[HONDA]SBK Rd.12 レイは最終戦で2位表彰台に立ち、総合3位

2014年のシーズン最終戦が、10月31日(金)から11月2日(日)までの3日間、カタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで開催されました。ロサイルでスーパーバイク世界選手権が開催されるのは、2009年以来5年ぶり。今年は、ロードレース世界選手権(MotoGP)同様にナイトレースで行われることになり、ナイトレースを経験していない選手にとっては、新鮮な体験となりました。

最終戦を迎えたPata Honda World Superbikeのジョナサン・レイは、11戦22レースを終えて4勝を挙げ、8度の表彰台に立って総合4位。総合3位のマルコ・メランドリ(アプリリア)と11点差で最終戦を迎えました。

レイは、今大会で好調なスタートを切って、フリー走行では常にトップタイム争いに加わりました。金曜日1回目のフリー走行では、真っ先に2分を切る1分59秒台のタイムをマークして首位に浮上。2回目のセッションでは1分58秒台に入れて僅差の4番手、土曜日3回目のフリー走行では、1分58秒台前半のタイムをマークします。そして、スーパーポール方式の予選となるSP2に総合2番手で進出し、優勝を狙える安定した走りをみせていました。そして、SP2の前に行われた4回目のフリー走行ではトップタイムをマーク。今季2度目のポールポジション獲得が期待されたSP2では痛恨の転倒を喫して7番手でしたが、決勝では3列目から追い上げのレースに挑み、第1レース、第2レースともに、トップグループに加わるすばらしい走りを披露しました。

第1レースは、オープニングラップで2番手に浮上すると、トップを走るロリス・バズ(カワサキ)を追撃しました。背後には、シルバン・ギュントーリ(アプリリア)、トム・サイクス(カワサキ)、メランドリ、ダビデ・ジュリアーノ(ドゥカティ)が続き、6台がトップグループを形成します。その中から、終盤、ギュントーリが抜け出して優勝。2位にバズと続き、レイは、サイクスとし烈な3位争いを繰り広げましたが、終盤で痛恨のオーバーランを喫して、4位でフィニッシュしました。

第2レースでも好スタートを切ると、2周目にトップに浮上して先頭集団をリードします。中盤になるとその差を縮めてきたギュントーリとサイクスの3台でトップグループを形成。その中からギュントーリが抜け出して、2レース連続優勝。レイは、第1レース同様サイクスとし烈な争いを繰り広げ、その戦いを制して2位でフィニッシュしました。

これでレイは、総合3位争いを繰り広げていたメランドリに両レースで先着。11点差を逆転し、1点差で総合3位へ浮上することに成功しました。

チームメートのレオン・ハスラムは、前戦フランス大会で今季初表彰台に立ち、今大会も予選6番手と上り調子をアピールしました。しかし、第1レースはセットアップがうまくいかず、オープニングラップで8番手。そこからは、大混戦の中でポジションを上げていけず11位。第2レースはセッティングを変更してペースを上げることに成功しましたが、序盤の混乱の中で17番手までポジションを落としたことが影響し、10位まで追い上げるのが精一杯でした。今年はシーズン前半で電子制御に苦しむレースが多く苦戦しましたが、最終的に総合7位までランキングを上げることに成功しました。

今大会の両レースを制したギュントーリは、今季の総合チャンピオンに輝きました。

スーパースポーツ世界選手権は、すでにチャンピオンを決めているマイケル・ファン・デル・マーク(Pata Honda World Supersport)が、予選2番手から今季6勝目を達成。チャンピオンにふさわしい形でシーズンを締めくくりました。2位には、予選4番手から好スタートを切ったラタパーク・ウィライロー(Core PTR Honda)が入り、念願の初表彰台を獲得。総合9位でシーズンを終了しました。

以下、CBR600RR勢は、ロレンツォ・ザネッテイ(Pata Honda World Supersport)が7位でフィニッシュして総合4位。ラファエレ・デ・ロサ(Team Lorini Honda)が13位でフィニッシュして総合10位。今大会リタイアのジャック・ケネディ(CIA Insurance Honda)が総合12位でした。

Hondaは、1997年にスタートし、今年で18年目を迎えるスーパースポーツ世界選手権で、10度目となるコンストラクターズタイトルを獲得しました。

コメント
■ジョナサン・レイ(スーパーバイク 4位/2位 ランキング3位)
「カタールの照明の下で、今シーズンをこのような形で終えられて非常にうれしいです。このようなすばらしい仕事をしていること、そして、ここにいることがどれだけ幸せなことなのかを、改めて感じています。今年、最大限の努力をしてくれたチームに感謝したいです。走っていてとても楽しいマシンを用意してくれました。この一年を通して、CBRを改善させることができました。表彰台にたくさん立てましたし、こうしてチャンピオンシップ3位でシーズンを終えることができて、とてもうれしいです。これでいい形で来シーズンへ進むことができます」

■レオン・ハスラム(スーパーバイク 11位/10位 総合7位)
「第2レースのスタートは、バズが5人くらいのライダーを巻き込んで僕の前を横切りました。彼が僕に接触しそうになり、2人ともコースを外れました。そのため、ほとんど最下位という位置から、10位まで追い上げることになりました。こういうレースでシーズンを終えるのはとても残念です。今日は、第1レースから第2レースに向けてマシンを少し改善しました。ほかのライダーたち同様、ソフトタイヤを選択しなければならなかったかもしれません。終盤は一人で走ることになりましたが、追い上げるのは楽しかったです。そして、チャンピオンシップで7位を獲得できたことが一番重要なことでした。今週末は、ちょっと運に見放されましたが、みんなとてもいい仕事をしたと思います」

■マイケル・ファン・デル・マーク(スーパースポーツ 優勝 2014年チャンピオン)
「今シーズンは最高の一年でした。そして、今日はすばらしい一日となりました。気持ちよく走ることができたし、チャンピオンになれた理由を見てもらえたと思います。タイトルを獲得したいと本当に願い、がんばってくれたチームに感謝したいです。すばらしいマシンと、リズムよい走りがありました。僕を支えてくれたチームのみんなとスポンサーに感謝したいです。僕のスーパースポーツにおけるキャリアを、最高の形で終えることができました」

■ラタパーク・ウィライロー(スーパースポーツ 2位 総合9位)
「最初のセッションからとても感触がよかったです。そして、レースを楽しむことができました。スタートからいいペースがあり、マイケルについていくことができました。僕のマシンは最高だったし、できる限りプッシュしました。自分にとってもすばらしい結果でした。こんなにいいセットアップを見つけてくれたチームと、僕のタイのファンみんなに感謝したいです。今日はとてもうれしいです」

■ロレンツォ・ザネッテイ(スーパースポーツ 7位 総合4位)
「今日のレースと、今シーズンに関しては、少しフラストレーションがたまりました。シーズンの後半は、レース終盤のタイヤの消耗に苦しみました。そのため、フロントタイヤに負担がかかり、結果的に前後のタイヤのパフォーマンスが落ち始めるのです。チャンピオンシップでは4位を獲得しましたが、3位で終えることもできたと思います。マシンの感触はよかったのですが、今年は本当のポテンシャルを発揮できないレースが多かったと思います」

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