MVアグスタの3気筒スポーツネイキッド、「ブルターレ800」シリーズの上級バージョン発売に

MV AGUSTAから3気筒フラッグシップモデル『BRUTALE 800 RR』と『BRUTALE 800 DRAGSTER RR』が来年2月に発売される。

RRはSTDモデルの上級バージジョンとして設定され、エンジンパフォーマンスのさらなる向上、およびリファインされたシャシーと標準装備のグレードアップなどにより、パッケージとしての完成度もさらに高められた。

4スト3気筒DOHC12バルブ798ccのエンジンは、スタンダードのブルターレ800をベースにいくつかの重要な変更が施されている。新デザインのエアボックスの採用によりφ50mmスロットルボディの高い位置にインジェクターを設置することが可能となり、Eldor EM2.0 ECUとミクニ製フルライド・バイ・ワイヤーのスロットルボディで構成される燃料噴射システムを進化。1気筒あたり2本のインジェクターに増設することで、高回転域におけるパワーを犠牲にすることなく、スムーズかつプログレッシブな出力を低中回転域から発揮できるようにした。これにより最高出力はスタンダードの125ps/11500rpmに対して、140hp/13,100rpmと大幅にアップ、最大トルクも86Nm/10,100rpmと上乗せされた。

また、4エンジンマップ(ノーマル・スポーツ・レイン・カスタム)と8段階調節トラクションコントロールシステムを搭載。新クイックシフター『EAS2.0』によりクラッチ操作不要でシフトアップ&シフトダウンも可能に。さらにスリッパークラッチとステアリングダンパーを標準装備とするなど、「扱いやすさとレーシングパフォーマンスの融合」という開発コンセプトを具現化している。

車体はALSスチールパイプのトレリスフレームと2つのアルミ合金プレート、および片持ち式アルミ製スイングアームによって構成され、最適な剛性バランスと軽量化を実現。足回りはフロントに軽量化された新しいマルゾッキ製フルアジャスタブルタイプのφ43mm倒立フォークに、DLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン)コーティングを採用し、耐久性とスムーズな作動を確保。リヤのザックス製リヤショックも同様にフルアジャスタブルとなっている。

ブレーキはフロントにブレンボ製4ピストンラジアルマウントキャリパー+φ320mmフローティングダブルディスクを採用、リヤも同様にブレンボ製 2ピストンキキャリパー+φ220mm シングルディスクを採用。ボッシュ9プラスABSシステムにRLM(リヤホイール・リフトアップ・ミティゲーション)を装備することで、ブレーキング時における後輪のリフトアップを緩和するなどハイグレードな装備を誇る。また、アルミ鋳造ホイールには、5本スポークタイプの新しいデザインが採用された。

一方、大胆にテールが切り詰められた力強いデザインが特徴のブルターレ800ドラッグスターRRは、大型マッドガードやスポークホイールを採用する他、メーターまわりのデザインも変更されるなど、共通のエンジンと車体でありながら、よりアグレッシブな印象のモデルに仕上がっている。

なお、販売価格はBRUTALE 800 RRが1,792,800円(消費税込)、BRUTALE 800 DRAGSTER RRが2,084,400円(消費税込)となっている。

Webikeニュース編集長 ケニー佐川

【関連ニュース】
◆【新車】MV AGUSTA、「BRUTALE-800 RR」と「BRUTALE-800 DRAGSTER RR」を発表

ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

国産・外車を問わずミニモトからビッグバイクまで、どんなバイクでも乗りこなすモータージャーナリストとして2輪専門誌等で活躍中。
16歳から乗り継いだバイク30台、テストライド経験300台以上。装備や用品、カスタムパーツのテストも数多くこなしてきた。
MFJ公認インストラクター。米国ケビン・シュワンツ・スクール修了。

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