[Speed of Japan]ARRC Rd.6 玉田誠、不本意な結果にも大満足なシーズンを終える

2014年アジアロードレース選手権シリーズ第6戦
開催地/カタール・ロサイールインターナショナルサーキット(5.380km)
開催日/初日:12月12日(金)予選:12月13日(土)決勝:12月14日(日)
天候/初日:晴れ・ドライ 予選: 晴れ・ドライ 決勝:晴れ・ドライ

#100 玉田 誠(MUSASHi Boon Siew Honda Racing/HONDA CBR600RR)

<予選> 7番手 2`05.324
<決勝レース1> 10位 ベストラップ 2`05.209
<決勝レース2> 8位 ベストラップ 2`04.961
<ランキング> 6位 136ポイント

カタールにあるロサイール・インターナショナル・サーキット(全長5.380km)で迎えた2014 PETRONASアジアロードレース選手権最終戦。ここカタールでのレースはシリーズ唯一のナイトレースでの開催。砂漠の中に建設されたこのサーキットは、昼間は時に摂氏50度近くにもなる。その暑さを避けるために、ナイトレースで開催されてきた。日が沈めば、気温は一気に下がり、ライダーたちも体力的に楽になる。

だが、今年のカタールはいつもと違っていた。昼間の最高気温が26〜7度と快適に過ごせる天候だった反面、夜は急激に温度が下がり、肌寒い週末となった。

玉田誠はシリーズ第5戦終了時でランキング4位。ランキングトップの藤原克昭選手(Kawasaki)とは26ポイント差。ランキング2位の伊藤勇樹選手(Yamaha)とは19ポイント差。そして、ランキング3位にいるチームメイトのザクアン・ザイディ(Honda)とは4ポイントの差があった。決勝が2回ある同シリーズではまだまだ誰がチャンピオンになるか分からない差であった。

玉田はこの最終戦を迎えるにあたり決めていたことは一つ。自分またはチームメイトの誰かがチャンピオンになり、2012年からチームそしてHondaが続けて獲得しているタイトルを守ることだった。

レースウィークに入ると、玉田は自分のセッティングを進めながら、チームメイトたちのアドバイスも行っていった。初日は、タイヤライフの確認からコースラインの確認で総合5番手。2日目の午前中に開催されたフリー走行ではグリップ不足に悩まされたが、公式予選では自己ベストとなる2`05.324をマーク。だが、このタイムは3列目となる予選7位という結果になってしまった。

そして迎えた決勝レース1。まずまずのスタートをした玉田は順位を5番手まで上げるが、強引な割り込みにも邪魔され、順位を落とす。単独になれば、ペースを掴めるが、前方が遅いペースでレースを展開していく中、玉田は苦戦を強いられていた。トップグループにはいるものの、中々前を抜けない展開。チームメイトのふたりがレースの1-2にいることがわかった玉田は、ポイントランキングで前をいく藤原選手と伊藤選手の前でフィニッシュをし、チームメイトにできるだけ、ポイント差を縮められることに目標を転換。レース終盤に藤原選手、そして伊藤選手を捕らえ、7位まで順位をあげた。しかし、残り2周に入った第1コーナーで痛恨のオーバーラン。藤原選手と伊藤選手に再度抜かれてしまう。どうにかコース復帰をした玉田は、藤原選手を捕らえたが、伊藤選手に追いつくことはできなかった。玉田は10位でレースを終えた。

この結果、藤原選手が2ポイントでランキングトップを守り、伊藤選手はランキング2位。2位で終えたザクアンが藤原選手まで7ポイント、伊藤選手まで4ポイント差まで縮め、タイトル争いの行方はシーズン最後のレースとなる決勝レース2に持ち越された。

決勝レース2のスタートを決めた玉田は、最初のコーナーを4番手で入る。決勝レース1よりハイペースでレースは展開していく。玉田はHAユディーストラと5位争いを展開。その間に伊藤、稲垣、ザクアン、ザムリのトップ争い勢が離れて行く展開となった。玉田は8位でフィニッシュをし、合計136ポイントのランキング6位でシーズンを終えた。

タイトル争いだが、ランキングトップの藤原選手がレース序盤からペースから上がらず、14位でフィニッシュ。伊藤勇樹選手とザクアンが最終ラップまで優勝を争う白熱した展開となった。そして、ザクアンが優勝。大逆転でライダータイトルを獲得した。これでMuSASHI Boon Siew Honda Racingは2012年に清成龍一がタイトルを獲得してからライダーズタイトルを3連覇。同時にチームタイトルも3連覇を達成した。

玉田誠
「今季を象徴するような展開でした。自分の成績は悔しいですが、ザクアンがチャンピオンを獲ったことは本当に嬉しいです。今年の自分に課せられた最大の仕事ができ、良かったです。これからもアジア人ライダーの育成に貢献して行ければと思っています」

Photo by ARRC/Shigeto Kawakami/Speed of Japan

関連記事

編集部おすすめ

  1. 生活の可能性が拡がる喜びを提供 Hondaのナイジェリアにおける二輪車生産販売子会社「ホン…
  2. オートバイパーツ・用品の販売を全国展開する2りんかんは、バイク乗りコスプレイヤーの「美環(み…
  3. ボッシュが形づくる二輪車の未来 ボッシュは、自社のモーターサイクル&パワースポーツ事業が、…
  4. 采女華さんによるタイヤ点検イベント開催! バイク用品専門店の「2りんかん」は、12月17日…
ページ上部へ戻る