[SUZUKI]MotoGP Rd.4 エスパルガロ7位、ビニャーレス11位

MotoGPのヨーロッパラウンド初戦となる第4戦は5月3日、スペインのヘレスサーキットで決勝がおこなわれた。チームスズキエクスターは2人のライダーの善戦により、多くの貴重なフィードバック及びデータを得ることで、レースへの取り組みはさらに一歩前進を遂げた。

前日の公式予選の結果、決勝はアレイシ・エスパルガロが6番グリッドから、マーベリック・ビニャーレスが14番グリッドからのスタートとなった。決勝日は気温と路面温度が下がって前日とは走行コンディションが大きく変化したため、チームは決勝前のウォームアップ走行時に、改めてマシンの最終セッティング及び使用タイヤの選択をおこなった。

そしていよいよ決勝レース開始。グッドスタートのエスパルガロは第1コーナーで5番手につけると、GSX-RRと共にトップグループへの浮上を狙う。しかしながら徐々にトップとの差は広がりレース中盤には7番手に。エスパルガロはそのまま7位フィニッシュで、ポイント獲得によりランキング8位をキープした。

一方のビニャーレスは、14番グリッドから決死のスタートで順位アップを狙う。マシンが密集する第1コーナーでは2、3台にパスされた。その後はGSX-RRと共に積極果敢に攻めの走りで、前のライダーを1台また1台とパスしながら順位を上げていった。タイヤの消耗にも関わらず、GSX-RRの優れたシャシーを生かしてペースを上げ、10番手争いに加わると終盤はさらに激しいバトルを展開、最後は10位と僅差の11位フィニッシュとなった。

次戦の決勝は5月17日、フランスのル・マン ブガティグランプリレースサーキットでおこなわれる。

アレイシ・エスパルガロ
「今日のレースは満足のいかない結果です。トップ8以上のフィニッシュでポイントランキングも7位との差が近いとはいうものの、実際にはもっと上位を狙えたはずです。トラクションについては、単純にパワーがあるないといったことではなく、すでに持っているパワーをいかに効果的に引き出すかが重要です。チャタリングについては前回のレースに対して大幅に改善されたので、今の課題はリアのスピニングです。明日のテストでは、新しいパーツを試してみますが、メインはトラクション改善に向けた電子制御のセッティングをおこないます。チームの皆が一生懸命取り組んでサポートしてくれて、良い成績を出せる可能性も十分にあるので、自分も頑張ってチームの期待に応えたいです。」

マーベリック・ビニャーレス
「トップ10に近い成績を残せたのは嬉しいですが、公式予選の順位が悔やまれます。結構良いペースで多くのライダーをパスできた一方で、混戦から抜け出すために時間を取られてしまうのが悔しい。自分本来の走りができればあと1秒くらいタイムを詰めることができると思います。前方のグリッドではなく中程からのスタートでは、どうしてもレース展開が思うようにいかないので、せめて3列目グリッドからレースを組み立てることを目標にしたいです。そのためには公式予選でもっと頑張らなくてはいけません。自分はまだまだ未熟だけれど、チームとしては課題の改善は進んでいるので、これからのレースが楽しみです。」

寺田 覚チームディレクター
「アレイシの7位は悪くない結果ですが、我々は皆もっと良い結果を出せるはずだとも感じています。我々はまだ多くの経験値を積み重ねている最中ですが、それでも私たちはチームの持つポテンシャルを理解しており、7位が満足できる結果だとは思っていません。アメリカやアルゼンチンで課題だったチャタリングについては今回は問題になりませんでした。これは今回持ち込んだいくつかの技術的な改良が良い効果を見せた結果と考えていますが、明日のテストでは、この結果が改良によるものか、コースの特徴ゆえにチャタリングが出なかったのかを改めて確認します。マーベリックの11位も、よく頑張ったと思いますが、やはり予選の結果が影響しました。もっと前方のグリッドからスタートできれば、トップ10に入る実力は十分あると思います。明日はチャタリングの状態を確認するほか、2台のトラクションの改善に向けた電子制御やシャシーまわりについてテストし、さらなるマシンパフォーマンスのための重要なテスト日となるでしょう。」

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