[Ducati]SBK Rd.12 Ducatiスーパーバイク・チーム、ポジティブな結果を残して最終戦を締めくくる

2014スーパーバイク世界選手権の最終戦が、カタールのロイサル・インターナショナル・サーキットで開催された。恒例のナイトレースで、Ducatiスーパーバイク・チームは2レース共にトップ10に入る健闘を見せた。チャズ・デイビスは5位と7位、ダビデ・ジュリアーノ5位と8位でシーズンを締めくくった。

レース1
照明で照らし出されたナイトレースの初戦は、前日の予選よりも若干涼しいコンディションの中(気温27℃、路面温度30℃)、現地時間で夜の7時にスタートした。ポールポジションを取ったジュリアーノは、スタートこそ良かったものの第1コーナーまでにいくつかポジションを落とし、オープニングラップ終了時点で5番手を走行するチームメイトのデイビスのすぐ後ろの6番手につけた。両ライダー共に力強いリズムで走行を続け、全17周で争われるレースの大半で5番手から7番手を争って互いにバトルする展開となった。ジュリアーノは、10周目にデイビスをオーバーテイク、その後レース終盤にトニ・エリアスとマルコ・メランドリ(共にアプリリア)をパスして最終的に5位でフィニッシュした。一方のデイビスは、ナイトレースの初戦を7位で終えた。

レース2
現地時間の夜10時にスタートしたレース2のコンディションは初戦とほぼ同じ。ジュリアーノは、力強いスタートを切って、オープニングラップ終了時点で3番手につけた。一方のデイビスは、直前を走行するメランドリとバトルを演じながら1周目を7番手で走行。ジュリアーノは、シルヴァン・ギュントーリ(アプリリア)、トク・サイクス(カワサキ)、ジョナサン・レイ(ホンダ)とトップを争う展開に。8周目に、デイビスとジュリアーノはそれぞれ6番手と7番手を走行し、レース1と同様、互いにバトルを繰り広げた。11周目を過ぎる頃から、Ducatiの両ライダーを含む5人のライダーが2秒以内にひしめく混戦となった。ジュリアーノは、最終ラップでリヤタイヤのグリップが低下、それ以上プッシュすることができず8位でレースを終えた。デイビスは、厳しくプッシュして残り数周でエリアスを攻略、チェッカーフラッグまでメランドリと激しいバトルを展開した。デイビスは、シーズン最終戦を5位でフィニッシュ。4位のメランドリとの差はわずか0.085秒であった。

これによって、2014スーパーバイク世界選手権のチャンピオンシップは、チャズ・デイビスが215ポイントを獲得して総合6位を獲得。181ポイントを獲得したダビデ・ジュリアーノは8位となった。マニュファクチャラーズ・ポイントでは、Ducatiは291ポイントを獲得して4位となった。Ducatiチームはシーズンを通じて着実に進化を遂げ、2回のポールポジション、6回のファステストラップ、6回の表彰台を獲得した。

2014年シーズンは終了したものの、Ducatiスーパーバイク・チームは、スペインのアラゴンでウンターテスト・プログラムを開始するため、11月17日〜18日にサーキットに戻ってくる。

レース後のコメント:
■チャズ・デイビス(Ducatiスーパーバイク・チーム#7) – 7位、5位
「レース1では中盤からフロントのグリップが徐々に低下していった。タイヤのタレのような現象で、終盤にはさらに悪化した。レース2ではいくつかセットアップを変更したところ、タイヤの状態はフリー走行と同じ通常の状態に戻った。レース2では良いバトルができた。おそらく、今シーズンで最高に楽しいレースだったと思う。ストレートでは、マルコ(メランドリ)やトニ(エリアス)に置いて行かれるものの、他のセクションで挽回を試み、全員が素晴らしいペースで走行していた。データ上では我々にとって不利なこのコースで、これだけ戦えたのは大きな収穫だった。ウインターテストに向けての自信にもつながるし、自分たちの持っている能力を見極めながら今後の熟成開発を進めることができる。」

■ダビデ・ジュリアーノ(Ducatiスーパーバイク・チーム#34) – 5位、8位
「レース1は、素晴らしい展開となった。スタート前に今日のレースをどのように戦うのかについてチームが悩んでいたことを考えると、非常に良いレースをしたと思う。結果には満足している。レース2では、少し苦戦することになった。レース1と同じタイヤを選択したが、中盤以降パフォーマンスが大幅に低下してしまった。良いスタートを切って、序盤では先頭グループに喰らい付いていただけに残念だ。終盤にもっとプッシュしたかったが、それはできなかった。いずれにしても、両方のレースで良い結果を残してシーズンを終了できた。チャズともバトルできたし、この結果には満足している。来季の作業に向けて、よいベースになったと思う。」

■アーネスト・マリネッリ(Ducatiスーパーバイク・プロジェクト・ディレクター)
「昨日の予選ではポールポジションを獲得していたので、今日の2つのレース結果は期待通りではなかった。このサーキットは、ストレート以外では抜くのが難しいコースなので、我々にとって得意なコースでないことは分かっていた。しかし、データを解析すると、ダビデとチャズの両ライダーともに表彰台を狙えるラップタイムを出していたので、安定したペースを保てなかったのが原因だろう。シーズン全体を振り返ると、我々の目標であった優勝こそ逃したものの、成し遂げた結果には満足している。チームはハードワークを続け、2名のライダーとマシンも、チームと共に大きな成長を遂げることができた。来シーズンに向けたウインターテストを開始するにあたって、この団結力は非常に重要だ。」

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