【YZF-R1&R1Mプレス試乗会速報】コンセプトは「ノーエクスキューズ」!

今週、ヤマハの新型YZF-R1&R1Mのプレス試乗会が富士スピードウェイで開催された。すでに各メディアでも報道されているように、MotoGPマシン「YZR-M1」 の技術思想を体感できるサーキット最速のポテンシャルを備えたモデルとして開発された革新的なニューマシンである。

今回の開発責任者でプロジェクトリーダーを務めたヤマハ発動機の藤原英樹氏は、冒頭で熱く切り出した。

「クロスプレーンコンセプトに基づく従来型R1はスロットルを開ける喜びをテーマにし、歴代R1がそうだったように、あくまでもワインディングを爽快に駆け抜けることに主眼を置いたモデルでした。開発コンセプトも“ノーコンプロマイズ(妥協なし)”だったが、もはやそれでは足りない。“ノーエクスキューズ(言い訳なし)”に引き上げて、軸足を完全にサーキットへと移したのが新型R1です。ラップタイムでも、競争でも、デザインでも、テクノロジーでも決して負けることがない。もはやお客様に説明することすら必要ない。それほどの高みを目指した」

ここ数年、BMWやドゥカティをはじめとするライバルが台頭し、パワーと先進技術を武器に強力なマシンを次々と投入したことで、それまで日本メーカーのお家芸だったスーパースポーツ領域において相対的な地位が低下。焦りすら感じていたという。
「それでも、ヤマハのファンだからとかR1のデザインが好きで、と買ってくれていたお客さんにも、そんな言い訳はもはやさせたくない。何が相手でも圧倒的な実力で突き放せるマシン作りを目指し、それを現実のものとするために“勝つためのテクノロジー”をMotoGPマシンから数多くフィードバックしました」

徹底的にロス馬力を低減した200psを発生するエンジンや、新型クロスプレーン型クランクに備えたチタンコンロッドやアルミタンク、マグネシウム鍛造ホイールなどの軽量化技術、GPマシン直系の6軸姿勢センサー搭載の最新電子デバイスによる姿勢制御など、ヤマハの持てるテクノロジーのすべてを注ぎ込んだマシンが新型R1なのだ。

「メイド・イン・ジャパンの性能、クオリティを存分に味わってください」と最後に結んだ藤原さん。その自信たっぷりの笑顔が物語るように実際、試乗した富士スピードウェイのホームストレートでは、速度計は299km/hをピタっと示していた。それもいとも簡単に!

詳しい試乗レポートについては、オーリンズ製電子制御サスペンションやドライカーボン製カウル、データロガー機能に200mmワイドセミハイグリップタイヤなどを装備した上級バージョン「YZF-R1M」も含めて、次回またご報告したい。

Webikeニュース編集長 ケニー佐川

▼YZF-R1

▼YZF-R1M

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ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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