ミラノで開催中のEICMA最新情報をお届け!

イタリア・ミラノで11月4日から開催されている国際モーターサイクルショー「EICMA」において、国内外の各メーカーから一斉に2015年ニューモデルが発表されている。現在、公式にリリースされている主なモデルについて、まとめて報告したい。

■YAMAHA
ヤマハからは新型「YZF-R1」とその上級モデル「YZF-R1M」がデビュー。2015年3月上旬から欧州で発売、その後順次北米などで販売される。
2015 年モデルの「YZF-R1」「YZF-R1M」は、クロスプレーン型クランクシャフトを備えた新設計の 998cm3水冷・直列4気筒・エンジンを搭載したオールニューのスーパースポーツとなる。”High tech armed Pure Sport”のコンセプトのもと、MotoGPマシンYZR-M1 の技術思想を体感できるサーキット最速のポテンシャルを備えるモデルとして開発されている。最高出力は200馬力、6軸姿勢センサーを市販2輪車として初搭載し、高度な制御技術によりライダーが走りに集中できる高次元なハンドリングと走行性能を提供する。また、上級モデルの「YZF-R1M」は、電子制御サスペンションやカーボン素材の軽量カウル、“レース”に役立つ各種情報を記録するインターフェイスが搭載されている。
MotoGPマシンのDNAが組み込まれた久々のオールニュー「R1」ということで、どんな走りのポテンシャルを見せてくれるか楽しみだ。

■HONDA
ホンダは究極の公道仕様車として開発した「RC213V-S」と、ホンダが提案する新しいアドベンチャーモデル、「True Adventure」を発表した。
「RC213V-S」はホンダのレーシングテクノロジーを結集し、ロードレース世界選手権MotoGPクラスで2年連続ライダーズタイトルと4年連続コンストラクターズタイトルを獲得した(株)ホンダ・レーシング(HRC)のワークスマシン「RC213V」の基本メカニズムを踏襲し、究極の公道仕様車として開発したプロトタイプ。

一方のTrue Adventureは、ホンダが提案する新しいアドベンチャーモデル。開発にあたってはオフロードでの優れた走行性能を追求し、これまでのアドベンチャーモデルで培ったテクノロジーや、「チーム・エイチアールシー(Team HRC)」のワークスマシン「CRF450 RALLY」のレーシングテクノロジーを反映したプロトタイプ。
両方ともプロトタイプということで、発売などの具体的な情報はないが、今後に期待が持てそうだ。

■KAWASAKI
9月末にドイツで開かれたインターモトでスーパーチャージャー搭載のスーパースポーツ、Ninja H2Rを公開したカワサキが、公道仕様であるNinja H2をイタリアのEICMAで公開した。2つのモデルはほぼ同じエンジンとコンポーネントを使用しているが、公道バージョンのH2は最大出力が200PSとなり、大型マフラー、ヘッドライトやミラーなどの保安部品を備えているのが特徴。どちらもスーパースポーツのトップクラスのパフォーマンスを実現している。アイドリング状態からレッドゾーンまでパワーレンジ全体にわたり驚異的な加速をもたらすスーパーチャージャーは、どの回転数、どのギアにあっても引き出すことができるようチューニングされ、KTRCトラクションコントロールやKIBSアンチロックブレーキ、さらには可変エンジンブレーキ機能などのライダーを補助する電子機器はどちらのマシンでも楽しめる最上の環境を作り出す。
公道バージョンの姿はどうなるのかといった心配はよそに、ほとんどサーキット仕様と同じシルエットで登場したH2に安心したファンも多いのでは。

■BMW
BMWが誇るRRとGSという伝説的なアイコンをアドベンチャーバイクとして融合させたニューモデル、S 1000 XRがEICMAで発表。160bhpのハイパワーを発揮するリッター直4アドベンチャーは一見、オンロードスポーツに振ったようにも見えるが、他社のアドベンチャーと差別化を図る意欲的なモデルとなっている。BMWモトラッドが初の「アドベンチャースポーツバイク」としてラインナップするモデルであり、S 1000RRとR1200GSのハイブリッド的モデルだ。最大出力160bhp、どのような路面にも対応するサスペンション、長距離ツーリングでも快適なエルゴノミクスを備えたアドベンチャースポーツバイク。さらに幅広いオプション装備によってS 1000 XRは正真正銘の「オールラウンダー」となる。
ダイナミックESAによる電子サスペンションコントロール、より便利なクラッチコントロールのためのHPシフトアシスタントプロ、BMWモトラッドでは初採用となるプロライディングモード、さらなる安全性のためのABSプロといったオプション装備も用意されている。
ここ数年はアドベンチャーツアラーがブームだったが、その次に来るのはスポーツアドベンチャーかも。BMWがその牽引役になれるか、注目していきたい。

Webikeニュース編集長 ケニー佐川

【速報】ミラノショー、メーカー別写真ギャラリー
【新車】YAMAHA、MotoGPマシン直系の新型「YZF-R1」・「YZF-R1M」を欧米向けに発売
【新車】ホンダ、EICMA2014 ミラノショーでRC213V-SとTrue Adventureを発表
【新車】カワサキ、EICMAで公道仕様のNinja H2を発表
【新車】BMWがEICMAで新アドベンチャーモデルのS 1000 XRを発表

ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

国産・外車を問わずミニモトからビッグバイクまで、どんなバイクでも乗りこなすモータージャーナリストとして2輪専門誌等で活躍中。
16歳から乗り継いだバイク30台、テストライド経験300台以上。装備や用品、カスタムパーツのテストも数多くこなしてきた。
MFJ公認インストラクター。米国ケビン・シュワンツ・スクール修了。

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