[HONDA]SBK Rd.4 ファン・デル・マークが両レースで表彰台を獲得

スーパーバイク世界選手権第4戦オランダ大会が、4月17日(金)から19日(日)までの3日間、オランダのTTサーキット・アッセンで開催されました。オランダ大会は、1992年にスタートして今年で24回目。オーストラリア大会が開催されるフィリップアイランドの25回に続き、2番目に多い開催数となっています。アッセンは、Pata Honda World Superbike Teamの本拠地であり、地元ファンの声援の中で大会を迎えることになります。

今年は、昨年のスーパーバイク世界選手権チャンピオンのシルバン・ギュントーリと2014年スーパースポーツ世界選手権(WSS)のチャンピオンのマイケル・ファン・デル・マークの2人体制で挑んでいます。今年は3戦を終えてまだ表彰台がありません。それだけに、ホームレースを迎え、チームのモチベーションは高まっていました。

ルーキーながら開幕戦から非凡な走りを見せているファン・デル・マークは、この3戦、表彰台まであと一歩の走りをみせてきました。これまでアッセンでは、2011年と12年にスーパーストック600で勝ち、14年にはスーパースポーツ世界選手権で優勝して地元ファンの期待に応えてきました。スーパーバイク世界選手権にスイッチした今年も、初表彰台、初優勝を目指して臨みます。

フリー走行では、トップから1秒差以内に12台という接戦の中で6番手でした。予選ではポールポジションを獲得したトム・サイクス(カワサキ)から0.830秒差の5番手につけました。まずまずの結果でセッションを終えたファン・デル・マークは、「スーパーバイクで初めてのアッセンだったけれど、とてもハッピーでした。今回は走り出しからCBR1000RR SPの調子がよくて、気持ちよく乗れていました。最後のセッションでは、リアにニュータイヤを入れましたが、そのときはフロントが限界で、それ以上はラップタイムを上げられませんでした。でも、かなり前進しました」と手応えを強調。ホームレースでの初表彰台獲得に周囲も期待することになりました。

その期待に応えて、ファン・デル・マークは、2レースともにトップグループに加わります。第1レースは、大混戦となったセカンドグループを抜け出し、ファステストラップを更新しながらトップグループとの差を縮めていきました。トップグループは、フロントローを獲得したサイクス、ジョナサン・レイ(カワサキ)、チャズ・デービス(ドゥカティ)の3人と、2列目から好スタートを切ったレオン・ハスラム(アプリリア)の4人で、ファン・デル・マークはトップグループに加わると元気いっぱいの走りを見せました。最終的には、優勝争いを繰り広げたレイとデービスにはジリジリ離されましたが、ハスラムとのし烈な3位争いを制し、両レースで3位表彰台を獲得しました。

チームメートのギュントーリも、両レースでポイントを獲得しました。予選を終えたときにギュントーリは、「今回のフリーと予選は、満足のいく結果ではないけれど、明日につながるような希望の持てる新しい発見がありました。まだ自分の好みには仕上がっていないけれど、ここまでの2戦よりは上位陣に近づけているように思います」と予選9番手でも上り調子をアピール。決勝レースでは、トップグループにこそ加われませんでしたが、第1レース8位、第2レース7位と着実にフィニッシュしました。
この結果、4戦を終えてギュントーリは総合6位をキープ。ファン・デル・マークは、総合11位から総合7位へと大きくポジションを上げました。

スーパースポーツ世界選手権(WSS)は、予選4番手から決勝に挑んだカイル・スミス(Pata Honda World Supersport Team)が、好スタートから序盤トップを走る快走を見せました。その後、ケナン・ソフォーグル(カワサキ)、ジュール・クルーゼル(MVアグスタ)、パトリック・ジェイコブセン(カワサキ)とトップグループを形成。終盤はジェイコブセンとし烈な3位争いを繰り広げ、前戦アラゴン大会から2戦連続で3位表彰台に立ちました。

以下、CBR600RR勢は、ロベルト・ロルフォ(Team Lorini)が5位、リカルド・ルッソ(CIA Landlords Insurance Honda)が10位でフィニッシュしました。4戦を終えて、スミスが総合4位、今大会14位のジノ・レイ(CIA Landlords Insurance Honda)が総合6位。ロルフォが総合8位という結果でした。

コメント
■マイケル・ファン・デル・マーク(スーパーバイク 3位/3位)
「第1レースは最高でした。フリー走行、予選で、ジョナサン(レイ)が安定して速かったですし、そのジョナサンと一緒に走ることができてうれしかったです。スタートはあまりよくありませんでしたが、いいペースがあり、一歩一歩トップグループに近づくことができました。チームのホームラウンドで初めての表彰台を獲得できたのは、最高の気分です。第2レースでは、レオン(ハスラム)といいバトルができました。それぞれ強いところが違いましたが、パスできると思いました。最終ラップでオーバーテイクしたら、シケインでアウトから彼が来ましたが、2回目の表彰台を獲得できて本当にうれしいです。期待以上の週末になりました。本当にいいマシンを準備してくれたチームに感謝しています。次のイモラも楽しみです。クールダウンラップでは、たくさんのファンがオランダの国旗を振ってくれて、とてもうれしかったです。多くの人が来てくれて本当に誇りに思っています」

■シルバン・ギュントーリ(スーパーバイク 8位/7位)
「今週末は苦戦してしまいましたが、レースはポジティブなものでした。CBR1000RR SPの感触はよくなってきました。思ったより時間がかかっていますが、第2レースでは長い間ペースを維持することができました。実際、トップグループにかなり近づいてきたと思います。イモラでもこの調子をキープして、引き続きフィーリングをよくしていきたいです。今は、細かい部分の調整と自分のライディングスタイルに取り組んでいます。マシンのパフォーマンスを引き出すのに、ちょっと時間がかかっていますが、トップとの差が縮まっているので、よくなっていると思います」

■カイル・スミス(スーパースポーツ 4位)
「レースウイークを通していいペースを刻むのに時間がかかりましたが、決勝レースはセッティングがよくなりました。チームのみんなといい仕事ができたと思います。コーナーで少しはらんでしまうので、前を走る2人に少しづつ離されてしまいました。前を走る2人のバトルをずっと見ていました。最後は前の2人が接触したので、もう少しで2位に入れるところでした。ジェイコブセンともいいバトルができたし、いいリザルトを残せました」

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