【イベント】工業デザインのパイオニア 「榮久庵憲司の世界展」

インダストリアルデザイン(工業デザイン)のパイオニアである榮久庵憲司の展覧会が11月18日(火)から12月23日(火・祝)まで、広島県立美術館で開催される。戦後日本のデザイン界の創建と国際化に尽力、広島とは特別にゆかりの深い榮久庵憲司(GKデザイングループ会長)の世界を多角的に紹介する展覧会だ。

11月23日(日・祝)には榮久庵憲司による講演会(定員:先着200名)も開催。11月30日(日)には講師として前田育男・マツダ株式会社執行役員デザイン本部長、山田晃三・GKデザイン機構代表取締役社長を招き「広島から世界に発信するデザイン」と題したトークサロン(定員:先着200名)も行われる。

以下公式サイトより

広島が生んだデザイン界の巨匠 榮久庵憲司の世界展

インダストリアル・デザイン界の世界的巨匠である榮久庵憲司(・1929-)は、原爆投下後の焼け野原に夕日が沈んでいく広島の光景が、デザインの道に進む原点となったと述べています。以来、モダンデザインと東洋思想を融合させながら、「人」と「道具」のあるべき関係をデザインによって提案し続けてきた、榮久庵憲司のデザインの業績とものづくりの世界をインスタレーション等により紹介します。

展覧会概要

榮久庵憲司は、日本にインダストリアル・デザイン(工業デザイン)という概念を切り拓いたパイオニアです。その作品は、醤油瓶から新幹線まで「これもそうだったの!?」と思うほど幅広く、それらがすべて榮久庵とそのグループ(GK Design Group)によって生み出されたものであるという事実には目を見張るものがあります。また、その活動は日本にとどまらず、アジア初の国際インダストリアルデザイン団体協議会会長に就任するなど、世界のデザイン振興に大きく貢献しました。

今年、デザイン界のノーベル賞ともいわれるコンパッソ・ドーロ(黄金のコンパス賞)国際功労賞を、アメリカのアップル社やイタリアのジョルジョ・アルマーニと並んで受賞するという栄誉を受け、改めてその功績が評価されています。

その彼の活動の原点は被爆直後の広島。焼け野原に立った彼は、壊れた電車や自転車など、さまざまな「もの」から、もっと役立ててほしいという“声”を聞いたのだと言います。一時は、原爆症で他界した父の後を継ぎ僧侶への道を歩みますが、美しいものを沢山の人に届けたいという思いが募り、デザインの世界へ転進。さまざまな仕事を通じて「人」と「道具」のあるべき関係を提案し続けています。

この展覧会では、「アート」と「ものづくり」、二つの垣根を取り払い、戦後日本のデザイン界創建と国際化に尽力してきた榮久庵憲司の世界を、彼の理想世界を具現化したインスタレーション等も交え多角的にご紹介します。

開催概要

■会期
11月18日(火)〜12月23日(火・祝) 会期中無休

■開館時間
9:00〜17:00

■会場
広島県立美術館
〒730-0014 広島市中区上幟町2−22 
Tel:(082)221-6246 Fax:(082)223-1444 E-mail:iroeuma2@gmail.com
3階企画展示室

※金曜日は19:00まで
※入場は閉館の30分前まで
※11月18日は午前10時開場
※休館日/月曜日(特別展会期中・祝日・振替休日を除く)、年末年始

チケット情報

■当日 1,200円
■前売・団体 1,000円
■一般
■高・大学生 900円(当日)/700円(前売)

※ 中学生以下無料
※ 団体は20名以上
※ 学生券をお求めの際は学生証のご提示をお願いします。
※ 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳及び戦傷病者手帳の所持者と介助者(1名まで)の当日料金は半額です。
※ 本券でHPAMコレクション展もご覧いただけます。
※前売券は広島県立美術館、セブン・イレブン(セブンコード:033-520)、ローソン(Lコード:64606)、中国新聞社読者広報部、中国新聞各販売所(取り寄せ)などで販売。

出品作品

▼VMAX 2008年

その他
・しょうゆ卓上びん 1961年
・アストラムライン 1995年 (新交通システム車両)
・池中蓮華 2011年 (インスタレーション)
・道具寺道具村構想 2013年 

その他詳細はこちら

榮久庵憲司について

・1929年 東京に生まれる
・1942年 東京府立第五中学校(現在の東京都立小石川高等学校)に入学
・1945年 海軍兵学校に入学
・1945年9月 福山市に転居。広島県立福山誠之館中学校 (現在の広島県立福山誠之館高等学校)に編入
・1947年 広島県立福山誠之館中学校卒業
・1955年 東京芸術大学卒業
・1957年 GKインダストリアルデザイン研究所設立、所長となる
・1967年 日本万国博覧会会場計画委員会に参加「サイン計画」「ストリート・ファニチャ計画」「モノレール計画」などを担当
・1970年 日本万国博覧会開幕に伴い「ストリート・ファニチャ」統括責任者となる
・1970年 (社)日本インダストリアルデザイナー協会(JIDA)理事長
・1973年 第8回世界インダストリアルデザイン会議実行委員長
・1975年 国際インダストリアルデザイン団体協議会(ICSID)会長
・1979年 ICSIDコーリン・キング賞受賞
・1985年 国際科学技術博覧会会場施設デザイン専門委員
・1986年 95ひろしまは変わる10万人委員会副会長
・1988年 広島市現代美術館美術品等選考委員会委員
・1989年 世界デザイン博覧会(名古屋市)総合プロデューサー
・1992年 藍綬褒章、通商産業省のデザイン功労者表彰
・1993年 戦後50周年記念事業(旧被服市廠建物活用)検討委員会委員(広島県)
・1995年 国民文化祭基本構想検討委員会委員(広島県)
・1995年 瀬戸内海文化博物館構想策定会議座長(広島県)
・1996年 英国ミシャ・ブラッグ賞受賞
・1997年 フランスより芸術文化勲章受章
・1998年 世界デザイン機構を設立し初代会長に就任 2000年 勲四等旭日小綬章受章
・2003年 ラッキーストライク・デザイナー・アワード受賞
・2004年 フィンランド獅子勲章コマンダー章受章
・2005年 日本国際博覧会(愛・地球博)でGKとして「サイン」「ストリート・ファニチャー」「サービス施設」のデザインを担当
・2005年 広島国際大学客員教授に就任
・2014年 コンパッソ・ドーロ(ゴールデンコンパス賞) 国際功労賞受賞

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