開幕前のケガから復帰、コンディションが戻り、レースをこなすごとに調子を上げています。前戦オランダ大会では、着実にトップグループとの差が縮まっていることを実感。「だんだん、フロントを走るメンバーに近づいてきたと思います。ついていくためには、まだまだやらなければならないことが残っていますが、少なくとも方向性は見えてきました。マシンのセットアップはもちろんのこと、自分のライディングスタイルを変えていくことで、いい状態を作れると思います」とコメント。大好きなレイアウトだというイモラに、自信をのぞかせました。

しかし、フリー走行ではセットアップをまとめきれずに15番手。ファン・デル・マークと同様に、「Q1」から「Q2」進出に挑みましたが、思うようにタイムが伸びず、15番グリッドが確定しました。厳しいグリッドからの決勝レースとなりましたが、赤旗中断となる9周目には8番手に浮上。3列目から挑んだ6周のヒート2では、好スタートからポジションを上げて5位でフィニッシュしました。

レース1で今季ベストタイの5位でフィニッシュしたギュントーリは、レース2ではさらに上位を狙いましたが、オープニングラップの11コーナーでレオン・キャミア(MVアグスタ)と接触し、転倒リタイアという悔しい結果に終わりました。

ファン・デル・マーク、ギュントーリともに不完全燃焼のレースとなりましたが、ポイントランキングでは、ギュントーリが6位、ファン・デル・マークが7位の座をキープしました。

スーパースポーツ世界選手権(WSS)は、8番グリッドから決勝に挑んだラタパーク・ウィライロー(CORE“ Motorsport Thailand)が6位。予選7番手から決勝に挑んだジノ・レイ(CIA Landlords Insurance Honda)が7位。以下、リカルド・ルッソ(CIA Landlords Insurance Honda)、マーチン・カルデナス(CIA Landlords Insurance Honda)、ロベルト・ロルフォ(Team Lorini)がトップ10に名前を連ねました。前戦オランダ大会を終えて総合4位のカイル・スミス(PATA Honda World Supersport Team)は、予選10番手から15位でフィニッシュしました。ポイントランキングでは、CBR600RR勢は、ウイライローが5位、スミスが6位、レイが7位、ロルフォが8位と続いています。

コメント
■シルバン・ギントーリ(スーパーバイク 5位/リタイア)
「レース1は思ったよりうまくいきました。一生懸命に走れたし、全力を尽くせました。15番グリッドから5位まで追い上げることができました。マシンの感触は今週が最もよかったと思います。レース2へ向けてポジティブな調整ができるような、いいデータを集めることもできました。レース2をとても楽しみにしていました。気温が上がり、ソフトタイヤを使えました。1周目は集団の中にいましたが、9コーナーでたぶんレオン・キャミアがオーバーテイクしようとしたのでしょう。僕に突っ込んできました。僕は汚れている路面の方に弾き出されてフロントから転倒してしまいました。これはレース1周目のよくあるアクシデントですが、追い上げられると思っていたのでとても残念です。レース1では、ポジティブなデータとファイティングスピリットを持ち帰ることができましたし、ホームレースと言える存在のドニントンパークでは、さらに前に進みたいです」

■マイケル・ファン・デル・マーク(スーパーバイク 9位/リタイア)
「レースウイークを通して、とても難しい大会でした。それでも土曜日の午前中からは、セッションをこなすごとに着実に前進できました。レース1ではローンチコントロールシステムに問題があり、序盤でかなりポジションを落としましたが、がんばって10ほどポジションを上げました。ペースはそれほどよかったわけではありませんが、なんとかポジションを上げることができました。その後、レースは赤旗となり、残念なことに6周のスプリントレースになり追い上げることができませんでした。レース2のスタートはそれほど悪くありませんでした。1コーナーではいくつかポジションを上げることができましたし、レオン(ハスラム)もパスしました。そして、(ジョルディ)トーレスといいバトルになっていました。その後、仕掛けてきたレオンと接触し、僕は転倒しました。その後、トーレスは表彰台に上がることができたので、そのままトーレスとバトルしていれば、4位か3位でフィニッシュできたんじゃないかと思うととても残念なレースです」

■カイル・スミス(スーパースポーツ 4位)
「盛りだくさんの週末でした。今大会はグリップとフロントエンドの感触に苦戦しました。でも今朝のウォームアップはレースウイーク中、一番いいセッションになりました。ペースはまだ少し遅かったのですが、リズムを維持できれば、トップ5の争いに加われたと思います。そして、ポイントももっと多く獲得できたかもしれません。しかし、路面温度がウォームアップのときよりも20度ほど高くなったと思います。そのせいなのでしょう。突然フロントの感触とグリップがなくなりました。そのため、レース序盤はかなりポジションを下げてしまいました。その後は追い上げることができましたが、最後は前のライダーに20秒も差をつけられました。フロントの感触が全くありませんでした。ウォームアップのときよりも約1秒遅いペースでした。残念なレースでしたが、ポイントは獲得できたので、前向きに考えたいです」

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