[HONDA]SBK Rd.3 ファン・デル・マーク、ギュントーリともにポイント獲得も苦戦のレース

第3戦アラゴン大会が、4月10日(金)〜12日(日)までの3日間、スペインのモーターランド・アラゴンで開催されました。

アラゴン大会は、2011年にスタートして今年で5回目を迎えます。昨年までは、5.344kmのロングコースを使用していましたが、今年はMotoGPと同じコースを使うことになり、これまでより287m短い5.077kmのコースに変更されました。

今年はラインナップが一新されて、Pata Honda World Superbke Teamは、昨年のスーパースポーツ世界選手権(WSS)チャンピオンのマイケル・ファン・デル・マークとスーパーバイク世界選手権チャンピオンのシルバン・ギュントーリの新体制でシーズンを迎えました。開幕戦オーストラリア大会と、初開催となった第2戦タイ大会では、ファン・デル・マークがルーキーとは思えない走りを披露して大きな注目を集めました。そして、2連覇を狙うギュントーリは、序盤の2戦はウインターテストで負ったケガの影響で100%の体調ではありませんでしたが、体調の回復につれてリザルトも向上しているだけに、今大会の走りに注目が集まっていました。

しかし、フリー走行、予選、決勝と、ファン・デル・マーク、ギュントーリともに、なかなかCBR1000RR SPのパフォーマンスを発揮することができませんでした。初日のフリー走行では、ファン・デル・マークが7番手、ギュントーリが9番手。2日目のフリー走行では、ファン・デル・マークが8番手、ギュントーリが11番手とポジションを落としました。セッションをこなすごとにタイムを短縮するも、ポジションをダウンさせるという厳しい戦いとなり、スーパーポール方式の予選では、SP2に進出したファン・デル・マークが11番手、SP2進出を果たせなかったギュントーリが14番手という厳しいグリッドとなりました。

決勝レースもトップグループについていくことができず、ファン・デル・マークとギュントーリはセカンドグループの混戦にもまれます。その混戦から抜け出すためのスピードを引き出せず、ファン・デル・マークは第1レースをマシントラブルでリタイア。第2レースは、デイビッド・サロン(カワサキ)、レアンドロ・メルカド(ドゥカティ)、アイルトン・ バドビーニ(BMW)、ニコラス・テロール(ドゥカティ)とし烈な6位争いを繰り広げて8位でフィニッシュしました。ギュントーリは、第1レースを9位でフィニッシュしましたが、第2レースは10番手を走行中の6周目に転倒し、リタイアとなりました。

3戦を終えて、ファン・デル・マークは総合11位をキープしました。総合4位のギュントーリは総合6位へとポジションを落としましたが、次戦オランダ大会はPata Honda World Superbike Teamのホームレースとなるだけに、今大会の雪辱と今季初優勝が期待されます。

WSSは、予選4番手から決勝に挑んだカイル・スミス(Pata Honda World Supersport Team)が、3位でフィニッシュして初表彰台を獲得しました。オープニングラップ5番手につけたスミスは、トップグループの3台を視野に入れながら4番手を走行していました。そして、レース終盤にトップグループにいたジュール・クルーゼル(MVアグスタ)がマシントラブルでリタイア。代わって3位に浮上したスミスが初表彰台を獲得しました。その後方では、ロレンツォ・ザネッティ(MVアグスタ)とバトルを繰り広げていたジノ・レイ(CIA Landlords Insurance Honda)が4位でフィニッシュしました。

前戦タイ大会で初優勝を達成し、総合首位につけていたラタパーク・ウィライロー(Core” Motorsport Thailand Honda)は、レース序盤に転倒してリタイアに終わり、ランキングトップと19点差の総合3位。今大会で初表彰台を獲得したスミスが総合10位から6位へとポジションを上げました。

コメント
■マイケル・ファン・デル・マーク(スーパーバイク リタイア/8位)
「第1レースはかなり自信がありましたが、11番手からのスタートだったので、がんばらなければなりませんでした。ラップタイムは徐々によくなり、毎周タイムは上がりました。でも、残念ながらテクニカルな問題があってレースを途中で終えなければなりませんでした。第2レースはよかったです。早くスピードに乗ることができて、前方に出ることができました。ポイントを獲得することができてうれしいです。来週のアッセンへ向けてがんばらなければなりません。アッセンではもっといい結果が出せることを願っています」

■シルバン・ギュントーリ(スーパーバイク 9位/リタイア)
「今週は、このサーキットに合うセッティングを見つけるために一生懸命がんばらなければなりませんでした。簡単なことではありませんでした。第2レースでは6位にチャレンジできましたが、欲が出すぎてしまい、残念ながらフロントから転倒してしまいました。こんなことはあまりないことなので、余計に残念でした。今回の転倒から学ばなければなりません。今大会はデータをたくさん収集することができました。マイケルと僕がいい結果を出すために、きっと解決策を探ってくれると思います」

■カイル・スミス(スーパースポーツ 3位)
「スーパーバイク世界選手権で初めて表彰台に立つことができました。今回は家族や友人たちが応援にきてくれているので、本当にうれしい気持ちです。今週はCBR600RRのセッティングがなかなか決まらず、厳しいウイークになりました。しかし、レース終盤は表彰台に立つチャンスだと感じました。今日は落ち着いてレースを戦えましたし、集中することもできました。ラップタイムも安定していたし、それがこうして表彰台獲得につながったと思います。次はチームのホームレースになります。すごく楽しみです」

■ジノ・レイ(スーパースポーツ 4位)
「スミスを追いかけているときに、ブレーキングミスで何度もタイムをロスしました。その後、冷静になろうと思い、ザネッテイとの4位争いに先着することができました。今日は4位に終わったことよりも、トップ3から大きく離されてしまったことが大きな問題でした。次戦のオランダに向けて、いいセッティングを見つけなくてはいけません。今回の反省を生かして、次はいい結果を残したいです」

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