[HONDA]Dakar Rally 2015 Stage7 ゴンサルヴェス選手がマラソンステージ1日目を制する

ダカールラリー2015の後半戦が開始し、1月11日(日)はマラソンステージ1日目となる第7ステージが開催されました。Team HRCのパウロ・ゴンサルヴェス選手が快走をみせ、見事ステージ優勝。ホアン・バレダ選手は転倒によってハンドルバーを破損しながらも、なんとか走りきって総合トップを維持しました。

チリ・イキケ〜ボリビア・ウユニ間で行われたこのステージは、マシンとライダーの力がともに試される、過酷な環境で行われました。321kmにおよぶスペシャルステージ(競技区間)では、標高3600mの高地を走行。さらに、雨と雪が降るひどい悪天候に見舞われ、路面は沼地のようなマディコンディションとなっていました。

さらに、マラソンステージとして開催されているため、メカニックによる整備は一切できません。ウユニのビバークに到着しても、マシンはパルクフェルメ(車両保管エリア)に留め置かれ、ライダーのみが修理や整備を行うことができます。

ゴンサルヴェス選手は、この日ハイペースでプッシュし続けました。特に、最後の直線区間での走りはすさまじく、見事にステージ優勝を獲得しました。第6ステージで優勝を飾ったエルダー・ロドリゲス選手は、この日のステージを先頭でスタートしなければならず、自らルートを切り開いて進んだため、最初のチェックポイントでマティアス・ウォークナー選手(KTM)に追い越されてしまいます。その後、ゴンサルヴェス選手にも追いつかれると、そこからは2人で一緒にゴールまで走りきり、ステージ6位でフィニッシュしました。

バレダ選手は、好調な出だしをみせましたが、200km地点付近のマディ路面で転倒し、ハンドルバーが真っ二つに折れてしまいます。しかし、それでも決してあきらめず、残りの約120kmを右手のみで操作しながら走行。総合優勝を争うマルク・コマ選手(KTM)に差は詰められたものの、ステージ10位でフィニッシュし、総合でも6分28秒差でトップを維持しました。

ジェレミアス・イスラエル選手とライア・サンツ選手はトラブルなくステージを走破し、ともにトップ20以内でフィニッシュ。イスラエル選手がステージ15位、サンツ選手が18位となりました。

Hondaサウスアメリカ(HSA)ラリーチームも、順調に後半戦のスタートを切り、ダニエル・グート選手がステージ19位、ハビエル・ピゾリト選手が21位、ジェアン・アゼベド選手が28位となっています。

▼Dakar Rally 2015 Team HRC Stage 7

▼Dakar Rally 2015 Behind the Scene Stage 7

コメント
■パウロ・ゴンサルヴェス選手(第7ステージ / 優勝、総合3位)
「厳しいステージで、疲れきってしまいました。3番手からスタートして前方のライダーに追いつき、そこからもいいペースで走れたので並走しました。中盤で雨が降り始め、高速走行中にマシンがスライドするという、危険な状況になりましたし、最後の50kmでは頭痛もありましたが、フィニッシュ目指してがんばりました。明日のステージに向けて回復を図るとともに、マシンについた泥を取り除くなどの整備をしなければなりません」

■エルダー・ロドリゲス選手(第7ステージ / 6位、総合6位)
「先頭でスタートすると、ルートを切り開いている間に後ろのライダーに追いつかれてしまうので、今日の結果には満足しています。トップのままでレースを終えられるように、全力でプッシュし続けました。泥に石、そして多くのバンプと、今日のステージは信じられないくらいにハードでした」

■ホアン・バレダ選手(第7ステージ / 10位、総合1位)
「慎重な走りが求められる難しいステージでしたが、200km付近のマディ路面でマシンが滑って転倒を喫してしまいました。ハンドルバーが破損したため、最後の120kmを右手だけで操作しなければなりませんでした。タイムロスを最小限にとどめるために全力でプッシュしましたが、簡単ではなかったです。現在はマラソンステージ中ですので、チームメートとともに問題を解決したいと思います。私たちは最高のチームですから、一緒にこの困難を乗り越えられるはずです」

■ジェレミアス・イスラエル選手(第7ステージ / 15位、総合16位)
「雨が降って状況が変わり、難しいステージになりました。危険な箇所も多かったので、特に慎重に走りました。景色はすばらしく、マディ路面になっていた場所以外は、砂地でもうまく走れました。ただ、私自身の成績は気にしていません。重要なのは、ホアンとパウロをバックアップして、チームで総合優勝をつかみ取ることです」

■ライア・サンツ選手(第7ステージ / 18位、総合14位)
「いい一日でした。高速路面の中にマディセクションがあり、途中では雨が降ってきてよりタフな状況になりました。いいリズムで進みましたし、マシンの調子も私自身の体調もいいので、明日のマラソンステージ後半には万全の状況で臨めると思います。休息日を終えて、調子が上がっていますし、今日を問題なく終えられたのもいいことです。また、観衆皆さんの応援はすばらしく、いたるところで力になってくれています」

※レポート、コメントは暫定結果に基づくものです。

TOMORROW`S STAGE
第8ステージ ウユニ(ボリビア)〜イキケ(チリ)
リエゾン(移動区間):24km スペシャルステージ(競技区間):784km

ハイスピードの塩湖からテクニカルセクションへ
ダカールラリーの行方は、自然の状況に大きく左右されます。したがって、当日の天候によってボリビアを出発するルートが決まります。ドライコンディションであれば、ウユニ塩湖の上を滑らかに走る100kmのルートで始まります。ここでは、スロットル全開の超高速走行が可能ですが、塩湖を抜けて山地に入ると、テクニカルセクションが続き、プッシュするのは困難に。そして、ステージの最後は40km以上の砂丘区間を走り抜け、再びチリのイキケへと戻ってきます。

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