[HONDA]MotoGP Rd.1 フリー走行1日目 マルケスがトップタイム、ペドロサが2番手

2015年のシーズン開幕戦、カタールGPがロサイル・インターナショナル・サーキットで開幕しました。今大会は、ナイトレースのために、4日間開催の変則スケジュールとなっています。そのため、初日はMoto2とMoto3クラスが1回目と2回目のフリー走行に挑み、MotoGPクラスは1回目のフリー走行だけというスケジュールで進みました。

日中は風が強く、雲の多い天候。陽が沈んでから風の勢いは弱まりましたが、Moto2クラスの2回目のセッション中には、短い時間ではあるものの小雨がぱらつくなど、不安定な天候となりました。

MotoGPクラスは、45分間だけの走行となりましたが、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)がセッション開始から快調にラップを刻み、トップタイムで初日を終了しました。マルケスは、1週間前の公式テストで得たデータをもとにセッティングを施した状態で走行を開始。コースインして2周目に1分55秒台の好ラップを刻み、それからも1分55秒台の好タイムで連続周回をして好調をアピールしました。

チームメートのダニ・ペドロサも好調なスタートを切り、マルケスとわずか0.076秒差の2番手で初日を終えました。今年はウインターテストから順調にセットアップを進めてきました。1週間前にロサイルで行われた公式テストでは、雨のためにすべてのメニューを消化できませんでしたが、その遅れをしっかり取り戻すことに成功しました。

Honda RC213Vでの初レースに挑むカル・クラッチロー(CWM LCR Honda)は、トップのマルケスから0.537秒差の5番手で初日を終えました。セッション開始直後は、マイナートラブルで時間をロスしましたが、それが解消してからは順調でした。アタックのときには、スローライダーに引っかかりましたが、それでも5番手と上位につけました。明日のフリー走行ではさらに上位を目指します。

スコット・レディング(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)も、走り始めにブレーキやタンクカバーにマイナートラブルが発生して時間をロスしました。しかし、その後は快調で、ハードとソフトの両方のタイヤをテストして、そのフィーリングの違いをしっかり感じ取ることになりました。トップのマルケスから1.093秒差の12番手。明日は、その差を縮め、ポジションを上げていく意気込みです。

以下、Hondaのオープンカテゴリーマシン「RC213V-RS」に乗る4選手は、カレル・アブラハム(AB Motoracing)が15番手、ジャック・ミラー(CWM LCR Honda)が19番手、ニッキー・ヘイデン(Aspar Team MotoGP)が21番手、ユージン・ラバティ(Aspar Team MotoGP)は23番手で初日を終えました。

Moto2クラスは、サム・ロース(Speed Up Racing)がただひとり1分59秒台に入れる快速ラップを刻み、ウインターテストの好調な走りを開幕戦につなぎました。この日のロースのタイムは1分59秒717で、2番手以下に0.622秒という大差をつけたことで、今大会の優勝候補に浮上しました。2番手には、ヨハン・ザルコ(Ajo Motorsport)。以下、3番手にティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 VDS)、アクセル・ポンス(AGR Team)、そして中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)と続きました。初日5番手につけた中上の、2日目の走行に注目されます。

Moto3クラスは、ミゲル・オリベイラ(KTM)がトップタイムをマークしました。以下、ダニー・ケント(Reopaed Rading)が2番手、ニッコロ・アントネッリ(Ongetta-Rivacold)が3番手とHonda勢が続き、昨年のFIM CEVレプソルインターナショナル選手権のMoto3チャンピオンで、ルーキーのファビオ・クアルタラロ(Estrella Galicia 0,0)が7番手、リビオ・ロイ(RW Racing GP)が8番手、エフレン・バスケス(Estrella Galicia 0,0)が9番手、クアルタラロのチームメートのホルヘ・ナバーロが10番手と、ここまでがトップ10。4年ぶりにグランプリ復帰を果たし、初のフル参戦に挑む尾野弘樹(Reopaed Rading)が僅差の中で14番手と、まずまずのスタートを切りました。

コメント
■マルク・マルケス(MotoGP 1番手)
「今日はかなりうまくいきました。レースウイークを、こうしていい形でスタートさせるのはとても大事なことです。感触はよかったのですが、少しグリップが足りませんでした。ウインターテストのときとフィーリングは似ていました。今日はテストのあとに準備していたものをいくつか試しましたが、これがうまくいきました。明日も引き続き進展させたいです。ここの路面の状態はかなりよくなっていくので、タイムが上がっていくのは間違いありません」

■ダニ・ペドロサ(MotoGP 2番手)
「今年最初のセッションを終えました。そして、かなりうまくいきました。これから明日以降に向けてマシンを準備していきます。今大会は、レースウイークが進むとともに、前進していかなければなりません。そして、ペースも上げていかなければなりません。路面のコンディションは結構よかったです。大会中にどれだけ前進できるか、様子を見たいです」

■カル・クラッチロー(MotoGP 5番手)
「ラップタイム5番手は悪くありませんが、明日は大きく変わることを願っています。最初はいくつか問題があってピットに戻らなければなりませんでした。そのため、少し時間をロスしました。また、テストのときと同様にブレーキレバーにも問題があり、さらにアタックしているときの最終コーナーで、遅いライダーに引っかかりました。1時間前のブリーフィングで、このコーナーで待ってはいけないという話をしていたばかりなのに、彼は時速100kmというスローペースでした。もうテストではありません。すでに本番は始まっているのです。CWM LCR Hondaチームは今回もすばらしい仕事をしてくれました。ベストを尽くしていますし、私が速く走れるように力強くサポートしてくれています。レースは最初のプラクティスセッションとは少し違う結果になると思います。明日が楽しみです」

■スコット・レディング(MotoGP 12番手)
「タンクカバーとブレーキに少し問題があったので、完ぺきなスタートにはなりませんでした。でも、今はその問題が解消されて、よくなりました。最初はハードタイヤを使い、最後にソフトタイヤにスイッチしました。すると、ラップタイムにかなり差が出ました。この前のテスト最終日に雨が降ってしまい、試せなかったことを今日はいくつか試しました。まだ改善の余地があるので、今日の結果には、非常に満足しています。明日からいよいよ本当の仕事が始まります」

■ティト・ラバト(Moto2 3番手)
「ウインターテストは天気に恵まれず、ドライコンディションで多くの周回ができなかったので、今日はとてもいいテストができました。いろんなことにトライできましたし、前進することができました。2回目のセッションは、小雨が落ちてきましたが、その雨も5分ほどで上がり、再び、ペースを上げて走ることができました。明日はさらにセットアップに集中し、速いペースを刻めるようにがんばります」

■中上貴晶(Moto2 5番手)
「久々にドライコンディションでしっかり走ることができました。今年のウインターテストは、ドライコンディションであまり走れず、ぶっつけ本番という感じでしたが、フィーリングもよく、違和感なく走ることができました。自分のタイムは、昨年の初日に比べてまだ遅いのですが、トップタイムのロースが1分59秒台に入れているので、明日はもっとがんばらなければいけません。今日はフロントもリアもタイヤのテストはできましたし、決勝で履くタイヤも決まりました。昨年も今年もフロントに課題はあるのですが、今年はセッティングの方向もハッキリしていて、問題点もクリアです。明日はその問題点を解消して、さらにタイムを上げていきたいです」

■ファビオ・クアルタラロ(Moto3 7番手)
「ナイトセッションをとても楽しみにしていました。そして、最高の経験になりました。今日の目標は、サーキットに慣れて、レースへ向けていいセットアップを見つけることでした。まだいくつか改善させなければなりませんが、着実に前進しています。今日はいいペースで走ることができたし、非常に快適でした。その結果、このようないい結果を出すことができました。どのくらい進めるのかはまだ分かりませんが、なるべく高いところ目指して、がんばっていきます」

■ホルヘ・ナバーロ(Moto3 10番手)
「最初のセッションはとてもうまくいきました。サーキットを学ぶためにグループについていきました。そして、スリップストリームを利用していいラップタイムを出すことができました。午後は、リアサスペンションやエンジンブレーキを試しながら、1人で走って、自分のペースを見つけることに集中しました」

■尾野弘樹(Moto3 14番手)
「マシンの状態はよく、着実にタイムを上げていくことができました。1回目のセッションは10番手。2回目のセッションでは14番手と順位を落としましたが、これはタイヤの交換のタイミングを逃してアタックできませんでした。心配はしていません。ただ、現状のアベレージでは、目標とする表彰台には到底届かないので、明日は、しっかりセットアップを進めたいです」

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