[HONDA]MotoGP Rd.1 予選 ペドロサは2番手、マルケスは3番手から決勝に挑む

2015年の開幕戦カタールGPの予選は、予想通り、大接戦となりました。フリー走行は、トップタイムをマークしたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)から1秒差以内に18台という混戦となりましたが、予選もポールポジション(PP)を獲得したアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)から1秒差以内に11台という接戦となりました。その中でダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が2番手タイムをマーク、マルケスが3番手と続き、Repsol Honda Teamの2人がフロントローを獲得しました。

2番手タイムをマークしたペドロサは、最初のアタックで1分54秒330をマーク。このタイムでセッション終盤まで首位につけていましたが、最後のアタックでドヴィツィオーゾに上回られたことで、惜しくも開幕戦PPを逃しました。フリー走行で総合首位につけたマルケスも、最初のアタックで1分54秒437をマークしてフロントローを獲得しました。ドゥカティは、Repsol Honda Teamと同じくファクトリーオプションですが、2013年以降、優勝がないためオープンと同じ条件で出場しています。そのため1ランクソフトなタイヤを使えるドゥカティのドヴィツィオーゾにPPを譲りましたが、決勝では、Repsol Honda Teamの2人の優勝争いが期待されます。

フリー走行で、マルケスに続いて2番手につけたカル・クラッチロー(CWM LCR Honda)は、フロントローを狙う好タイムが期待されましたが、痛恨の転倒を喫して12番手。スコット・レディング(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、Q1からQ2を目指しましたが、4番手に終わったことで14番グリッドが確定しました。クラッチローは4列目、レディングは5列目から追い上げに挑みます。

オープンカテゴリーの「RC213V-RS」で出場のニッキー・ヘイデン(Aspar MotoGP Team)は17番手、ユージン・ラバティ(Aspar MotoGP Team)は19番手。カレル・アブラハム(AB Motoracing)は20番手、ルーキーのジャック・ミラー(CWM LCR Honda)は、転倒を喫して22番手でした。

Moto2クラスは、フリー走行から好調な走りをみせるサム・ロース(Speed Up Racing)が、キャリア初のPPを獲得しました。ロースはセッション終盤、スロー走行した際にタイヤの温度が下がって転倒を喫するハプニングがありましたが、2番手に0.332秒の大差をつける快走でした。2番手にヨハン・ザルコ(Ajo Motorsport)、3番手にティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)と続き、フロントローに並んだ3選手が1分59秒台というすばらしいタイムでした。

今年のMoto2クラスは、カレックス勢が多く参戦していますが、今大会は、2番手から12番手までをカレックス勢が独占しました。その中でサンドロ・コルテセ(Dynavolt Intact GP)が4番手、トーマス・ルティ(Derendinger Racing Interwetten)が7番手、昨年のMoto3チャンピオンで、Moto2クラスのルーキーのアレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が12番手となりました。中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)は、タイムが伸びず18番手から決勝に挑みます。

Moto3クラスはアレックス・マスボー(SaxoPrint RTG)が初PPを獲得。以下、1秒差以内に17台という大接戦となり、3番手にニッコロ・アントネッリ(Ongetta‐Rivacold)がつけて、2台のHonda NSF250RWがフロントローを獲得しました。5番手には3年目のシーズンを迎えるジョン・マクフィー(SaxoPrint RTG)、6番手にはファビオ・クアルタラロ(Estrella Galicia 0,0)、7番手にアンドレア・ロカテリ(Gresini Racing Team Moto3)と2人のルーキーが好走しました。フリー走行で2番手につけた尾野弘樹(LEOPARD Racing)はアタックが決まらず15番手。しかし、アベレージではトップグループに加わる走りをしているだけに、追い上げが期待されます。

コメント
■ダニ・ペドロサ(MotoGP 2番手)
「フロントローに並ぶことはとても重要なので、今日の予選の結果にはとても満足しています。今日の予選では自己ベストをマークできたので、とてもすばらしい走りができました。今回はすごい接戦になっているので、決勝に向けていいペースで走れるようにセットアップすることがとても重要です。ミスなく、一日を終えられて、とてもよかったです。明日のレースに向けて集中しなければなりません」

■マルク・マルケス(MotoGP 3番手)
「我々の目標はフロントローに並ぶことでした。それを達成できたのでとてもハッピーです。もちろん、もっといいグリッドを得たいし、もっとタイムも出したかったという気持ちはあります。しかし、明日のレースに向けてセットアップがうまくいったし、ペースも悪くありません。これが一番大事なことです。ドヴィツィオーゾ選手は、一周のラップタイムだけではなく、いいペースを持っているので、ついていくのは難しいですが、明日の決勝は、自分の力を出しきって、優勝を目指します」

■カル・クラッチロー(MotoGP 12番手)
「今日は間違いを犯してしまい、ハッピーな一日ではありませんでした。よかったのは、自分のペースがとても速かったことと、フロントローを獲得するチャンスがあったことです。それでも、実際にフロントローを取れないことがあるのがレースです。ほかのライダーたちは、自分よりいいタイムをマークしましたし、その結果、自分は12番手でした。明日の決勝は、みんなが激しくプッシュし、厳しいレースになると思います。その中で12番グリッドから前に出て行く必要があります。自分には失うものがないので、最初から全力で挑みます」

■スコット・レディング(MotoGP 14番手)
「厳しい一日になりました。もうちょっとでQ2に進出できたのに、とても残念です。今日はQ2に進出するのが一つの目標でした。しかし、今日はフロントのフィーリングがあまりよくなく、リアのグリップも不足していました。明日の決勝はトップ10で戦えると思いますが、全体のペースが速く、すごく接近しているのでがんばらなければなりません。RC213Vを100%乗りこなしていないと言えるので、明日のレースは、データと経験を得るためにがんばります」

■ニッキー・ヘイデン(MotoGP 17番手)
「予選の結果はちょっとだけ残念でした。予選前に行われたフリー走行では、ユーズドタイヤで大きく前進できたし、Q1でいい走りができるんじゃないかと思いました。しかし、予選ではひどいチャタリングに苦しみました。最初は2、3カ所のコーナーだけでしたが、そのうちどんどんひどくなり、最後までチャタリングを解消できませんでした。今日の結果には満足していませんが、フリー走行の走りはモチベーションが上がりました。今大会は大接戦で、だれもが前に出たいと思っています。明日のウォームアップで最後の調整をして決勝に挑みます」

■ユージン・ラバティ(MotoGP 19番手)
「MotoGPクラスで初めての予選となりました。1分55秒848というタイムは、十分に速いものだったと思います。もっと速いタイムをマークするためには、タイヤのパフォーマンスをうまく引き出す必要があります。マシンの状態はよく、不安はありません。セットアップが走るごとに進んでいますが、もっとがんばらなければなりません。明日は、いいスタートを切って、安定したラップで走りきりたいです。ウインターテストではレース距離を連続でラップしていないので、明日の決勝は、ウインターテストより多くのことが学べるはずです」

■カレル・アブラハム(MotoGP 20番手)
「今日はカタールテストのときのベストタイムを更新しようと思っていたので、とても残念でした。大きな問題はなく、ちょっとした調整が必要だったのですが、それがうまくいきませんでした。明日は自分の前にオープン出場のマシンが、たくさんグリッドに並びます。スタートダッシュを決めて、序盤に少しでも前に出なければなりません」

■サム・ロース(Moto2 ポールポジション)
「ポールポジションを獲得できて、とてもうれしいです。ウインターテストから一生懸命がんばってきて、すばらしいマシンに仕上がっています。2014年のシーズンが終わってから、今年のシーズンに向けて改善点が分かっていましたし、その成果が発揮できました。転倒したのは、ペースを落としすぎてタイヤが冷えてしまったからであり、完全に自分のミスです。今日はMoto2で初めてポールポジションを獲得しました。明日は初表彰台と初優勝をかけて全力で戦います」

■ヨハン・ザルコ(Moto2 2番手)
「フロントローを獲得できてとてもうれしいです。今日の予選は本当に厳しい戦いでした。その戦いの中で常に速いタイムをマークでき、とてもうれしいです。今週はチームとともに、マシンをいい状態に仕上げることができましたし、どのタイヤを使うか決まっています。明日に向けて集中し、優勝争いに加わりたいです」

■ティト・ラバト(Moto2 3番手)
「今日の(サム)ロースと(ティト)ラバトは、とても速くて強い走りをしていました。しかし、自分もこうしてフロントローに並べましたし、チームとともにいい仕事ができたと思っています。雨の影響で、我々はウインターテストがしっかりとできませんでした。今年モデルのニューカレックスもゼロの状態からスタートしていますが、昨日は1つ前進することができました。特に高速コーナーのフィーリングが改善されました。大接戦になっているので、明日はいいスタートを切って最後までしっかり走りきりたいです」

■中上貴晶(Moto2 18番手)
「フロントの安定性が欠けるという昨日の問題点を解消しようとしましたが、ほとんど変わらず、攻めの走りができませんでした。解消のチャンスは決勝までに、ウォームアップしかないので、できることは限られています。明日のウォームアップは、まだ太陽がある時間帯に行われるので、確認程度のことしかできません。厳しいレースになると思いますが、最後まで全力を尽くしたいです」

■アレックス・マスボー(Moto3 ポールポジション)
「すばらしい予選になりました。自分にとって初のポールポジション獲得となりました。すべてが順調で、マシンの状態もいいです。当初は5位以内を目標にしていましたが、今日の予選を終えて、明日は表彰台争いができると思います」

■ニッコロ・アントネッリ(Moto3 3番手)
「スリップストリームの使い合いになり、とても難しい予選でした。コース上はスリップを使いたいライダーたちでいつも渋滞になります。新しいチームでの最初のレースで、フロントローを獲得できてとてもうれしいです。決勝でもいい戦いをしたいです」

■ファビオ・クアルタラロ(Moto3 6番手)
「初めてのグランプリの予選を6番手で終えられて、とてもうれしいです。今日もチームメートのホルヘ(ナバロ)とスリップを使い合い、タイムを稼ごうとしましたが、お互いうまく使う経験がまだまだ足りませんでした。それでも、決勝に向けてペースは悪くないと思うので、トップグループについていけると思います。初めてのグランプリなので、本当にいろんなことを学んでいます。このサーキットでは、だれも逃げることができないと思いますし、明日は集団の戦いになります。とても楽しみしています」

■尾野弘樹(Moto3 15番手)
「昨日のフィーリングとちょっと違う感じがして、気持ちよく走ることができませんでした。タイムを出そうとブレーキでがんばりすぎてしまい、それでアクセルを開けるタイミングが遅れてしまうという、悪い流れに入ってしまいました。集団の中で、うまく走れなかったのも痛かったです。昨日より0.5秒上げるのが目標でした。それがベストより0.4秒落とし、ポジションも大きく落としてしまいました。0.5秒上げられていたらポールポジションでした。明日は5列目からのスタートになりますが、がんばって追い上げたいです」

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