[HONDA]MotoGP Rd.2 予選 マルケスが今季初のポールポジションを獲得

第2戦アメリカズGPの予選は、フリー走行でトップタイムをマークしたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、1度目のアタックでトップタイムをマーク、さらにタイムを更新しようと2度目のアタックに挑みました。しかし、マシンに異常を知らせるウォーニングランプが点灯したことでマシンをチェンジします。その間、7番手までポジションを落としましたが、最後のアタックで見事に逆転してポールポジション(PP)を獲得しました。

昨年の大会でマルケスは、2分2秒773でPPを獲得しました。今年はマシンをチェンジするハプニングに見舞われましたが、自身が持つサーキットベストタイムを更新、2分2秒135のすばらしいタイムでした。マシンの進化とチームワークのよさを証明することになりました。これでマルケスはアメリカズGPにおいて3年連続でPPを獲得。決勝では3年連続となる勝利を目指します。

フリー走行で2番手につけたカル・クラッチロー(CWM LCR Honda)は、5番手タイムをマークしました。レースは激しいアタック合戦となり、PPのマルケスから1秒差以内に8台という接戦の中、クラッチローは、ヘアピンの進入で痛恨のブレーキングミスを喫します。これでタイムロスしましたが、2分2秒613をマークして2列目を獲得しました。ミスがなければフロントローを獲得できた可能性も高く、それだけにクラッチローは結果に落胆していました。しかし、CWM LCR Hondaに移籍して2戦目となるアメリカズGPで、今季初表彰台を獲得するチャンスを迎えました。

初日のフリー走行で12番手だったスコット・レディング(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が一気にタイムを上げて6番手につけました。レディングは、3回目のフリー走行で9番手へとポジションを上げ、予選ではさらにタイムを更新。今大会のレディングは、初日のウエットコンディションの1回目フリー走行で3番手と、好調なスタートを切りました。それ以降はセットアップが順調に進み、「RC213V」のポテンシャルをやっと発揮することができました。決勝ではさらに上位を狙う意気込みです。

右腕の手術を行い、今大会は欠場となったダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)の代役として出場の青山博一は、旋回性にやや苦しんで18番手。決勝では追い上げのレースに挑みます。Hondaのオープン車「RC213V-RS」勢は、ユージン・ラバティ(Aspar MotoGP Team)が17番手、ジャック・ミラー(CWM LCR Honda)が19番手、カレル・アブラハム(AB Motoracing)が21番手、今大会200戦目を迎えるニッキー・ヘイデン(Aspar MotoGP Team)は22番手でした。

Moto2クラスは、ザビエル・シメオン(Federal Oil Gresini Moto2)が、サーキットベストタイムを更新する2分9秒888で今季初PPを獲得しました。開幕戦カタールGPでPPを獲得したサム・ロース(Speed Up Racing)が2番手、3番手にディフェンディングチャンピオンのティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が僅差で続きました。今大会も激しいアタック合戦となり、トップのシメオンから1秒差以内に14台という大接戦でした。そんな中、中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)は6番グリッドを獲得しました。

Moto3クラスは、開幕戦カタールGPで3位表彰台に立ったダニー・ケント(LEOPARD Racing)が今季初PPを獲得しました。2番手にミゲル・オリベイラ(KTM)。以下、3番手にアンドレア・ロカテリ(Gresini Racing Team Moto3)、4番手にニッコロ・アントネッリ(Ongetta-Rivacold)、5番手にホルヘ・ナバロ(Estrella Galicia 0,0)、6番手にファビオ・クアルタラロ(Estrella Galicia 0,0)と、Honda勢が上位に名を連ねました。8番手には、開幕戦カタールGPで2位表彰台に立ったエネア・バスティアニーニ(Gresini Racing Team Moto3)、開幕戦カタールGPで優勝のアレックス・マスボー(SaxoPrint RTG)が10番手と、トップ10に7台のHonda勢が名前を連ねました。Moto3クラスは、今大会も激しい戦いが予想されます。サーキット・オブ・ジ・アメリカズを初めて走る尾野弘樹(LEOPARD Racing)は、予選でハイサイドを喫して転倒、腰と右足を強く打ちましたが、再開した予選でタイムを更新して17番手につけました。決勝では大集団が予想されるトップ集団に加わり、上位を狙います。

コメント
■マルク・マルケス(MotoGP ポールポジション)
「問題がありましたが、最後にはファステストタイムを出せたのでうれしいです。いつもと違い、初めてセカンドマシンでファステストを出せました。マシンに警告信号が点いたのが見えたので、エンジンを止めました。セカンドマシンで再び出ることができ、時間ギリギリで最後の周回ができました。そして、それがうまくいきました。明日は不安定な天候になることが予想されるので、いいグリッドを獲得することは大事なことでした。明日は重要なレースになります。もしドライならば、準備は整っています。もしウエットになれば、どうなるか分かりません。とにかく、全力で挑むだけです」

■カル・クラッチロー(MotoGP 5番手)
「フロントローを獲得できなくて残念でした。しかし、自分のせいです。今日は一人で快適に走れたのですが、コース中盤の11コーナーでオーバーランを喫し、そのあとに続くストレートでタイムをロス。2つのセクターを台無しにし、フロントローを逃してしまいました。セットアップを変えるほど、まだ十分にパッケージを理解できていません。どの方向へ進むべきかもはっきりしていないので、かなり難しいレースになると思います。しかし、確実に前進していますし、ペースはそれほど悪くありません。FP4では17周してファステストを出しました。これはポジティブなことです。ほかの多くのライダーはニュータイヤを使っていたと思います。このおかげで、自信を持って明日を迎えられますが、スタートを決めなければなりません。8周目あたりからタイムが落ちるかもしれないので、それまでにいいポジションにいる必要があります」

■スコット・レディング(MotoGP 6番手)
「カタールではかなり苦戦しましたが、今大会は、どの方向へ進めばいいかというアイディアが得られました。そして、ようやくいい方向性を見つけられました。今大会のラップタイムがそれを証明しています。セッションごとに前進できましたし、前のライダーたちとのギャップを少しづつ縮められました。ロングランではペースがよかったです。この調子で一歩一歩前進したいです。明日はどんな天気になるか分かりません。ドライになるかもしれないですし、ウエットかもしれません。または、フラッグ・トゥ・フラッグになるかもしれません。ドライでもウエットでも、今大会はペースがいいですし、ピットレーンに戻るたびに、マシンチェンジの練習もしてきました。ドライレースが望ましいですが、どのような天候になっても準備は整っています」

■ユージン・ラバティ(MotoGP 17番手)
「今日は昨日よりいい日になりました。初日はウエットでしたが、今日はドライコンディションで走れました。そのおかげで、一日を通して前進できました。また予選セッションでは、すばらしい進展がありました。Hondaのオープンクラスでトップになれたのは、ポジティブなことでうれしいです。しかし、17番グリッドはあまりいいポジションではありません。とにかく、引き続き一生懸命取り組んで、ポイントが獲得できるように、トップレベルのパフォーマンスがしたいです」

■青山博一(MotoGP 18番手)
「今日は両セッションともにドライで走ることができ、タイムを2秒上げることができました。しかし、周りのタイムも上がって、ポジション的に昨日とあまり変わらなかったのは残念でした。今回はダニ(ペドロサ)のセッティングで走っています。ブレーキングはすごく安定しているのですが、僕の乗り方では旋回性が悪く感じるところがあり、それがタイムロスにつながっています。しかし、マシンにスピードはありますし、明日はその速さを生かせるように走って、少しでも上のポジションでフィニッシュしたいです」

■ジャック・ミラー(MotoGP 19番手)
「予選で自己ベストラップを出せていたら最高だったと思います。タイムの更新できませんでしたが、いい予選になりました。マシンの感触がさらに快適になり、だれかの後ろにつかなくても、ラップタイムを出せるようになってきたので、レースが楽しみです。しかし、明日は難しい日になると思います。MotoGPクラスは、集団で走るのが難しいので序盤は大変です。カタールではそれで少し集団にはまってしまいました。決勝に向けて集中しなければなりません。毎周とにかく前進できるようにがんばります」

■ニッキー・ヘイデン(MotoGP 22番手)
「午前はあまりいい感触がないまま走ることになりましたが、セッションが進むにつれて、正しい方向性を見つけられました。おかげで、最後のフリー走行と予選は、自信を持って走れました。グリッドには満足していませんが、少なくともマシンの感触は改善できました。最後のラップがカウントされなかったのは残念です。チェッカーフラッグが見えませんでした。最後の周では0.4秒ほど上げられました。切り返しにも自信を持てました。明日は後方からのスタートです。一生懸命がんばらなければなりません。調子を取り戻して、ホームレースでポジティブな結果を出したいです」

■ザビエル・シメオン(Moto2 ポールポジション)
「トップ争いができることは分かっていました。でも正直、ポールポジションを獲得できるとは思っていませんでした。セッション序盤のフィーリングはよかったのですが、ブレーキング時に少しトラブルがあったので、そのあとでセットアップを変えたところ、すぐに一歩前進できました。最後にもう一度セットアップを調整したおかげで、100%でプッシュできるようになりました。すばらしいラップタイムを2度連続で出せました。とてもうれしいです。とにかく、とてもいい形に仕上がってきていることを感じています。一生懸命がんばってくれたチームに感謝したいです。チームは、いつも落ち着いていて、同じ熱意を持っています。ここまでのところ、すばらしい仕事ができています。しかし、最も大事なのは明日です」

■サム・ロース(Moto2 2番手)
「目標はフロントローだったのでうれしいです。昨日転倒して、少し痛みがありましたが、マシンに乗るにあたっては問題はなかったですし、言い訳にはなりません。でも、身体的に絶好調というわけではなかったので、こうしてフロントローを獲得できて、うれしいです。いいレースができることを願っています。みんなといいバトルがしたいので、ドライコンディションになることを願っています。昨日はコーナーでミスをして、激しく転倒しましたが、大きなケガもなくラッキーでした。そろそろ転倒しないで走れるように、学んでいかなければなりませんが、今日のペースには満足しています。そして、もっといいペースを実現できると思います。明日は完走を目標にベストを尽くし、いいバトルをしていいレースにしたいです」

■ティト・ラバト(Moto2 3番手)
「フロントローを獲得できてうれしいです。2015年のカレックスのシャシーは、フロントエンドの感触がかなりよくなってきたので、前進できました。ようやく昨シーズンの感触に近づいてきました。明日のレースは、ウエットコンディションになりそうですが、昨日のウエットでは速く走れたので、表彰台を争える自信があります」

■中上貴晶(Moto2 6番手)
「今日はセッション中に2番手まで上がれましたし、ニュータイヤを入れた最後のアタックでは、最後までベストタイムを更新していました。しかし、前の選手に引っかかかってしまい、タイムをロスしました。今日はフロントローに並べるかもしれないと思ったのですが、なんとか2列目6番手を獲得できたので、よかったです。明日はドライでもウエットでも、レースを戦う準備はできています。現状でのベストを尽くしたいです」

■ダニー・ケント(Moto3 ポールポジション)
「いい予選でした。天候は不安定でしたが、ウエットでもドライでも、マシンの感触が非常によかったです。まだ予選なので、地に足をつけて明日の決勝レースに向けて一生懸命取り組みたいです。レースの目標は表彰台に立つことです。なるべく安定した走りをしたいです」

■ホルヘ・ナバロ(Moto3 5番手)
「昨日はドライコンディションで走ることができませんでした。でも、このサーキットは楽しいので、ドライで走りたいと思っていました。午前はセッションの最初からいいペースで走れました。自分の限界を見つけるために、一人で走ることに集中しました。最後はテレメトリーをチームと見直して、どこが改善できるか知ることができました。予選セッションでは、いいペースで走れたのでうれしいです。明日も天気がよくなり、ドライで走れることを願っています。このようなコンディションの中で、あまり走行時間がなかったにもかかわらず、非常に早くコースに合わせることができました。雨が降らなければトップグループと走れると思います」

■ファビオ・クアルタラロ(Moto3 6番手)
「予選セッションをずっと一人で走ることができたのでうれしいです。今日は、フリー走行も予選もドライコンディションでしたし、2分17秒を切れました。難しいとは思っていましたが、最終的にカタールと同様、2列目のグリッドを獲得できました。明日がどうなるかは分かりませんが、ベストを尽くします。前回のグランプリでは、同じポジションから優勝争いができました。しかし、今日の(ダニー)ケントは非常に速いペースだったので、ついていくのはかなり難しいです。マシンを改善するために一生懸命がんばりましたが、昨日は雨が降ったので、ドライのセッションは2度だけとなりました。このサーキットは大好きです。明日も天気が崩れないことを願っています」

■尾野弘樹(Moto3 17番手)
「7コーナーでハイサイドで転び、腰と右足を強く打って動けなくなりました。それが原因でセッションは赤旗になってしまいました。幸い、骨折はしておらず、マシンの修復もできたので、走行が再開してからのラスト10分でコースインできました。転倒したマシンをチームが全力で修復してくれました。最初はなんとか走れる状態になったという感じでしたが、最後にタイムも出せましたし、決勝につながりました。開幕戦カタールGPは転倒リタイアでしたので、明日はしっかり完走したいです」

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