いまそこにある危機

ツーリングライダーのメッカとして知られる静岡県の「伊豆スカイライン」で2輪車の通行規制案が再浮上している。

伊豆スカイラインではここ数年来、警察と地元ライダーなどが連携して事故防止運動を続けてきたが、それでも事故を誘発する無謀運転や暴走行為が後を絶たない。前を行く車両の後ろに密着する煽り運転や、速度オーバーで対向車線にはみ出す危険な運転に、地元警察にも苦情が寄せられているという。悪質な例としては、取締り区間だけ減速して通過後は中指をたてて猛然と加速するケースや、100km/h超の尋常ではない速度違反も珍しくないという。

警察も摘発を強化するとしているが、最近はSNSなどを通じて取締り情報が流れてしまうため、なかなか有効な手段が取りにくい現実もあるらしい。もちろん、危険運転をするのはバイクに限ったわけではないが、今後は利用者にアンケート等を行い、要望が多ければ通行規制も考えざるを得ない段階にきているようだ。

これまでも度々、危険暴走が問題になってきた「伊豆スカイライン」だが、もしも2輪車通行禁止などの最悪の結果となれば、全国の風光明媚なワインディングにもその影響が波及する可能性もある。

違反者の多くは30代、40代の社会に責任を持つべき大人たちだとか。一部の心無い人たちのせいで、多くの善良なライダーの自由と権利が奪われようとしている。まずは自分自身、そして身近なところから意識を変えていく努力が求められる。

Webikeニュース編集長 ケニー佐川

ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

国産・外車を問わずミニモトからビッグバイクまで、どんなバイクでも乗りこなすモータージャーナリストとして2輪専門誌等で活躍中。
16歳から乗り継いだバイク30台、テストライド経験300台以上。装備や用品、カスタムパーツのテストも数多くこなしてきた。
MFJ公認インストラクター。米国ケビン・シュワンツ・スクール修了。

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