[MotoGP]Rd.5 予選 ロレンソがレコードでポールポジション獲得!

■大会名称:MotoGP第4戦スペインGP
■開催日:2015年5月2日(土)予選結果
■開催地:スペイン/へレス(4.423km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:31度
■路面温度:48度
■PP:J・ロレンソ(1分37秒910/ヤマハ)

Movistar Yamaha MotoGPのJ・ロレンソが2日目も快調。ヘレス・サーキットの予選タイムの記録を更新してポールポジションを獲得した。一方、チームメイトのV・ロッシは最終ラップで勝負して5位。

初日のフリープラクティスでも他を圧倒したロレンソ。2日目の今日も、15分間の予選セッションのなかで強さと安定したペースを見せつけた。いつものように真っ先にピットを離れて空いたコースへ。最初のアタックで1分38秒497を記録してトップに立つと、残り9分でピットに戻ってタイヤを新品に交換。1分後に再びコースへと出て行き、2度目の戦いに備えた。ここで1分38秒234へと更新してさらにリードを広げたが、依然としていくらかのマージンが残っていたようだ。残り4分でもう一度ピットに戻り、残り2分を切った最後の戦いへ。ここまで終始トップを守り続けたロレンソ、そのベスト・コンディションは最終ラップに合わせていた。そしてさらに1分37秒910へと更新。それまでのポールポジション・レコードを0.210秒上回る見事な記録とともにポールポジションを獲得した。

一方、ロッシのほうは厳しい状況。ロレンソのすぐ後ろについてコースインして最初のアタックで1分39秒179。これで一時は4位に浮上したものの、ライバルが上回り3つのポジションダウン。ロレンソと同様に3回のアタックを予定していたため、残り8分で素早くピットに戻りリアに新品を装着して2回目の挑戦。ここで1分38秒717へと更新して6位につけた。さらに残り4分で2度目のピットイン。コースに戻る頃には残り時間はわずか1分半になっていたが、最後のアタックでさらに更新して1分38秒632。これで5位へと上げて終了した。トップとの差は0.722秒。

エスパルガロが予選4位を獲得
Monster Yamaha Tech 3のP・エスパルガロが、非常に暑いなかで行われたQP2で好調な走りを披露。母国ファンの目の前でグリッド2列目の先頭を確保した。午前中のフリープラクティス第3セッションでは1分38秒547を記録し、トップから0.054秒の僅差で2位。これで自信を深めたエスパルガロは、午後から行われたQP2でも開始早々からペースを上げ、2ラップ目には1分38秒539のベストラップを記録した。このタイムはサテライト勢ではトップで、3位との差はわずか0.071秒。

一方、チームメイトのB・スミスは予選10位。フリープラクティス第3セッションでは1分38秒924のタイムで9位に入り、直接Q2へ進出。路面温度が53度という暑さのなかで15分間のタイムアタックに臨み、3ラップ目で1分39秒491を記録した。セッション終盤で転倒したが幸い怪我はなく、明日の決勝は4列目からスタートする。これまで2回連続でトップ6に入る活躍を見せており、明日もその記録更新とサテライト勢トップを目標に臨む。

Athina Forward Yamahaは厳しい状況
Athina Forward YamahaのS・ブラドルとL・バズにとっては非常に厳しい予選セッション。ふたりはそれぞれ19位と21位に留まり、明日の決勝ではオープンクラスのライバルたちとの差を縮めることが目標となる。

ブラドルは風邪の症状があり、体調は万全ではなかった。それに加えて高い気温に苦しめられ、新型の電子制御システムについてもフィーリングを十分につかむことができず、最終的には1分40秒166で19位。一方のバズは予選セッションを前にフリープラクティスで転倒。予選は1分40秒280のベストタイムで21位だった。

COMMENT

Movistar Yamaha MotoGP
J・ロレンソ選手談(予選1位/1分37秒910)

「多くの人々が、僕の過去の危機について語った。でもそのわずか2日後には、このような素晴らしいラップタイムを記録することができたんだ。だから、レースの世界では、“彼はもう落ち目。もう終わったよ”などというようなことは決して言ってはいけない。だって次の日にはまたトップに立っていたりするんだからね。その意味では、逆の状況についても同様だ。自分が最高だなどと思っていたら、次の日には一気に最後尾へ。だから僕らは常に謙虚でいなければならないし、与えられたチャンスをしっかりものにしていく努力を怠ってはいけないんだ。今回ここではすべてが順調で、毎セッション、それを結果に残すことができた。ポールポジション・レコードを更新することができたことは最高。これまでにも多くの印象的なラップタイムを経験してきたが、今回のは特別だよ。このような暑さのなかでの1分37秒9という記録にとても満足している。明日の決勝ではマルクがいつものように手強い存在になるだろう。またドゥカティ勢も同様だ。しかし戦いはまた別の展開になる。僕らのペースは上々だし、ソフト・コンパウンドのタイヤが消耗したあとも十分に気持ちよく走ることができるんだ」

V・ロッシ選手談(予選5位/1分38秒632)
「予選セッションは悪くなかったよ。なぜなら最後のアタックでひとつ上げることができたからね。フロントタイヤをどちらかに決めなければならなかったんだけど、どうやら僕の判断が間違いだったらしい。僕はソフト・コンパウンドのままで行ったんだけど、2回目のアタックの時には2本目のリアタイヤの右側に不具合が出た。あれがなければ、もう少しうまく走れていたかもしれない。いずれにしても2列目からのスタートはそんなに悪くない。昨日のほうがずっと大変だったから、今日はむしろとてもハッピーなんだ。マシンは格段に良くなった。でもまだ最高の状態には届かない」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談
「ホルヘは最高の出来。これ以上、何も求めるものはない。非常に速く、最終的には信じられないようなラップタイムをたたき出した。昨日も今日も常にペースが良く、安定しており、そこからもこのレースへの集中ぶりがわかる。準備は整っている。一方、バレンティーノのほうは、もう少しマシン・セッティングの改善が必要だ。そうすれば彼も速さと安定性を見せてくれるだろう。明日のウォームアップ・セッションで最終調整を行い、決勝ではトップ争いに加われるようしっかり準備したい。このコースはオーバーテイクが非常に難しいので、グリッドの2列目までを確保したことは重要。暑さも気になるところだが、気温だけでなくレースの中身もかなりホットなものになるだろう」

Monster Yamaha Tech 3
P・エスパルガロ選手談(予選4位/1分38秒539)

「今日の自分の走りにスーパー・ハッピー! すべての面でとても良かったと思う。QP2のために用意された新品タイヤは2セットだったので、必然的にアタックは2回のみ。その2回目、最初のラップがとても良かったんだけど、残念ながら第3セクションでわずかにミスをしてはらんでしまったんだ。MotoGPはあらゆることがとてもタイト。だからほんの小さなミスもポジションに大きく影響してしまう。それで順位はちょっと残念な結果になった。本当はフロントロウを狙っていたから悔しい気持ちもあるけれど、アルゼンチンでのことを考えれば、今回はやはりとてもハッピーだよ。すべてのことはたった一晩で変わってしまうということも分かっているけれど、今は明日の決勝が本当に楽しみ。何しろバレンティーノが僕らの後ろにいて、もちろん彼はいつものようにすごい走りをするんだろうけど、それでも僕も好スタートを決めてトップについて行くよ。このような激しい暑さのなかだから、決勝ではタイヤ・コントロールが重要な鍵を握るだろう。母国でのレースでベストを尽くし、ファンのみんなに楽しんでもらいたい」

B・スミス選手談(予選10位/1分39秒491)
「非常に難しい展開になったが、昨日までの苦労を考えれば10位という結果は悪くない。今日の午後は残念ながら、フリープラクティス第4セッションで転倒したためマシンを乗り換えなければならず、フィーリングがまったく変わってしまったんだ。またQP2のなかでも2回目の転倒をしてしまい、チームのみんなに申し訳ないことをした。これは完全に僕のミスで、ブレーキング・ポイントで失敗してグラベルへ出てしまった。順位は理想とはほど遠いけれど、このような遅れをも挽回できることは、今シーズンすでに証明済み。これからまたデータを分析し、明日までに何らかのプランを組み立てたい。今日の朝の時点では、決勝用セッティングでのペースは上々だったので、何とかあのレベルまで戻したい。暑さのなかでタイヤの耐久性もシビアに求められ、厳しいレースになることは間違いないが、いつものようにすべてを賭けて戦うだけ」

Athina Forward Yamaha
S・ブラドル選手談(予選19位/1分40秒166)

「この予選結果に満足だとは決して言えない。でも、昨日は転倒後、1セッションを無駄にしてしまったし、今日も風邪で体調がすぐれなかったことを考慮するべきだろう。そして今日の午前中も、いくつかの解決策を試さなければならなかったため、周回数を重ねていくことができなかったことは残念だ。そういうわけでマシンのフィーリングはまだ完全ではないが、そのなかでもより良いパフォーマンスを見せられるよう頑張りたい。決勝のためのベスト・セッティングを見つけられるよう、これからデータを分析する」

L・バズ選手談(予選21位/1分40秒280)
「昨日と同様、午前と午後の気温の変化に苦しめられた。フリープラクティス第4セッションで小さな転倒があり、また、このようなコンディションのなかでタイヤや電子制御システムに好感触をつかむことができなかった。その結果、思い通りにプッシュしていくことができなかったんだ。暑さと戦いながら長いレースになる。そのなかで求められるのは、タイヤを温存できるセッティングを見つけることだろう。明日は必ず、オープンクラスのライバルたちとバトルを展開したい」

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