[HONDA]WMX Rd.2 ゴーティエ・ポーリンが総合6位に入賞

モトクロス世界選手権の第2戦がタイで開催され、Team HRCのゴーティエ・ポーリンとイブジェニー・バブリシェフは、ともにポイント獲得を果たしました。今大会は気温38℃という過酷な条件下で行われ、レース2は主催者によって時間が5分短縮されました。

ポーリンとバブリシェフが、ともに転倒によって本来のパフォーマンスを発揮できず、Team HRCにとっては複雑な感情が交錯するタイGPとなりました。2人は、両レースを通じて転倒からのばん回を強いられました。

ポーリンは何度か転倒するも、すばらしい追い抜きを見せました。レース1ではトップ3圏内で戦ったあと、7位でフィニッシュ。レース2では、オープニングラップでの転倒により、25番手まで後退を強いられましたが、パッシングが難しいコースで果敢に追い上げを続け、6位でフィニッシュ。今大会総合6位となりました。

バブリシェフは、前日に行われた予選レースでの転倒によって、不利なゲートからスタートし、10位/12位でゴール。レース2では途中まで8番手を走行しました。2014年の大半を欠場し、今はレース走行時間の蓄積を図るバブリシェフにとっては、堅実な一日だったと言えるでしょう。

MX2クラスでは、Honda Gariboldiのティム・ガイザーが、レース1で3位と健闘。しかし、レース2では、出走を認められない不運に見舞われました。

レース1では、酷暑の中、序盤はトップをいくジェフリー・ハーリングス(KTM)を追走しましたが、レースが進むにつれて2度の世界チャンピオンであるハーリングスに離され、ガイザーは3位でフィニッシュラインを通過しました。

酷暑が多くのライダーに影響を与えたため、主催者はレース2を5分短縮し、25分+2周で実施する決定を下しました。ライダーの中には脱水症状で倒れる者もいました。そんな中、ガイザーはほかのライダー同様にレース1の後に点滴を受け、約2時間のインターバルでレース2を走れるまでに回復。そうやって十分に準備を整えて、午前中のポディウムフィニッシュを上回るべく、レース2のスタートに向かいました。しかし、FIMのガイドラインはレース前の点滴を禁じており、ガイザーの出走は許可されませんでした。

チャンピオンを目指すガイザーにとって、レース1でトップ3と好調だったにもかかわらず、レース2に出走できないことは、大きな痛手です。ガイザーとチームは、3月28〜29日に行われる第3戦アルゼンチンGPから出直しを図ります。

コメント
■ゴーティエ・ポーリン(MXGP 7位/6位 総合6位)
「転倒がとても残念ですが、自分のライディングにはとても満足しています。あんなに追い抜きをみせたのは自分だけだったのではないかと思います。レース1では2回転倒しました。1度目は急にラインを変えた選手の上に着地してしまったのですが、私はすでに空中にいたので避けきれませんでした。2度目の転倒は自分のミスでした。いずれにしても転倒後の走りには満足していて、ライディングや抜きにかかるときのライン取りがよかったと思います。レース2では3コーナーで転倒しましたが、ほかのライダーにぶつけられたのが原因で、自分のミスではありません。地面に倒れたときに、ほかのライダーにひかれましたが、なんとか起き上がって、短縮されたレースで6位までばん回しました。あのペースがあれば、4位まで上がれたと思います。結果的にはそれほど悪くありませんが、次のグランプリではもっと好成績を目指したいです」

■イブジェニー・バブリシェフ(MXGP 10位/12位 総合11位)
「言うまでもないことですが、今日は酷暑とコースコンディションのせいで、だれにとっても辛いレースでした。この暑さの中で、なにかをするのはとても難しいことです。昨日のクラッシュでスタート選択順が悪かったのですが、なんとか切り抜けられました。最初のうちは集中して戦わなければならず、スタミナもすごく消耗しました。昨年はマシンに乗れずにレースを欠場する期間があったので、6カ月間も乗っていなかったように感じるときもあります。開幕前はそこを重視してトレーニングも順調にこなしてきたので、上位にカムバックできると考えていましたが、実戦は全くの別物で、時間がかかるものだと分かりました。今のところ徐々に積み上げるしかありません。チームはその辺りを理解しながらサポートしてくれていますし、マシンにはとても満足しています。今大会の目標は、手堅くポイントを稼ぐことでした。なぜなら、シーズンは長くて、我々はばん回を続けていくからです。ですから、次のグランプリも楽しみです」

■ティム・ガイザー(MX2 3位/DNS 総合11位)
「今日はとても辛かったです。信じられないくらいの暑さには、上位のライダーも苦しめられていましたから、簡単にはいきませんでした。レース1の走行中は大丈夫だったのですが、走り終わったらなぜだか両脚の感覚がおかしくなりました。メディカルセンターに行って30分ほどしたら回復し、レース2に臨めるようになりました。ところが、スタート前のウェイティングゾーンに行ったら、そこでオフィシャルに出走できないと告げられたのです。レースに出走できず、シリーズポイントを失ったことは残念ですが、その一方でカムバックしたときに力を披露できるよう、トレーニングに励むモチベーションを与えてくれました」

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