[HONDA]MotoGP Rd.2 フリー走行 マルケスが首位発進で絶好のスタートを切る

4月10日(金)、第2戦アメリカズGPの1日目フリー走行は、午前はウエットコンディション、午後はハーフウエットからドライコンディションへと変化する一日となりました。午前は13℃。雨が上がった午後でも18℃までしか気温が上がらず、全選手が路面のコンディションを確認しながら、着実にタイムを上げていくことになりました。

その中でマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、午前のセッションで2番手につけると、路面がどんどん乾いていく午後のセッションでは、ただ一人2分4秒台に入れる快走をみせて、トップタイムで初日を終えました。マルケスは過去2年、ポール・トゥ・ウインを達成しています。サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)では圧倒的な強さを見せてきたマルケスは、大会3連覇に向けて絶好のスタートを切りました。

今季、CWM LCR Hondaに移籍したカル・クラッチローが、マルケスに続く2番手タイムをマークしました。ウエットコンディションとなった午前中は、路面コンディションを確認する程度の軽めの走行で8番手。しかし、路面コンディションが回復していった午後の走行では、一気にタイムを縮めることに成功しました。クラッチローは、COTA初開催となった13年に4位になり、表彰台にあと一歩のところまで迫っています。好調な滑り出しをみせたクラッチローの、Honda移籍後初表彰台に期待が膨らんでいます。

午前のウエットコンディションで、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、マルケスに続いて3番手とすばらしい走りをみせたスコット・レディング(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、微妙な路面コンディションとなった午後の走行で12番手へとポジションを落としました。それでも、RC213Vのポテンシャルを確実に引き出せる走りになっていることを感じさせ、今大会の成長ぶりに期待が集まっています。

右腕の手術のため欠場したダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)の代役として出場する青山博一は、ウエットとドライコンディションをこなし、16番手で初日を終えました。MotoGPマシンの開発テストを担当する青山ですが、微妙なコンディションとなったことで、初めて乗るペドロサのマシンのフィーリングを確認しながらタイムを上げていきました。2日目は、さらにセットアップを進めて、攻めの走りをする意気込み。2日目のタイムとポジションが注目されます。

以下、オープンカテゴリーとなる「RC213V-RS」に乗る4選手は、ジャック・ミラー(CWM LCR Honda)が19番手、ユージン・ラバティ(Aspar MotoGP Team)が20番手、カレル・アブラハム(AB Motoracing)が21番手、ニッキー・ヘイデン(Aspar MotoGP Team)は22番手から、2日目のフリー走行と予選に挑みます。

Moto2クラスは、午前がウエットコンディション、午後は完全なドライコンディションとなり、サム・ロース(Speed Up Racing)がトップタイムをマーク。2番手にヨハン・ザルコ(Ajo Motorsport)、3番手にティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)と僅差で続き、1秒差以内に8台という結果でした。中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)は、トップから1.276秒差の12番手という結果でした。

Moto3クラスは、開幕戦カタールGPで優勝したアレックス・マスボー(SaxoPrint RTG)が好調をキープしてトップタイム。今大会で2戦連続優勝を狙います。2番手にはアンドレア・ロカテリ(Gresini Racing Team Moto3)、3番手にはダニー・ケント(LEOPARD Racing)、4番手にエフレン・バスケス(LEOPARD Racing)、5番手にはニッコロ・アントネッリ(Ongetta-Rivacold)と続き、Honda勢が上位を独占しました。開幕戦カタールGPで転倒リタイアに終わっている尾野弘樹(LEOPARD Racing)は、ルーキーとしては上出来とも言える初日11番手。予選と決勝での走りが注目されます。

コメント
■マルク・マルケス(MotoGP 1番手)
「今日はポジティブな一日になりました。全体的にうまくいったと思います。午前はウエットコンディションの中で走りました。日曜日も同じコンディションになるかもしれませんので、大事なセッションになりました。そしていくつか問題点を解決できました。2回目のセッションはドライでした。速いラップはわずか5周しか刻めませんでしたが、いいフィーリングでした。いくつかの課題に答えを出せました。明日はドライになることを願っています。そしてマシンを改善できるように、引き続きがんばりたいです。今日、最も重要だったのは、最初からフィーリングがよかったことです」

■カル・クラッチロー(MotoGP 2番手)
「今のところ、感触は悪くありません。新しいシャシーで、もっと周回する必要があると思います。ドライコンディションでは、数周しか走っていませんので、まだよく分かりません。今日はうまくいったと思いますが、改善の余地はいくつもあります。それでも今日の進展には満足しています。スピードも悪くありませんでした。マシンをもっと理解する必要があります。そして、レースディスタンスを走って、どのあたりのポジションになるのかを見てみなければなりません。午前のウエットコンディションでは、6周しか走っていません。セパンとは別のマシンですので、今は勉強している段階です。パワーがありすぎるため、いくつかのエリアでウイリーしてしまいましたが、初めてのサーキットなので、初日はこんなものかなと思っています」

■スコット・レディング(MotoGP 12番手)
「午前のウエットではいいセットアップができ、いい感触でした。FP2も悪くはありませんでした。カタールのときよりも感触がよかったので、期待していた通り、一歩前進できました。しかし、うまく曲がるために、もう少しシャシーのセットアップに取り組まなければなりません。カタールでは、マシンのフィーリングがなくなったように感じていましたが、今日は快適に走れましたし、自信を取り戻せました。明日はもっと前進できると思います。今日は不安定な天気でしたが、いいスタートが切れました」

■青山博一(MotoGP 16番手)
「午前がウエット、午後は中途半端なコンディションとなり、ちょっと残念です。最後はドライになりましたが、雨上がりの路面なのでグリップが悪く、フィーリングをなかなかつかめませんでした。テストで乗っているとはいえ、異なるサーキットでセッティングも違うので、慣れるのにウエットでもドライでも、ちょっと時間がかかりました。今日一日走ってみて、マシンのレベルの高さだけじゃなく、チームとしてのパッケージのすごさを感じました。明日は、コンディションが安定してほしいですし、ドライでできるだけ多く周回したいです」

■サム・ロース(Moto2 1番手)
「転倒しましたが、問題はありません。もちろん、転倒してしまったのはいいことではありませんが、昨年はこのサーキットであまりいい走りができなかったのでうれしいです。明日も雨の予報が出ているので、今日はドライセッションでかなりプッシュしました。少しだけ足を痛めましたが大丈夫です。今日はドライでもウエットでも、調子がよかったと思います。最初のセッションを同じタイヤで14周しましたが、それで十分に速く、昨年はうまくいかなかったのでとてもうれしいです」

■ヨハン・ザルコ(Moto2 2番手)
「午前はウエットで午後はドライになりました。両方のコンディションでとてもいい走りができました。もっとリラックスして走ることができれば、さらに速くなると思います。チームがそのためにセットアップを進めてくれています。今日はうまくスタートできましたが、日曜日まで引き続きがんばりたいです。チームはいいマシンを用意してくれています。明日はどのようなコンディションになるか分からないので、気をつけなければなりません」

■ティト・ラバト(Moto2 3番手)
「今日の午前と午後の転倒は、幸い小さな転倒でした。ウエットでは最初からいい感触がありましたが、路面が乾き始めたときは少し難しかったです。感触は昨年ほどではありませんが、次第によくなってきました。ウエットでは一歩一歩前進できました。午後の路面も完ぺきではありませんでしたが、そうなるようにがんばりました。ラップタイムはなかなかよくならなかったですし、いろいろがんばってみたのですが、フロントの感触がなく、転倒してしまいました。理由を解明しなければなりません。今年のチャンピオンシップは大変です。大切なのは、カタールでのようなミスをしないこと、レースは長いので自分のペースを維持することです。ウエットになったら、勝つためにベストを尽くしたいです」

■中上貴晶(Moto2 12番手)
「午前にウエット、午後はドライで走りましたが、今日はどちらもそれほど悪くありませんでした。明日、あさってと不安定な天候になりそうなので、もしウエットなら、いい走りができると思います。ドライコンディションは、もう少しセッティングを詰めたいところがあります。カタールGP同様、コーナーの旋回性がもう少し欲しいです。方向性は見えていますので、焦らずにじっくりと進めていきたいです。できることなら、明日はドライコンディションでしっかり走り込みたいです」

■アレックス・マスボー(Moto3 1番手)
「今日は雨が降ってコンディションが難しかったです。FP2のセッション終盤では、路面が乾き始めました。もちろんこのような難しいコンディションでのラップタイムにはそれほど意味がありませんが、それでもいいラップタイムを出せたのでうれしいです。感触がいいのはとても大事なことです。FP2ではかなり前進できました。ラップタイムもよくなりました。ウインターテストでは、雨の中で数周を走り、かなり自信がつきましたが、ここはコースが全く異なります。自分のライディングスタイルをアジャストしなければなりませんでした」

■アンドレア・ロカテリ(Moto3 2番手)
「カタールでは5ポイントを獲得できました。今日はチームも僕も、いい仕事ができました。明日がどうなるか様子を見たいです」

■尾野弘樹(Moto3 11番手)
「初めてのサーキットで、午前も午後もウエットコンディションとなり、難しい一日でした。今年のマシンでウエットを走るのが初めてでしたので、フィーリングをつかむのにちょっと時間がかかりました。それで11番手ですので、それほど悪くはなかったと思います。明日はドライで走りたいです。そして、トップから1秒差には入れておきたいです」

■ファビオ・クアルタラロ(Moto3 12番手)
「午前のプラクティスセッションは少しトリッキーでした。かなり雨が降ったので、サーキットを学ぶのに適したコンディションとは言えませんでした。しかし、午後はコンディションがよくなり、セッション終盤にはアスファルトが乾き始めました。2回目のスティントではスリックタイヤを使いましたが、危険すぎました。ウエットコンディションでのマシンの感触はよかったです。明日がどんな天候になるか様子を見たいです」

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