[HONDA]MotoGP Rd.3 予選 マルケスが2戦連続ポールポジションを獲得

4月18日(土)、第3戦アルゼンチンGPの予選は、青空が広がる絶好のコンディションとなり、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、2戦連続今季2度目のポールポジション(PP)を獲得しました。マルケスは、初日の3番手から2日目のフリー走行でトップに浮上すると、予選でも終始ライバルを圧倒。PPタイムは1分37秒802で、昨年の大会で自身がマークした1分37秒683を更新することはできませんでしたが、予選でだた一人1分37秒台に入れる快走でした。

午前中のフリー走行は、トップタイムをマークしたマルケスから1秒差以内に13台が入る接戦でした。その戦いを制したマルケスは、予選の前に行われるフリー走行でもトップタイムをマーク。15分間の予選では、3度のアタックを行い、1度目のアタックで1分38秒203をマークすると、2度目に1分37秒873をマークして大きくタイムを更新。3度目のアタックでは、さらにタイムを更新する1分37秒802を叩き出しました。結果的に1度目のタイムでもPPを獲得できたことになりますが、そのタイムを大きく更新することで、マルケスの速さが際立つ予選となりました。前戦のアメリカズGPで今季初優勝を達成しているマルケスは、決勝で今季2勝目と昨年の大会からの2連覇を目指します。

2番手にはアレックス・エスパルガロ(スズキ)、3番手にはアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)が続きました。その2人とし烈な2番手争いを繰り広げたカル・クラッチロー(CWM LCR Honda)が今季ベストとなる4番グリッドを獲得しました。今大会では、初日のフリー走行で4番手につけると、2日目のフリー走行ではマルケスに続いて2番手に浮上。予選でも1分37秒台を狙えるスピードを感じさせていましたが、不運にもクリアラップが取れず、完ぺきなアタックをすることができませんでした。この悔しさを決勝にぶつける意気込みで、CWM LCR Hondaにとって初の表彰台を狙います。

初日のフリー走行で8番手につけたスコット・レディング(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、タイヤと車体のマッチングに苦しみ、予選では11番手へとポジションを落としました。気温は21℃と、初日と同じだったのですが、青空が広がったことで路面温度は20℃台から40℃台へと大きく上がり、エッジグリップとスピニングに苦しみました。予選を終えてもタイヤの選択が決まらなかったレディングは、決勝前のウォームアップで最後の調整するつもりです。

ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)の代役として出場している青山博一は、2日目のフリー走行でもコーナーの旋回性に苦しみましたが、初日の21番手から15番手へとポジションを上げました。ペドロサのセットアップのよさをうまく引き出せず苦戦している青山ですが、ウォームアップ、決勝と本来のパフォーマンスを引き出すために全力を尽くすことになります。

Hondaのオープンカテゴリーマシン「RC213V-RS」勢は、ユージン・ラバティ(Aspar MotoGP Team)が今季ベストの14番手、カレル・アブラハム(AB Motoracing)が17番手、ニッキー・ヘイデン(Aspar MotoGP Team)が20番手、ジャック・ミラー(CWM LCR Honda)が21番手から、追い上げのレースに挑みます。

初日のフリー走行でトップタイムから1秒差以内に18台という接戦になったMoto2クラスは、さらに厳しい戦いとなりました。3回目のフリー走行では、トップタイムをマークしたサム・ロース(Speed Up Racing)から1秒差に20台がひしめきあう大接戦。予選は、フリー走行で2番手のヨハン・ザルコ(Ajo Motorsport)が逆転して今季初PP。2番手にディフェンディングチャンピオンのティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)、3番手にトーマス・ルティ(Derendinger Racing Interwetten)と続き、KALEX勢がフロントローを独占しました。フリー走行でトップタイムのロースは4番手。中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)は15番手から決勝に挑みます。

Moto3クラスは、ミゲル・オリベイラ(KTM)がPPを獲得。初日のフリー走行でトップのダニー・ケント(LEOPARD Racing)が2番手、ニッコロ・アントネッリ(Ongetta-Rivacold)が3番手、エフレン・バスケス(LEOPARD Racing)が4番手と続きました。以下、Honda勢は、ホルヘ・ナバロ(Estrella Galicia 0,0)が7番手、尾野弘樹(LEOPARD Racing)が9番手、総合2位につけるエネア・バスティアニーニ(Gresini Racing Team Moto3)が10番手でした。開幕戦カタールGPで優勝したアレックス・マスボー(SaxoPrint RTG)は11番手。第2戦アメリカズGPで初の表彰台に立ったルーキーのファビオ・クアルタラロ(Estrella Galicia 0,0)は、フリー走行では4番手でしたが、予選ではアタックが決まらず16番手となり、追い上げのレースに挑みます。今大会では、開幕から連勝中のHonda勢の3連勝が期待されます。

コメント
■マルク・マルケス(MotoGP ポールポジション)
「今日はポールポジション争いに加わり、最終的にそれを獲得できてうれしいです。3本のタイヤを使った戦略がうまくいき、とてもおもしろかったです。路面がかなり汚れていて、オーバーテイクが難しいので、決勝ではフロントローからスタートするのは大切なことです。明日は、今日よりも気温が上がり、かなり難しいレースになることが予想されます。一番のライバルは2列目からスタートするホルヘ(ロレンソ、ヤマハ)とバレンティーノ(ロッシ、ヤマハ)です。いいスタートを切って、力強いレースができるよう願っています」

■カル・クラッチロー(MotoGP 4番手)
「今日は2度もペースの遅いライダーに引っかかりました。最初はロレンソで、彼は周の半分あたりまでは速かったですが、最終セクターでスピードが落ちて危うく当たりそうになりました。そのセクターで0.3秒ロスしていたので、それがなければ2番手タイムをマークできたと思います。そして、次の周でプッシュしたところ、今度はアタックを終えた(マーベリック)ビニャーレス(スズキ)がちょうどスピードを落としていて、引っかかってしまいました。しかし、これがレースです。明日は4番手からのスタートになりました。1分37秒台のペースがあったので、4番手で残念なのは確かですが、理想的なタイムは出せたと思いますし、気分はポジティブです。あとは、明日に向けてタイヤを選択をしなければなりません。ハードでも走れますが、午前のうちにEXハードも試したいです」

■スコット・レディング(MotoGP 11番手)
「今日はとてもフラストレーションがたまりました。路面が昨日よりはきれいだったのですが、路面温度が高かったので、グリップがいい部分を見つけるのが大変でした。一番の問題は、リアのエッジグリップです。これはハードでもEXハードでも同じでした。リアがスライドし始めると、スピンを止められませんでした。今夜データを見直して、決勝レースに向けて解決策を見つけたいです。長く、暑いレースになりそうなので、明日は耐久性があるEXハードタイヤを使用します」

■ユージン・ラバティ(MotoGP 14番手)
「MotoGPクラスでは自己ベストのポジションです。午前はすばらしい走りができ、トップ10にかなり近づけました。カタールやオースティンでもそうですが、ここでも前進できました。Hondaのマシンの感触はだんだんよくなってきています。今日の14番手は、とてもポジティブな結果だと思います。速いタイムを出すことができましたし、なによりも、最後のプラクティスではハードタイヤでも力強いペースがありました。もう少しフロントエンドをうまく使いたいので、明日のウォームアップではいくつか試したいと思います。マシンのセットアップには全体的に満足しています。明日はいい結果を出して、レースウイークを締めくくりたいです。もちろんポイントも獲得して、いいバトルをしたいです」

■青山博一(MotoGP 15番手)
「セッティングを変えて、昨日からタイムを更新できたのですが、思ったほどポジションを上げられませんでした。タイヤはハードとEXハードの両方を試しましたが、今日はハードの方がフィーリングがよかったです。しかし、明日はもっと気温が上がることが予想されるので、どっちを使うかはまだ決められません。とにかく、明日の天候を確認してから決めたいです。マシンは、前戦アメリカズGPと同じで、ブレーキングの安定性はあるのですが、そこからマシンをうまく寝かせられず、その分、コーナーでタイムをロスしています。ダニのセッティングから大きく変えることもできないので、明日のウォームアップ、決勝で乗りこなせるように全力を尽くします。順位もそうですが、しっかり仕事をこなしたいです」

■カレル・アブラハム(MotoGP 17番手)
「全体的には悪くない一日でした。ただ、タイヤと車体のセットアップに苦労しました。このコースは、2〜3ラップするとタイヤのパフォーマンスが落ちて、タイヤが滑り始めます。そのため、予選は本当に大変でした。15番手から22番手まで、わずか0.2秒差に7人がひしめいてます。こんな状態ですので、決勝ではなにが起きるか分かりません。明日はいいスタートを切って、全力を尽くします」

■ニッキー・ヘイデン(MotoGP 20番手)
「午前はハードタイヤを使っていいペースを刻むことができ、正しい方向へ向かっていると感じました。でも、気温が上がり、コンディションが変わりました。それに合わせて一生懸命取り組みましたが20番手で終わりました。自分のパフォーマンスや予選結果には納得していません。マシンのポテンシャルを引き出せていませんし、それをどのように引き出すかを考えなければなりません。今日は路面温度がかなり上がりました。それがマシンのバランスに影響しました。明日に向けて、午後はすべてのデータを分析し、決勝レースでベストを尽くせるようにしたいです。後方からのスタートで厳しいレースになると思いますが、ベストを尽くします」

■ジャック・ミラー(MotoGP 21番手)
「今日の予選はソフトタイヤを使いましたが、2度目のスティントでは少し問題があり、グリップがありませんでした。ブリヂストンが今それを確認してくれています。ユーズドタイヤでのペースには満足しています。とてもいいペースだったので、このポジションは残念です。明日の決勝はいいスタートを切りたいです。ハードタイヤで前のライダーたちについていけると思います」

■ヨハン・ザルコ(Moto2 ポールポジション)
「いい予選セッションでした。プッシュし続けたところ、自分のラップタイムも更新できました。感触もよかったです。チームといい仕事ができているのでうれしいです。テキサスのときよりも感触がいいので、レースに向けてポジティブです。どのような天候になるか様子を見なければなりませんが、今のところすべて順調です。カタールでもテキサスでも、優勝を目指してがんばりました。でも今回の方がチャンスがあると思います。明日は優勝できるようにがんばらなければなりません。それ以上に、チャンピオンシップを考えてポイントを獲得することが大事です。明日はいいスタートを切ることが重要になります」

■ティト・ラバト(Moto2 2番手)
「フロントローを獲得できてうれしいです。明日は表彰台争いができると思います。今大会はいいレースペースがあります。マシンのフィーリングをよくするために一生懸命努力しました。目標は優勝です。最終セクターでフロントエンドに少し問題があったので、ポールポジションを逃してしまいました。まずはその改善に取り組みたいです。フロントローを獲得することは常に重要ですが、今回それを達成できました」

■トーマス・ルティ(Moto2 3番手)
「コンディションが変わり、簡単ではありませんでしたが、いい予選になりました。今日は路面温度が高くなり、タイヤの反応が少し変わりましたが、最終的にいいセットアップを見つけられました。レースウイークを通じて、とてもいい仕事をしてくれたチームに感謝したいです。ようやく予選で大きく前進できました。明日のレースが楽しみです。昨年はかなり苦戦しましたが、今年はうまくいくことを願っています。このサーキットのレイアウトは大好きです。路面のグリップレベルが次第によくなり、走っていてとても楽しいです。決勝レースでは序盤からトップグループにいることが大切です。まだタイムは見ていませんが、Moto2クラスはいつも接近しているので、厳しい戦いになると思います。いいペースはあるので、トップグループについていき、優勝に向けてがんばります」

■中上貴晶(Moto2 15番手)
「今日は午前のフリー走行でソフトを使ったのですが、フィーリングがすごくよくて、ベストタイムもアベレージも上げられました。しかし、午後の予選は、思ったよりも路面温度が上がり、ソフトタイヤでのアタックがうまくいかず、ポジションを上げられませんでした。昨日はハードタイヤでロングランをしたところいい感触でしたので、決勝ではそれを生かしたいです。フロントはソフトでいきますが、リアタイヤは天候によって選択が分かれると思うので、明日の天候を見て決めたいです」

■ダニー・ケント(Moto3 2番手)
「いい予選セッションでした。レースウイークを通じてペースには満足しています。新品でもユーズドタイヤでも速く走れました。明日のレースに向けて準備は整っています。明日はいいリズムで走れることを願っています。優勝するためにいつも戦っていますが、できる限り安定して走ることを心がけて、表彰台に上がれるようにがんばりたいです。シーズンは長く、まだ16戦あります。ポイントを獲得するのが目標です。このサーキットは大好きで、とても楽しく走っています。明日も楽しみにしています」

■ニッコロ・アントネッリ(Moto3 3番手)
「今日の結果はとてもうれしいです。一日を通して速さがあり、週末を通してとてもいい仕事ができています。予選では3番グリッドを獲得できました。明日に向けて戦う準備はできています」

■ホルヘ・ナバロ(Moto3 7番手)
「午前はフィーリングをよくすることに取り組みました。そしてペースとファステストラップにおいて、一歩前進できました。予選セッションでは、ベストな1周のタイムを出すのが大事になりますが、今日はそれができました。7番手からのスタートはいいです。明日のウォームアップでは、引き続きセットアップを確認しますが、すでに準備は整っていると感じます」

■尾野弘樹(Moto3 9番手)
「ひとまずの目標だったシングルグリッドを獲得できました。予選3列目までに並ぶのが目標だったので、達成できてよかったです。今回は初めてのコースでしたが、思っていたよりも順調に攻略できました。しかし、マシンのセッティングに関しては、まだ完ぺきではないので、明日のウォームアップでもう一度調整したいです。開幕から2戦連続で転倒リタイアしているので、今回は完走してポイントを手にしたいです。できることならば、予選より上のポジションでフィニッシュしたいです」

■ファビオ・クアルタラロ(Moto3 16番手)
「少し難しい予選セッションでしたが、大切なことは、1分49秒のペースがあることです。明日のレースでどうなるか様子を見たいです。前のライダーのペースについていきたいです。ホルヘ(ナバロ)と僕は一緒にがんばりましたが、お互いにまだ経験が十分にありません。今シーズンは着実に前進していきたいです」

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