KTM アドベンチャー ファミリー 2015年モデル 試乗インプレッション vol.2

KTMアドベンチャーファミリーの国内プレス向け試乗会が開催されました。

最近、国内外の各メーカーから多くのモデルが投入され注目を集める『トラベルエンデューロ』のカテゴリー。ダカールラリー14連覇を達成するなど、このジャンルで常に世界をリードしてきたKTMが放つ最新モデル4機種の試乗インプレッションをリアルな動画解説付きでモーターサイクルジャーナリストのケニー佐川がお伝えします。

【1190 Adventure R】

ダートロードを本気で楽しめるオフロードエクスプレス

 

1190アドベンチャーRは同ファミリーの中で最もオフロード性能の高いモデルである。エンジンと車体はSTDモデルの1190と共通だが、大きく異なるのは足回り。

前後ホイールは悪路での走破性を高めるためフロント21インチ、リヤ18インチに大径化し、サスペンションストロークも前後とも220mmとSTDより30mm長く設定されている。ワイドハンドルバーや前後一体型シート、クラッシュバーを標準装備するなどオフロードを走るための“ホンキな作り”が特徴である。

オンロードでの走りは大径ホイールとブロックタイヤの影響もあってか、1190に比べるとゆったりとしているが、実力を発揮するのはダートセクション。

拳大の石が転がる林道に踏み込んでみたが、走行モードをオフロードにセットして走れば出力特性も穏やかでトラコンの介入も絶妙なため、コーナーではこの巨体にして気持ちよくリヤを流すこともできてしまうほど。このクラスのベンチマークと呼ぶに相応しい硬派なモデルである。

 

 

【1290 Super Adventure】

最上級の快適と安全が与えられたラグジュアリーツアラー

 

KTMアドベンチャーファミリーの最高峰モデルにして、ラグジュアリーツアラーとして今回投入されたのが2015最新モデル、1290スーパーアドベンチャーである。

エンジンは1290スーパーデュークRと主要パーツを共用しつつ、フライホイール重量を増すなどアドベンチャー用として最適化。クラス最強160psのパワーと低中速域での扱いやすさを両立している。

フル加速は強烈で3速からでもフロントが浮いてくるほどだが、万が一の滑りに対してはトラコンが作動するので安心だ。

注目すべきはKTM初投入のセミアクティブサスペンション。4種類のモードから選択でき、路面や走行状況からリアルタイムにダンピング調整を行うシステムである。乗り心地はとてもスムーズで、まるでフラットな路面を滑るように走っていく感じだ。進化型コンバインドABSやモーターサイクルとしては世界初となるLEDコーナリングライトなども含め、冒険ツーリングをより快適かつ安全に楽しめるまさにフラッグシップモデルである。

 

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ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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